モテライター・桜木ピロコ氏インタビュー(後編)

地方出身の女子に多い!? 肉食系女子の増加のワケとは……

2009/06/03 11:45
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「服装は常に男ウケを意識」と話す桜木ピロ
コ氏

(前編はこちら)

 『草食系男子の恋愛学』のコバンザメ商法(失礼!)とも言える、『肉食系女子の恋愛学』。前半では、同書の著者・桜木ピロコ氏に出版の経緯などを中心に聞いたが、後半では肉食系女子の生態に迫る—-。

――さて、前フリが長くなりましたが本題に入ります。なぜ、肉食系女子が増えたんだと思いますか?

桜木ピロコ(以下、桜木) これは、単純に社会が「草食系男子」「肉食系女子」を認知したっていうだけで、別に「肉食系女子」は増えてはいませんよ。(肉食系女子に)狩られたことがない人がほとんどなハズですからね。ただ、確実に前よりは増えてるし、今後も増えます。正確にいうと、肉食系女子が増えたのではなく、草食系男子が増えたんです。エサが増えたことが理由ですが、そもそもは男が情けないんです。

――まあ、俗流若者論云々ってワケではないですが、「最近の~」ってのはありますからね。ところで、同書を読むと、肉食系女子は向上心が高く都心型の女性に見られる傾向があるように見えますが。

桜木 アタシは東京の中でも歓楽街中の歓楽街で生まれ育ったんで、地方のことはよく分からないんですよね。東京出身じゃない人と付き合ったことも何回かしかないし。ただ、東京に出てきた地方出身の女子は、「絶対に帰らない」っていうけど、男は「いつか帰る」って必ず口にする。東京に出てくるだけでその女のコたちは向上心が高く、行動力もある、肉食系の資質を持っているんだと思います。


――なるほど。では、草食動物の皮を被った肉食系女子の有名人っていますか?

桜木 断言できますけど、女子アナは全員肉食系です。あとは、もろ「モテ服」のコって完璧に肉食系ですからね。だって、男ウケしか考えてないワケですから。

――(写真の)桜木さんのファッションも、単純に男ウケだけは狙っていますもんね。では、キャバクラ嬢的ないわゆる”ageha嬢”はいかがでしょうか?

桜木 アタシの知ってる限り、肉食ですね。セックスにも、お金にも。反論する向きも多いでしょうが、お金のためなら枕営業も厭わないキャバ嬢しか、アタシは知りませんね。でも、そんなの、悪いことでもなんでもないし、普通のことですよ。

――では、肉食系女子で良かったことはありますか?


桜木 よかったこと……。この本を出せたこと(笑)。あと、ちょっと優しくすると、男がコロっと騙されてくれるところ。マイナスのイメージが強いんで、ちょっといいことしただけで、すっごい評価があがるんですよ。これだけ男を漁っておいて、部屋に連れ込んだ翌朝、エプロン姿で味噌汁作ってあげたら……って、ネタばれじゃん! 逆に損することの方が多いかも。孤独だし、男に頼れないし、どうしてもセックスで責めにまわらないといけないし、めんどくさい!

――逆にイヤなことは?

桜木 一番イヤなのは、女の人に意地悪されること。肉食系女子の存在が邪魔なのって「彼女たちに男をかっさらわれた」女性だけなんです。それ以外には別になんら害のない存在なんですよね。

――意外にも(失礼!)繊細な部分はあるんですね。では、どういった人に読んでもらいたいですか?

桜木 モテたい人全員です。男女問わず。具体的な指南書ではないけど、すっごくヒントになることを書いたと思ってます。安心して読んで信じて下さい。頭だけで考えた本じゃないですから。

――おっしゃる通り、口先だけではなく、ある意味本当に”全身全霊を駆使して”書いていますよね。「はじめに」を読んだだけでも感じ取れました。では、最後になりますが、『草食系男子の恋愛学』の森岡正博氏に、ひと言お願いします。

桜木 ホント、スイマセン! タイトルを決めたのはアタシじゃないですから! なんだったら、カラダでつぐなうので、ぜひ、ご一報下さい。そして、これからも、みなさまの隣のお笑い作家として頑張ります! 見かけたら奢って下さい。いつでも彼氏募集中です。合コンも受け付けています。よろしくお願いします!

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肉食系女子の恋愛学』(徳間書店 1200円+税)
女性に積極的にアプローチできない「草食系男子」が話題になる一方で、貪欲に彼ら男性を狩る「肉食系女子」が急増中! なぜ、いかにして彼女たちは草食系男子を狙い、モノにするのか。そしてその心のうちは? 2,000回の合コンを体験し、年間1,000人以上の女の子を取材してきた希代の恋愛ライターが、肉食系女子のタイプから「狩り」の手口、男性観、知られざる素顔と心理、さらには彼女たちを引きつけるテクニックまでを完全分析。

桜木ピロコ(さくらぎ・ぴろこ)
1973年7月9日生まれ。大学卒業後、経済産業省勤務、イベントコンパニオン、情報誌記者など”いろいろ”経験し、フリーランスに。合コンの女王、オトシの女王、モテライターの異名をとる売文家。著書に、『私はなぜ一回でヤリ捨てられるのか』『六本木ナンパゾーン芸能紳士録』(共に、新潮社電子書籍)、『30過ぎたら女は怪物ちゃん』(扶桑社、共著)など。
※合コンの募集は『桜木ピロコオフィシャルブログ』まで(笑)

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最終更新:2011/03/13 18:19