【連載】元Jr.独占手記<6>

【元Jr.独占手記】ヤラカシは全員「頭おかしい」――ハゲ散らかしたおじさん、スパイのような女も

2017/07/03 08:00
iwamotohikaru
突然いなくなった時は冷や汗かいたよ、ひーくん

 以前、この連載で、ルール違反を犯してまでジャニーズとつながろうとする熱狂的なファンのことを「ヤラカシ」と呼ぶ……そんな話をしました。ジャニオタの間でも、「ヤラカシはヤバい」と語り草になっていると思いますが、今回は元Jr.の目線から、ヤラカシの恐ろしさをお教えしようと思います(笑)。

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 Jr.たちの間で、ヤラカシとは、「現場でルールを守らず、タレントに直接接触しようとしてくるファン」「仕事現場以外の場所まで追いかけてくるファン」などと定義していました。つまり、自宅まで後を付けてきたり、学校まで押しかけてくる子、無理やり触ろうとしたり、話しかけてくる子ですかね。年齢層はだいたい10~20代前半、僕がJr.だった頃は、ギャルっぽくて、ノリが軽い子が多かったかな。あと、こんなこと言っちゃあアレだけど、9割はブス(笑)!! 1割だけ美人な子がいたけど、総じて「頭がおかしい」っていう印象しかありません。

 まずヤラカシに驚かされるのは、自分たちも聞かされていない仕事の予定を知っているんですよ。ある現場で、ヤラカシに「明日は●時から■■■だよね?」といわれ、「いやそんな仕事入ってないけど……」と思っていたら、その後マネジャーから、本当にその予定が入るんですよ(笑)。デビュー組の先輩たちの仕事を調べて、Jr.のスケジュールを予想しているのかもしれませんね。

 あと、僕は実家に来られたこともあったな……その時は、ちょっとヤンチャな学校の友達に連絡して、追い払ってもらいましたけど、ほとほと面倒くさかった。それから、一番ゾッとしたのは、仕事からの帰り道、いきなりヤラカシが近づいてきて、無理やりカバンの中にプレゼントを入れられたんです。さすがに腹が立って怒鳴ったので、もう来ないだろうと思ったのに、次の日、何のアピールか知りませんけど、顔に包帯を巻いてニヤニヤ笑いながら「昨日はありがとう」とか言ってきて。きっと、僕に認知されたことが、うれしかったんでしょうね。そうそう、ヤラカシには若い女の子ばかりじゃなくて、ハゲ散らかしたおじさんもいたので、「襲われたらどうしよう」「勝てないかもしれない」という不安は常に抱えてましたよ。


 2014年、SnowManの岩本照くんが、ヤラカシと口論した末に、右眼窩底骨折の重傷を負わせて謹慎処分になった事件がありましたけど、実はJr.がヤラカシに手を上げるなんて、日常茶飯事で、よくある話。ケガをさせたのは悪いことだけど、ヤラカシの恐怖を知っているだけに、「岩本くん、報道されちゃってかわいそう」と同情しました。きっとJr.の多くもそう思ったはずです。

ジャニーズおっかけマップ2014