マナ・カナもすっかりオトナ!? 夜のヒ・ミ・ツに思わず赤面っ
今日ツッコませていただくのは、9月29日からスタートしたNHK朝ドラ『だんだん』。
互いの存在を知らず、島根と京都で別々に暮らしてきた双子の姉妹(マナ・カナ)が、18歳の誕生日に偶然出会ってしまい、運命が変わっていく……というベタなストーリーだ。テンポの良さ、展開の早さ、わかりやすいストーリーと主人公の演技力によって、「開始から1週間ですでに前作(瞳)の全話の内容を超えた」などという声もネット上に見られる、なかなかの好評ぶり。
若すぎる母親役(石田ひかり)は、NHK朝ドラではある程度恒例(『ちりとてちん』和久井映見、『瞳』飯島直子などなど)だし、今回は設定上、「ヒミツ」があるから、それはまあ良いとして。ちょっと気になってしまうのは、やや昼ドラ臭のある大仰なセリフまわしだったりする。何も知らない弟が、そっくりの二人の出会いに驚き、デジカメで写真を撮ってきて見せると、父・吉田栄作が瞬時に、怖い顔で「どげでもええが」と受け流す。そして、娘が風呂に入っている間に、こっそり写真を消去してしまい、唯一、双子の存在を知っている自分の母親と語り合う、こんなシーンがある。
「アノ写真、なじょしたがね?」(母親)
「消去した」(栄作)
「消してしまったか」(母親)
「あれは、ないもんじゃけん」(栄作)
(中略)
「京都のヒミツは、嘉子(妻)にも話しとらんけえ」
いや、ドラマ上ではさほど不思議なシーンではないのだが、これ、高校生の娘がいるオヤジが、自分のかあちゃんと夜中に過去の恋愛について語るシーンとして見ると、ちょっと気持ちが悪くないだろうか。
それが、いいオッサンであること。さらに、それを「京都のヒミツ」と呼んじゃうこと。想像すると、どうにもこそばゆい。ただし、久々に観る吉田栄作は、予想外に演技がうまくなっている。「ウォ~!」と叫ぶ伝説のドラマ(山口智子と共演したドラマ『もう誰も愛さない』)のときとは、なんだか別人だ。
一方、双子の京都の舞妓のほうも、「京都の秘密」に触れる。ナレーションは、こうだ。
「この瞬間、夢花は、開けてはいけないパンドラの箱をどうしてもあけたくなったのです」
昼ドラかっ! 東海テレビかっ! とはいえ、今のところベタなだけに、安定感があり、非常に安心して観られる良い朝ドラです。
(田幸和歌子)
ど、どっち!?
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