サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー“コスパ”特集の「an・an」、見どころは上原美優の名言にあり カルチャー [女性誌速攻レビュー] 「an・an」2009年6月17日 “コスパ”特集の「an・an」、見どころは上原美優の名言にあり 2009/06/10 21:30 女性誌速攻レビューan・an 「an・an」2009年6月17日/マガジンハウス 今週の「an・an」の特集は「コスパで幸せ!」。世間の流れがゴージャスから、節約志向に入っていることに合わせた企画。でも、「安い=コストパフォーマンスがいい、というじゃないのよ!」というメッセージがびんびん感じられる展開となっております。女性誌の宿命は「消費意欲を盛り上げる」ことですもの。では早速、内容を見てみましょう。 <トピック> ◎ウェルカム、価格革命! コスパファッション・フラッシュ! ◎コスパ天国・109&下北沢に潜入! いいもの探しの極意、教えます ◎かんたんリメイクでかわいくアレンジ! プチDIYのすすめ ◎大満足のバリューグルメ ■「an・an」にニッセンの商品掲載!! コスパ特集の前半はかなりの分量を割いて、「コスパファッション」を掲載。4月末のオープンから話題を集めている「FOREVER21」や、同じ原宿の「collect point」など”リーズナブルなのにオシャレ”というショップを紹介。 また「8人の目利きの審美眼も納得! コスパのいいもの、ハイ&ロー」のコーナーでは、モデルの杏やRINA、109の元カリスマ店員・森本容子などが「モノの価値」を語り、オシャレ雑誌ならではの展開。 ところが、続いての「優秀アイテムがこの値段で! 価格切りトレンドアイテム48」は現実的。「5,500円以下のワンピース」「2,000円以下のアクセサリー」など値段・ジャンル別に商品が並べられています。しかもその中に「ニッセン」の商品が!! いや、ニッセン自体に問題があるのではなく、「an・an」にニッセンの商品が載っていることが衝撃! 「編集記事に見せた広告記事」なのかもしれませんが、フランスのファッション誌「ELLE」の日本語版として創刊した「an・an」の歴史を思うと、なんともやりきれない気持ちになりました。 ■美容のプロに、「コスパ」は通じず…… 続いてはコスメ編「毎日使うから、クオリティ重視。プロが選んだ高機能コスメ」のページをチェック。中には「ソンバーユ」「ダヴ オイル泡クレンジング」などのお手ごろ実力派もありましたが、「ゲラン オーキデ アンペリアルクリーム」は5万2,500円! それでも推薦者のメークアップアーティストいわく、「50回は使え、1回約1,000円。実質的にはローコスト」ですって……。エステ並みの美肌効果が見込めるらしいのですが、プロの美意識は一般人には参考になりません。 ■上原美優に首ったけ! 「コスパ」というか「節約」の真打・上原美優が登場したのは「機能はもちろん、価格も優秀! 女子のための家電選び講座」。最近、「家電王子」の称号を手にして俳優からタレントに立場をスライド(降下?)させた、細川茂樹と専門コーディネーターの二人が迎え撃ちます。 「AV家電」の選び方を学ぶコーナーでは、上原が「私、テレビは世界の亀山モデルなんです! でも地デジ設定してなくてアナログしか見られない」という発言に、細川が「俺はもう、家だけでなく車の中まで全部地デジだもん」と余裕の返し。専門家が「ビエラ・ワンセグとか(略)お風呂でも見られるし」と話題を振ると、「それってゲームですか?」と上原からの一発! 「ビエラ」って結構CMしていると思うんだけどなあ……。 続いて「美容家電」のコーナーで、脱毛後のワキのケアをする家電の話になり、「(女性が)ワキのお手入れをしてるのを見ても嫌じゃないですか?」と上原。「嫌じゃないよ」と”大人”な細川にテンション上がったのか、突如「じゃあ、女の人のおならとか許せる派ですか?」と大脱線! 細川も「別に許せるけど、してほしくはないね」とタジタジ。この勝負も上原の勝ちッス。 決着は「キッチン家電」コーナーに持ち込まれました。すでに上原の2勝のような気もしますけど……。まずは炊飯器について、「炊いたご飯を、2年間炊飯器の中でそのままにして」と上原がしれっと軽いジャブ。変わらずタジタジな細川は、「それはもう(炊飯器を)買わなくていいんじゃないかな」と受け流す戦法に。話が電子レンジに及ぶと、細川がポロっと「(レンジを)そろそろ買い換えたい」と漏らしちゃった。すかさず「じゃあ、今使ってるのください!」とつけこむ、上原。さすが、大家族ビンボーアイドル!! 細川が最新レンジではから揚げまで作れることをレクチャーすると、「すごい! じゃあ、私、野生のニワトリをしめてくるんで、作ってください」と爆撃! 完全なる圧勝です。 ほかにも「Tシャツをかんたんリメイク」「漫画家・桜沢エリカが語る ショッピング哲学」など、読み応えアリの記事がありましたが、すべての記事を「ニワトリをしめる上原美優」の画が邪魔をする……。それだけの破壊力を持った名言、今月の「an・an」はそれを読むためだけにあるのかもしれません。 『輝―仮面ライダー響鬼写真集』 惨敗 【関連記事】 矢沢心の”我慢”が透けて見える、「an・an」の同棲特集 【関連記事】 「CanCam」7月号で語った、上原美優の”進行形”ビンボー話 【関連記事】 金田一先生の新たな一面が垣間見れた、「an・an」”たしなみ”特集 最終更新:2010/01/17 04:02 次の記事 飲酒喫煙で解雇された元Jr.の浅倉一男がぶっちゃけライブ開催! >