今週の人気記事ランキングベスト5|月9史上最低のドラマは?【8月15~21日】

サイゾーウーマンで今週よく読まれた「人気記事ベスト5」を紹介! (集計期間:8月15~21日)
【1位】
その昔、大コケしたドラマをもじって「レガる」なんて言葉もあったね……
【2位】
こないだヨーカドーに出かけたら恐竜たくさんいてジュラシック感あったよ!
【3位】
最新回ではインド旅行中!
【4位】
ここまでモラハラ男だったとは
【5位】
もうどこまでも悪手の中居だよ
サイゾーウーマンで今週よく読まれた「人気記事ベスト5」を紹介! (集計期間:8月15~21日)
【1位】
その昔、大コケしたドラマをもじって「レガる」なんて言葉もあったね……
【2位】
こないだヨーカドーに出かけたら恐竜たくさんいてジュラシック感あったよ!
【3位】
最新回ではインド旅行中!
【4位】
ここまでモラハラ男だったとは
【5位】
もうどこまでも悪手の中居だよ
【サイゾーオンラインより】
世間を騒がせた俳優・永野芽郁と田中圭の不倫疑惑だが、2度にわたる「週刊文春」(文藝春秋)の報道を双方の所属事務所が否定する中、永野に関しては一部で“海外逃亡説”まで取り沙汰されていた。
そんな渦中の人物が7月31日、約4カ月ぶりにInstagramを更新して話題となっている。
永野は5月に公開された主演映画『かくかくしかじか』がカナダ・モントリオールで開催されている『第29回ファンタジア国際映画祭』のコンペティション部門に正式招待されたことを受けて、原作者の東村アキコ氏とともに同地の舞台挨拶に登壇。
自身のInstagramには薄いベージュのドレスを身に纏い笑顔を浮かべた写真を掲載してそのことを報告している。
約2カ月ぶりに公の場に姿を現して事実上の“復帰”を果たした永野。その一方で自身の不倫疑惑に関してはいまだに完全スルーを決め込んでいるが芸能ジャーナリストの平田昇二氏は語る。
「永野さんの所属事務所は一連の報道を否定してはいるものの、実際に多数の出演CMやレギュラーラジオ番組、出演予定だった来年放送のNHK大河ドラマを降板したりと周囲に甚大な影響を及ぼしましたからね。本人から何らかの説明があってしかるべきと考えている人も多いでしょう。もっとも、あれだけ世間を騒がせておきながら何事もなかったかのように振る舞うその強心臓ぶりは、ある意味で大女優の貫禄とも言えるかもしれませんね」
そんな永野に関してはここに来て新たにNetflix作品への出演も一部で報じられており、このまま“逃げ切り勝ち”の可能性も浮上しているが、永野よりも先に見事な逃げ切り勝ちを成し遂げた女性芸能人もいるという。
番組制作会社スタッフはこう明かす。
「業界で話題になった、報道を完全スルーすることで窮地を脱したといえば、タレントの王林さんでしょう。王林さんは一昨年に初ロマンスとして都内の繁華街のカラオケバーで深夜にイケメン男性歌手を逆ナンパし、そのままホテルにお持ち帰りしたと女性誌で報じられました。青森のローカルアイドルグループ『りんご娘』の元メンバーで津軽弁で郷土愛をアピールし、たびたび『東京は怖い』や『青森にいないと肌が荒れたり呼吸が乱れたり体調が崩れる』などと語り、純朴なキャラクターでバラエティー番組を中心にブレークした彼女だけに、記事の内容とキャッチされたド派手なパリピ風のいで立ちのインパクトは大きく、当時はタレントイメージの崩壊も危惧されました。しかし、不倫ではなかったものの、自身に関する報道を完全無視した結果、大きなダメージを引きずることなく、今も変わらぬキャラクターで活躍を見せていますからね」
実際、王林は今年8月3日深夜に放送されたフジテレビ系『突然ですが占ってもいいですか?』に出演した際には、「強引な年上男性に惹かれる」との自身の占いの結果を受けて「えっ、心配! 危ない! 大丈夫かな……」と困惑の表情。
さらに、「(今後は)東京の男性との出会いをキッカケに東京に染まっていってしまう可能性も」と占い師から指摘されると、「怖い。逆に経験してないから、これから現れるかもしれないと思うと……」と怯えて見せて、「東京の男性って何を考えてるか分かんない。ちょっと、(方言で)なまっていないと本心でしゃべってると思えないんですよ」と話すなど、以前と変わらぬ純朴キャラで番組を盛り上げた。
