逮捕、放尿、犬のトラブルまで! セレブは飛行機内でもお騒がせ

2012/02/05 11:45
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ダンスより犬をどうにかすべきだった、J・ロペス
とM・アンソニー

 映画やドラマ、アルバムのプロモーションのほか、ロケやコンサートなどで世界中を飛び回るセレブたち。移動中の機内で休息を取る者が多いため、飛行機内での彼らの様子が世に出回ることは稀である。しかし、最近、機内でトラブルを起こすセレブが増えておりニュースとして報じられることもしばしば。昨年はジャスティン・ビーバーが、カンタス航空の乗務員に無礼な態度をとったことが、他の乗客によりTwitterで暴露され大きな話題となった。しかし、ジャスティンの一件はまだかわいいもの。中には、とんでもない問題を起こしたセレブもいるのである。

 今回は、飛行機でとんでもないトラブルを起こしたセレブを紹介したい。

■第5位 ホイットニー・ヒューストン(48歳)

 2000年にハワイの空港で大麻を所持していたため拘束されたことがあるホイットニーは、機内でもトラブルを起こしたことがある。問題を起こしたのは昨年10月12日、アトランタ発デトロイト行きのデルタ航空のフライト。CA(客室乗務員)から「もうすぐ離陸するので、シートベルトをお付け下さい」と促された彼女は、「イヤッ」と拒否したのだ。別のCAもホイットニーに「危ないから」と頼んだところ、自分ではやりたくないとデカイ態度をとり、「締めないと降りてもらうことになる」と伝えられると、「じゃアンタに締めさせてあげる」と言い放った。アルコール中毒、薬物中毒で知られる彼女だが、関係者によるとこの時はシラフだったとのこと。ただひどく疲れており、機嫌が悪かったそうだ。ちなみに、デトロイトには新作映画『Sparkle』のロケのため訪れており、撮影現場でも相当なディーヴァぶりを発揮したようだと囁かれている。

■第4位 アレック・ボールドウィン(53歳)

 昨年12月6日、ロサンゼルス発ニューヨーク行きのアメリカン航空に搭乗したアレック・ボールドウィン。iPhoneの人気ゲームアプリ「Words with Friends」を止めようとしないため、CAが「もうすぐ離陸するので電源をお切りください」と促したところ、これを拒否し、iPhoneを持ったままトイレに入ってしまった。入る際にドアを叩き閉めたため、機長もこのことを問題視し、強制的に降りる様命じられてしまった。


 激怒したアレックは、iPhoneでTwitterに「まだゲートに停まっていて、他の客も携帯電話を使っていたのに、自分だけ吊るし上げられた」と、ご丁寧に「アメリカン航空が破産するわけだ」というハッシュタグまでつけてツイート。これに対して、アメリカン航空はFacebookで応戦。「自己主張の強い客」が「乗務員に極めてひどい悪態をつき罵声を浴びせた」ため降ろしたという文を掲載した。アレックはしばらく怒っていたが、時間が経つにつれ「ほかの客に迷惑をかけてすまなかった」と謝罪するように。怒りの沸点が低いこと、熱しやすく冷めやすいキャラクターで知られ、「どこが憎めない」というイメージが定着しているため、世間は「アレックらしい」と生温かく見守っていた。

■第3位 コートニー・ラブ(47歳)

 搭乗拒否されるどころか、機内で問題を起こし目的地に到着したと同時に逮捕されてしまったセレブもいる。2003年2月4日、ロサンゼルス発ロンドン行きのヴァージン・アトランティック航空のアッパークラスに乗り込んだコートニー・ラブは、フライト中、CAに「安全のため座席に座りシートベルトを着用して欲しい」と促されブチ切れてしまったのだ。コートニーはCAに対して暴言を浴びせまくり、暴力的な態度をとるなど大騒ぎをしたため、機長はコックピットから警察に通報。目撃者によると、コートニーはCAと激しく口論し、声を荒げて罵倒していたという。

