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自宅に「不思議の国のアリス」!?　理想のセレブママランキング

2010/05/08 17:00

　5月第2日曜日は「母の日」。母親に感謝の気持ちとカーネーションを贈る習慣は、アメリカから伝わったもので、本場では「いつも家族のために尽くしてくれるお母さんのために、お父さんと子どもが家事をして、お母さんには休んでもらう感謝の日」が定番となっている。

　しかし、セレブママの大半は、ナニー（幼児教育のスペシャリスト）任せで育児に携わらないことが多く、ケイト・モスのようにボーイフレンドとコカイン吸引に忙しいというダメ母も多い。それどころか、3人の養子を虐待し続け映画化（『愛と憎しみの伝説』）までされた往年の大女優ジョーン・クロフォードのように、鬼母も少なくないとされている。

　今回はセレブママであっても、母親としての務めをきちんとこなす「理想の母親」ベスト5を、選りすぐってランキングしてみた。

　第5位　ニコール・リッチー
（ハーロウ・ウィンター・ケイト・マッデン 2歳／スパロウ・ジェイムズ・ミッドナイト・マッデン 7カ月）

　パーティー、アルコール＆ドラッグと奔放的なハリウッド・ヤング・セレブの代表格であったニコール。激やせするなど、かなりの自己愛者であるとされていたが、2007年にジョエル・マッデンとの子を妊娠したと分かると同時に、生活を一転。お腹の子によい食生活や、ストレスフリーな生活を心がけるようになり、出産後も有機野菜や無添加食材のみを使ったオーガニックな生活を極めるように。自ら料理をし、離乳食も得意とか。また、塩素を嫌い、市販のお尻拭きは買わず「布に水をつけて、拭いている」とのこと。おまけに「健康に悪い」と、娘のそばで携帯電話を使用することを禁じているとか。ニコールいわく「偽善的だと思うでしょうけど、子どもができると全てが変わるのよ」。

　第4位　アンジェリーナ・ジョリー
（マドックス 8歳／パックス 6歳／ザハラ 5歳／シャイロ 4歳／ノックス＆ビビアン 1歳）

　「実子には毒母」と悪い噂もよく流れるアンジーだが、子どもたちの仲良い姿を見る限りは、デンと構えた、よき母。マドックスを養子に受け入れた際、常に彼を最優先するようになったため、元夫と亀裂が生じ離婚。1歳未満で迎えた他の養子と異なり、3歳で家族の一員となったパックスは精神的にかなり不安定な日々が続き、アンジーは毎晩彼を抱きしめながら寝ていたそう。国際養子セラピストや精神科医と密に連絡を取り合い、子どもたちにベストな環境を与える努力を惜しまないアンジー。「私の子どもたちへの無限の愛は、母から受継いだもの」と語り、あと8人は子どもが欲しいと公言している。

　第3位　ケイティ・ホームズ
（コナー 15歳／イザベラ 17歳／スリ 4歳）

　トム・クルーズと結婚後にサイエントロジーに改宗したが、家族を大切にするカトリックの家庭出身のケイティは、母性の強い女性として有名。トムがニコール・キッドマンと婚姻時に養子として迎えたコナーやイザベラとはすぐ打ち解け、一緒にスポーツ観戦など楽しんでいる。4歳にしてお抱えパパラッチまでいる実子スリが激写されるときは常にケイティが側におり、決してシッター任せにしない姿勢が垣間みられる。

　毎晩、スリが寝る前に絵本を読むなど、ごく普通の母親であると本人は強調。サイエントロジーの教えで、子どもを一人の人間として扱うため、一時期は相当ワガママだったスリだが、ケイティが上手くコントロールし、最近は逆に精神年齢が高くなってきたと評判。先日は、5歳以上のバレエ・クラスに入学許可されたとか。ケイティの服も決めるというスリとは、何でも話せる友達のような母娘関係を築き上げていくことだろう。

　第2位　ジェニー・マッカーシー
（エヴァン・ジョセフ 7歳）

　先日、ジム・キャリーとの5年間に渡る交際に終止符を打った元プレイメイトでセクシー女優のジェニー・マッカーシーは、わが子が自閉症であることをカミングアウトしている数少ないセレブママの一人。ただ告白するだけでなく、息子のために医師と対立しながら、食事療法、デトックス治療、精神セラピーなど、自閉の症状を軽減するといわれることは全て挑戦。その効果はテキメンで、もうすぐ8歳になる息子は、自閉症とは思えないほど明るく社交的になり、ジェニーは母親の鏡と称されるように。

　妊娠や子育て本も出版しており、3年前に出版した「Louder than Words」では、診断を受けたときの心の葛藤、息子への無償の愛、苦しみながらも前に進もうと努力する気持ちなど、赤裸々に告白。現在も予防接種が自閉症を引き起こすという説を支持し、息子の世話に明け暮れながらも戦い続けている。

　第1位　ジェニファー・ガーナー
　（ヴァイオレット・アン 4歳／セラフィナ・ローズ・エリザベス 1歳）

　「LOST」などヒット作を手掛けるJ・J・エイブラムスが惚れ込み、TVドラマ『エイリアス』の主人公役に大抜擢。アクションもこなせる女優として一世を風靡したジェニファー・ガーナーは、2005年6月にジェニファー・ロペスの元彼で、俳優のベン・アフレックと再婚。12月に長女を出産すると同時に母性全開となり、家族中心の生活に突入。住み込みのナニーを雇っているものの、長女のプリスクールの送迎は基本的にジェニファーが行い、疲れた娘をおんぶしたり、ご褒美のスイーツを食べに寄り道したり。

　サンタモニカの高級住宅街にある15億円の大豪邸に住み、「不思議な国のアリス」的な娘専用ガーデンもあるが、公園にもよく連れて行き、スッピンにジーパン＆ダボダボ・シャツで楽しそうに遊び相手をしている姿がよくパパラッチされている。料理、家事、ガーデニング大好きなジェニファーは、もともと主婦気質の高い女性。来年、再来年あたりに3人目を産むだろうと予想されている。

　次点で、産後鬱を乗り越え2人の子供に無償の愛を注ぐブルック・シールズ、4歳にしてハイパーな行動で注目を集める息子を暖かく見守っているグウェン・ステファニー、食事、服、玩具、何もかもベストなものでないと、と必死なハル・ベリー、長男の学校の行事には必ず出席するようスケジュールを調整するというサラ・ジェシカ・パーカー、などなど。

　セレブが育児をしているか、放棄しているかは、子の表情を見れば一目瞭然！　1位に輝いたジェニファー・ガーナーは、ヴァイオレットとセラフィナの弾ける笑顔と、ハンサム夫の手料理（恐らくパンケーキ）で母の日の朝を迎えることだろう。