不倫騒動から約3カ月、海外の映画祭で再始動を果たした永野だが、偉大な先達と同様の報道完全スルー戦略で復活を果たすことはできるのだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)
【サイゾーオンラインより】
2025年8月11日~17日に動画配信サービスでよく見られた有料・無料動画のTOP30を紹介します(情報提供:Rakuten PLAY)。
トップは、毎日放送・TBS系「スーパーアニメイズムTURBO」枠ほかで放送中の『ダンダダン第2期』。同作といえば、8月8日にX JAPANのYOSHIKIが劇中歌「Hunting Soul」に対して著作権侵害を訴えるようなポストをXに投稿し騒ぎになっていた。
YOSHIKIは当初、「何これ、XJAPANに聞こえない?」「この件何も知らないんだけど、こういうのってあり?」「弁護士達からも連絡がきた」などと投稿していたが、その後はトーンダウン。
19日には「自分の周りで色々なことが起こり過ぎていて、メンタル少しまいっています。自業自得です」などと投稿し、ファンから心配の声が寄せられている。
2位と3位は前週と変わらず『名探偵コナン』と『水曜日のダウンタウン』がランクイン。この週の『水曜日のダウンタウン』は「満腹×ジャンケン」と題した対決企画を放送し、ネット上で「このルール考えた人、すごい」などと大きな反響を呼んでいる。
同企画に反響について、お笑いライターの新越谷ノリヲ氏はこう語る。
「『水ダウ』では、古くはジャイアント白田 VS 篠原信一の『大食い柔道』や『催眠術 VS
大食い』など大食いと別の要素をミックスする企画が定番となっていますが、今回の『満腹×ジャンケン』や最近の『寿司合戦』はルールのわかりやすさ、面白さがズバ抜けていると感じますね。『満腹×ジャンケン』は視聴者が見慣れた『大食い』というコンテンツに『カイジ』シリーズを思わせるじゃんけんをミックスしているわけですが、始まる前からルールが明確に伝わるので、あとは安心して芸人たちのリアクションだけ楽しめばいいという状態になっている。そうした段取りの周到さが視聴者の反響を呼んだのだと思いますよ」
『水曜日のダウンタウン』では近年、純粋な検証やドッキリ以外に、目新しいルールによるゲーム企画が目立っている印象だ。その理由を前出の新越谷氏は次のように話す。
「もともと過激なドッキリで芸人を追い込むのが『水ダウ』の真骨頂でしたが、その反面でここ数年、短絡的に『イジメ』や『差別』といったワードによって番組を批判する声がSNS上に飛び交うようになってきました。コンプラ意識の高まりもあって、この番組なりに時代の流れというものを模索しているんだと思いますよ。ゲームや対決なら、敗者の芸人がひどい目にあっても平等なチャンスが与えられているわけですから、そうした類の批判は寄せられにくいということもあるんでしょうね。そこで『電気イス』や『寿司合戦』、今回の『満腹×ジャンケン』のような正解を出してくるのが『水ダウ』制作陣の底力といえると思いますよ」
トップ30のジャンル別の内訳は、アニメが14本、ドラマが14本、エンタメが2本となり、映画は圏外だった。
1位『ダンダダン 第2期』(アニメ)視聴人数555
2位『名探偵コナン』(アニメ)視聴人数500
3位『水曜日のダウンタウン』(エンタメ)視聴人数460
4位『怪獣8号 第2期』(アニメ)視聴人数400
5位『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』(アニメ)視聴人数360
6位『あんぱん』(ドラマ)視聴人数314
7位『19番目のカルテ』(ドラマ)視聴人数304
8位『しあわせな結婚』(ドラマ)視聴人数296
9位『SAKAMOTO DAYS』(アニメ)視聴人数277
10位『放送局占拠』(ドラマ)視聴人数271
11位『その着せ替え人形は恋をする Season2』(アニメ)視聴人数269
12位『愛の、がっこう。』(ドラマ)視聴人数248
13位『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(ドラマ)視聴人数218
14位『DOPE 麻薬取締部特捜課』(ドラマ)視聴人数191
15位『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』(エンタメ)視聴人数189