 通報を受けた警察は空港の到着ゲートでスタンバイし、コートニーを傷害罪と機内での危険行為罪の容疑で逮捕した。コートニーは1995年にもオーストラリア行きのフライトの中で、CAに暴言を吐き問題となっており、懲りない人だとバッシングされた。

■第2位 ジェラール・ドパルデュー(64歳)


 フランスを代表する名優ジェラール・ドパルデューが、前代未聞の機内ハプニングを起こしたのは昨年9月16日、パリ発ダブリン行きのシティジェット機内でのこと。離陸に向けた準備をしている機内で、突然「おしっこがしたいっ!」と大声で言い立ち上がろうとした。CAから「危ないので、シートベルトサインが消えるまで待って欲しい」と促されたものの、滑走路が込んでいたため離陸が遅れ、我慢できなくなった彼は空き瓶の中に放尿したのだが、誤って床に撒き散らしてしまったのだ。

 空き瓶にするのは同乗していた役者仲間が提案したもので、彼は「一部で伝えられているが、泥酔していたわけではない。我慢できなかっただけだ」とジェラールを庇護。この一件で飛行機から降ろされてしまったジェラールは、後日CNNで「瓶から溢れてしまったんだ。自分は大男だから、瓶が小さ過ぎてね。自分で片付けるよって言ったのだけど、CAはすごく怒ってしまって降ろされてしまったんだ」と釈明。このニュースを伝えたCNNの看板ジャーナリスト、アンダーソン・クーパーはジェラールのコメントが笑いのツボに入ってしまい、生放送なのにゲラゲラ笑い続けるという非常に珍しい失態をし、ファンを大喜びさせた。

■第1位 ジェニファー・ロペス(42歳)&マーク・アンソニー(42歳)

 本人が問題を起こしたわけではないが、機内での問題が裁判沙汰にまで発展し、責任を問われることになったのが、ジェニファー・ロペスとマーク・アンソニーのふたり。2006年、プライベート・ジェットに乗った際、軍で訓練を受けた護衛犬のジャーマン・シェパード、フロイドを同行させたふたり。この犬が飛行中、CAに襲いかかりケガを負わせてしまったのだ。

 フロイドは、ナイフの形や銀を手にしている者を攻撃するよう特訓されており、食事の用意をするため銀のカトラリーを持っていたCAを見て興奮してしまったのだという。足に強い頭突きをくらい、勢いよく後ろに倒れてしまったCAは腰を強打し、仕事を続けらなくなってしまうほどの後遺症を負ってしまった。

 CAは、この事故の責任はジェニファーとマークにあると裁判を起こし、専門家も「ふたりの責任だ」と非難。フロイドはその後もハウスキーパーやアシスタントに襲い掛かり、ジェニファーとマークは彼を手放すことに。女優のニコール・ロビンソンが引き取ったのだが、彼女の家でもベビーシッターに襲い掛かり、裁判沙汰になっている。

 ほかにも、ズボンをずり下げた状態で搭乗しようとしたところ、CAに「ちゃんと上げろ」と促され、「他にやることがあるだろ!」と悪態をつき、搭乗拒否されたバンド「グリーン・ディ」のビリー・ジョー・アームストロング。「離陸するから携帯の電源を切ってくれ」と何度も促されたのに従わず、CAをバカにしたため降ろされてしまったジョシュ・デュアメル。空港のファーストラウンジで飲みすぎてフラフラになり、搭乗拒否されたデビッド・ハッセルホフ。機内ではないが、ロンドンの空港で荷物が出てくるのが遅いと腹を立て、スタッフに暴力を振い、逮捕されたナオミ・キャンベル。ポール・マッカートニーも1980年、成田空港でマリファナを持ちこもうとしたのが見つかり、10日間拘束されている。スヌープ・ドッグにいたっては、なんと3回も空港で逮捕されているのだ。退屈な空の旅も、セレブが乗り込めば、こんなにもドラマチックになってしまうのである。

『女性のためのトラブル知らずの海外旅行術』

大きめの空き瓶を持って行こう!

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最終更新:2012/02/05 11:45