サイ女の昼ドラ通信

『やすらぎの郷』石坂浩二が、不倫中の孫から「ATM扱い」! 「妙にリアル」と視聴者騒然

2017/09/14 15:20
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『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)公式サイトより

ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(木曜日)お届けします!

『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月~金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。

【サイ女の昼ドラ通信バックナンバー】
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<99話~103話>『やすらぎの郷』性暴力被害に認知症……倉本聰が描く“忘れる”ということ

■9月7日(木)/114話~9月6日(水)/118話
 114話では、亡くなった姫こと摂子(八千草薫)の本葬のために、小さくなった姫のお骨とともに多くの人たちが東京へと出発する。栄は静まり返った「やすらぎの郷」で追悼文の執筆に取り掛かるが、理事長の名倉(名高達男)に誘われ、同施設の住人である秀次(藤竜也)や白鳥(上條恒彦)とともに姫の見事な最期について話を聞く。さらに栄たちは、しのぶ(有馬稲子)が姫の枕元に置いていったという一冊の詩集の存在を知る。

 115話では姫の追悼文を書き上げた栄が、本葬から帰って来たマヤ(加賀まりこ)に葬儀の話を聞くシーンが描かれた。その夜、「やすらぎの郷」には白鳥が奏でる葬送のラッパが静かに響きわたる。


 姫が旅立って10日が経った116話。栄のもとに孫の梢(山本舞香)が訪ねてくる。久しぶりに会う梢は大人びた雰囲気になっていた。そこで栄は、生まれ育った善福寺の家が取り壊されたことを知るのだった。親元を離れた梢は、52歳のパートナーの男性と一緒に暮らしていると打ち明ける。孫に息子より年上の彼氏ができたと知った栄は大パニック。そんな栄の様子に視聴者からは「菊村先生がパニックになってるの可愛すぎる」「菊村先生がこんなワタワタしてるの初めて見た!」といった声が上がっていた。

 117話で栄は、心の準備もできないまま、息子より年上で妻子持ちという梢の同棲相手・湊勇一(松井誠)と会うことに。栄は努めて冷静を装うが、梢が妊娠していることを知り、血圧が上昇。さらに、梢から、「(不倫をしたのは)おじいちゃんの遺伝」だと言われ、逆上してしまう。

 118話でも引き続き、栄、梢、勇一の話し合いが描かれた。梢が会いに来たのは、勇一が妻と別れるための慰謝料1500万円を用立ててほしいと頼むためだったと知り、栄は血圧が再び上昇。梢から栄の遺言書のことや生命保険、栄がこれまで残して来た作品の知的財産権のことをとうとうと告げられ、ついに笑い出してしまうのだった。そして栄は2人に「そんなことに俺の遺産は使わせん!」と言い切る。この展開に、視聴者からは「先生つらすぎる……」「やっと先生がメインの回だと思ったら、めっちゃ身につまされる話だ」「老人が愛する家族からATMのような扱いをされるのが、妙にリアル」との声が。「倉本聰もこういう経験したことがあるんだろうな……」という臆測の声も上がっていた。

 117話・118話では、石坂と、お嬢こと冴子役で石坂の元妻・浅丘ルリ子、石坂の元彼女というウワサがある加賀まりこ、そして石坂と離婚後に浅丘が付き合っていた松井が勢揃い。石坂の元妻、元彼女、元妻の元彼氏というやたらと意味深なキャスティングに「役者の関係がカオスすぎて内容が頭に入ってこない」と嘆く視聴者もいたようだ。

最終更新:2017/09/14 15:32
やすらぎの郷(下) 第91話~第130話
複雑な人間関係