16位『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期』(アニメ)視聴人数182
17位『最後の鑑定人』(ドラマ)視聴人数180
18位『明日はもっと、いい日になる』(ドラマ)視聴人数179
19位『誘拐の日』(ドラマ)視聴人数172
20位『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』(アニメ)視聴人数169
21位『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(ドラマ)視聴人数166
22位『水属性の魔法使い』(アニメ)視聴人数163
23位『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』(アニメ)視聴人数154
24位『薫る花は凛と咲く』(アニメ)視聴人数150
25位『勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~』(アニメ)視聴人数142
26位『40までにしたい10のこと』(ドラマ)視聴人数138
27位『盾の勇者の成り上がり Season 4』(アニメ)視聴人数137
28位『追放者食堂へようこそ!』(アニメ)視聴人数136
29位『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(ドラマ)視聴人数133
同率29位『初恋DOGs』(ドラマ)視聴人数133
<情報提供>
Rakuten PLAY 8/11~8/17「コンテンツ総合ランキング」
<ランキングの集計方法について>
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:日本在住の15歳以上の男女
対象期間:月曜~日曜(予定)
回答者数:約3,000人(過去1週間で動画配信サービスを利用した方)
動画配信サービスの定義:有料モデル(定額制、都度課金型)、無料モデル(広告型)を含みます。ユーザー個人がアップロード可能な動画配信サービスは除きます。
更新日:毎週火曜午後(予定) ※祝日をはさむ場合は変更する可能性があります。
集計方法の詳細:回答者に対して、過去1週間に視聴した作品を質問(複数回答可)。
・誤回答を避けるため、候補作品をリスト化し、そのリストの中に該当作品がある場合は選択、無い場合のみ「自由回答」する方式。
・回答者に関しては、総務省発表の人口統計とインターネット利用人口を参考に回答者の性年代別バランスを調整。
【サイゾーオンラインより】
「LEO」名義のYouTubeゲームチャンネルを持つHey!Say!JUMP(以下、JUMP)の山田涼介が、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」(クレイジー ラクーン、以下CR)の「STAR部門」に加入することが明らかになった。JUMPファンの間では喜びの声や困惑の声が入り乱れており、「CR」を応援する一部ゲーマーたちも今後のチームの動向を不安視している。
かねてよりゲーム好きで知られ、2021年9月15日に個人のYouTubeチャンネル「LEOの遊び場【山田涼介】」を開設した山田は、このたび18年4月結成のプロゲーミングチーム「CR」に新設された「STAR部門」に電撃加入。8月20日に東京ドームで開催されたオフラインイベント『CR FES 2025』にサプライズ登場した。
イベント前に行われた加入発表会見で、山田はチーム入りの経緯を説明。約2年前、「CR.おじじ」こと「CR」代表・高野大知氏と一緒にゲームをしていた際に「涼ちゃんがCRに入ったら面白くね?」と、言われたことがきっかけだったという。
YouTubeチャンネル「LEOの遊び場」は、動画編集の実務以外はほぼ山田のみで運営しており、例えば生配信中に機材トラブルが起こった際は1人で対応しなければならないとか。アイドルや俳優活動の傍ら、同チャンネルを更新していく中で、高野氏や「CR」サイドのバックアップを受けていたとのことだ。
そんな山田は「これがもし、恩返しという形なのかわかりませんが、『Crazy Raccoon』に所属することで互いに支え合って、よりゲームのことを皆様に知っていただけたらいいな、というふうに思い、事務所(STARTO ENTERTAINMENT)に相談して、承諾を得て。約2年かけて、これが実現したという形になっております」と語った。
