サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場「ちい散歩」で意外なトリビア! 他局もパロるちいちいの魅力とは? 芸能 [TVツッコミ道場] 「ちい散歩」で意外なトリビア! 他局もパロるちいちいの魅力とは? 2008/11/07 17:00 TVツッコミ道場地井武男 テレ朝「ちい散歩」HPでは、今までの散歩の軌跡が見られる 今回ツッコませていただくのは、11月5日放送分の『ちい散歩』(テレビ朝日系)。 2006年4月にスタートした同番組、地井武男がただただ散歩し、路地を見つけたら突撃し、ブランコを見つけたらこぎまくり、店先でアレコレ食っては、カメラマンの口にも強引にねじ込む……などなど、その勝手気ままぶりが好評となり(?)、じわじわとファンを増やしてきた。 最近ではずいぶん知名度も上がり、『アメトーーク!』(同)のなかで、ネプチューン・ほりけんが「ほり散歩」をやったり、『堂本剛の正直しんどい』(同)でも「つよ散歩」が、『裸の少年』(同)では陳建一の「ちん散歩」があるなど、パロディも続出。 さらに、10月30日放送分の『うたばん』(TBS系)に地井武男が出演した際には、他局にもかかわらず、同番組をまるまる持ち出した出張版のような「ちい散歩(うたばん編)」も行われていた。 本も出るわ、オリジナルバッグも出るわ、やりたい放題の印象の同番組。そんななか、水曜の企画「ちい散歩くらぶ 昭和の風景」は、日ごろの無軌道な散歩とは一線を画し、きちんとしたテーマで昭和の風景を切り取るコーナーとなっている。 だが、その11月5日のテーマを見て、仰天した。 「昭和の風景 スピッツ」だ。「風景」なのに「スピッツ」って……? スピッツといっても、空もとべるはずだったりするわけではなく、白くてキャンキャンいうアノ犬である。いよいよ水曜までおかしなことに? ドキドキしながら見守ると、冒頭で「ちいちい」は、通りすがりの若い女性、中年女性などに「スピッツって知ってる?」と乱暴にふり、「ああ、知ってます。白い犬? もしかしてここ、発祥ですか?」「いや、そういうわけじゃないんだけども(笑)」といったやりとりをしていた。この唐突さは、いつもの「ちいちい」ペース。 だが、「今ではあまり見かけなくなったスピッツを求め、地井さんがやってきたのは中央区・月島」とナレーションが入った後は、知られざるスピッツの話が次々と語られていった。 要約すると……。 ・スピッツは洋犬だと思われがちだが、実は昭和初期に交配が始まった日本原産の犬だということ ・外国の生活に憧れた人たちの間で人気となり、広まったこと ・やがて乱れた交配が行われ、ムダ吠えの多いスピッツが増加してしまったこと ・その後、今はムダ吠えしない犬種が増え、さらに海外で人気となっていること どれもこれも知らなかった情報ばかり!! 「昭和の風景 スピッツ」なんて奇抜なテーマなのに、しかも「ちい散歩」なのに、暴走もなければ脱線も試食もない、実にまっとうな内容である。 「ちいちい」というキョーレツな素材を主役としつつ、曜日によって別の趣向も加え、番組の幅をぐんと広げている「ちい散歩」。人気・知名度とともに、いつの間にか安定感まで獲得してきているようだ。 (田幸和歌子) 【関連記事】 “うたのおにいさん”大暴走! 子供たちには見せられないその本性とは? 【関連記事】 カカア天下、放浪、●漏……悲しすぎる雄ライオンの人生 【関連記事】 波平が美容院に! ネタを地でいく「サザエさん」ワールド 最終更新:2008/11/07 17:00 次の記事 迫りくるエビちゃんパワーに、人気モデルたちは大ピンチ!? >