なお、JUMPのメンバーにはグループLINEで報告し、「頑張ってね」と応援の言葉をもらったという。
このニュースを受け、ファンからは「LEO様としても新しい扉を開いていく姿勢がすごすぎる。CR加入、おめでとう!」「山田くんが活動の幅をどんどん広げていてうれしい。山田くんは基本的にグループの仕事を優先していると思っているから、不安が一切ない」などと、祝福のコメントが上がっている。
「しかし、突然の発表に戸惑うファンも少なくありません。山田といえば、今年4月に『Ryosuke Yamada』名義で初のソロアルバム『RED』をリリースし、4~6月にかけてソロツアー『Ryosuke Yamada LIVE TOUR 2025 RED』を開催しました。JUMPは今年5月にシングル『encore』を発売したものの、夏の大型歌番組などへの露出はなく、ファンはがっかりしていたんです。直近だと、8月31日に東京・味の素スタジアムで行われる『a-nation 2025』へのゲスト出演が判明しましたが、現時点でグループのコンサートツアー開催の有無が発表されておらず、SNSには『早くツアー日程を発表してほしい』といった声がチラホラ出ているくらいです」(芸能ライター・阿部ベア氏)
こうした状況とあって、「プロゲーミングチーム加入はすごいけど、JUMPとしては年に1枚のシングルとアルバム、ドームツアーしか活動する気がないってこと? JUMPでいる山田涼介が見たいんだけど」「アイドルをしている山田涼介が見たいのに……って思っちゃう」「山田くんの活躍はうれしいけど、グループの音楽活動は? と思ってしまってつらい」「グループを応援してる身としては不安になる」と、ネガティブな書き込みが目立っている状況だ。
なお、山田が加わる「CR」は20日に「CR公式ファンクラブ」(以下、FC)の開設を告知。チームの公式X(旧Twitter)にて「グッズの先行販売や、ここでしか見られない映像など豪華特典が盛り沢山!」(原文ママ、以下同)とPRしている。
公式サイトを見ると、プランは「BASIC」が320円(月額、以下同)、「STANDARD」は800円、「PREMIUM」が3,000円。それぞれ会員特典が異なり、チームが主催するオフラインイベントのチケット先行抽選などに参加できる権利もあるようだ(STANDARD・PREMIUMのみ)。
山田ファンの中には、ひとまず入会したと報告している人がいるほか、「LEO」のグッズなどが販売されるのであれば入会を検討するという人も。一方、このタイミングでのFC開設に関して、一部のXユーザーは「LEOさんの加入とSTAR部門の設立を見越したFCだった?」「完全に山田涼介を使っちゃってるじゃん。JUMPファンはよくは思わないだろうな」といった指摘も寄せられている。
とはいえ、代表の「CR.おじじ」は個人のXでFCについて「今までみんなには、他社と一緒にやっては無くなってって迷惑散々かけてきたのでもうちゃんと自社で作りました!!!もう無くなりません!!!責任もてます!!!!ぜひ!!!!!今までごめん!!!!」と言及。自社で運営していく準備を経て、ようやく実現したようだ。
「ゲーム好きの『CR』支持者たちのポストを見る限り、山田の加入を好意的に捉えている書き込みは多くあります。ただ、今後のイベントなどをめぐっては、懸念の声も聞こえてきます。『正直に言うと“山田涼介が好きなだけ”のファンがCRに足を踏み入れてくるのが嫌』『アイドルとしての山田涼介さんを見たい人は、そっちのイベントに行って。ゲームをやるのも見るのも好きな人が集まってほしい』『僕自身は山田涼介さんが好きだけど、ファンのマナーが不安。ゲーマーのLEOとしてチームに加入したんだから、変なアイドル文化を持ち込まないで』『アイドルファンはこの界隈に入ってこないでほしい』『棲み分けは大事だと思う』と、嘆いていました。山田がイベントに出るとなればチケット入手が困難になるのではないかと、恐れている人もいます」(前出・同)
果たして、山田のファンと「CR」ファンたちは“共存”できるのか、これからの彼らの活動内容に注目していきたい。
【サイゾーオンラインより】
女優・土屋太鳳のものとみられるプライベート写真や動画がSNS上に広まり、ネットユーザーが騒然となっている。土屋といえば、2023年1月1日にGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル・片寄涼太との結婚を発表し、同年8月29日に第1子出産を公表。今回は育児の様子を映したと思しき動画が拡散されているが、その中の言動について辛らつな意見が上がっている状況だ。
土屋と片寄は、17年公開の映画『兄に愛されすぎて困ってます』で共演。その後、2人は23年1月1日に直筆署名入りのメッセージを公開し、結婚と土屋の第1子妊娠を電撃発表した。「スポーツニッポン」などの報道によると、映画の撮影を通じて仲を深めた2人は約5年にわたり極秘交際を続けていたという。それまで交際のウワサはなく、SNSでの“匂わせ”行為なども発見されなかったことから、突然の結婚と妊娠報告に当時、世間からは驚きの声が続出していた。
「土屋と片寄は、23年8月29日に第1子の誕生を発表しつつも、子どもの性別は明かしていませんでした。さらに翌年6月には、イタリア・ミラノで行われた『ジョルジオ アルマーニ』のショーに揃って出席。結婚後、初めて夫婦で公の場に姿を見せたんです。10カ月になる子どもも帯同しており、ファッションメディア『FASHIONSNAP』の公式インスタグラムに親子のスリーショット動画が公開されたことも。また、同メディアには写真も投稿されており、いずれも子どもの顔がはっきり写らないよう、横顔や後ろ姿を捉えるなど、配慮された構図になっていました」(芸能ライター・阿部ベア氏)
そんな中、土屋・片寄夫妻の子どもを写したと思われる写真や動画が注目を集め、8月19日夜頃からX(旧Twitter)などを中心に拡散され、“プチ炎上”している。テキスト投稿がベースのアプリ・Threads(スレッズ)に、プライベートな内容の写真などを載せる“裏アカウント”を持っていた疑惑が浮上したのだ。
「今回当該アカウントが大きな注目を集めたのは、投稿されていた1本の動画が要因でしょう。それは、スーパーで買い物中、ショッピングカートに座っている子どもにカメラを向けているものでした。子どもは2種類のヨーグルトドリンクを持っており、片方の底の部分を口元につけていたんです。動画には、子どもの名前を呼びかけながら、『1個だけ』『10秒以内に選んでください。じゃないと2つともダメです』と呼びかけ、カウントダウンを行う女性の声も入っていました。その言葉を理解したのか、子どもは口につけた商品を陳列場所に戻していたため、動画を視聴したネットユーザーは、衛生面が気になったようです。なお、声の主は太鳳ではなく、姉でタレントの土屋炎伽ではないかと疑う書き込みもあります」(前出・同)
Threadsユーザーは、「たまたま流れてきた、小さい女の子が売り物を舐めて商品棚に戻した動画、炎上しそうだなぁと思って、そのアカウントのほかの投稿を見に行った。まさかの土屋太鳳本人のアカウントで夜中にひっくり返った」「これは炎上するなーと思いながら見ていたら、土屋太鳳の子どもだったと知って衝撃」「これ公開していいもの? 片寄くんもがっつり出てるし、子どもの名前も顔も出てるし……」と困惑。
さらに、「この動画をSNSに上げる神経がわからない」「これは本当に土屋太鳳のアカウントなの? だとしたらモラルも何もない」といった手厳しい意見のほか、「こんなにがっつりと家族の顔を出す芸能人は珍しい」「意外と普通に生活していて好感度が高い」などと、受け取り方もさまざまだ。
というのも、拡散された投稿のスクリーンショットを見ると、ある日は子どもの2歳の誕生日をお祝いしたことをつづりながら、笑顔の土屋と子どものツーショットを公開。また、「今日で埼玉の劇場でのお芝居は終わり」(原文ママ、以下同)という書き出しのポストにも、母娘とみられる写真などが載っており、おそらく、今年5月25日に舞台『彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.2「マクベス」』の埼玉公演を終えた時に発信したものとみられる。
さらに、「母の日」(今年は5月11日)についての投稿では、「全然自分がママなの忘れてて 帰ったらお花とお手紙が置いてあって」として、カメラ目線の片寄が子どもを抱っこするショットも。土屋が我が子と“パパ”に感謝する一文があり、傍目には微笑ましい家族の風景が収められていたのだ。
なお、20日午前7時台には「土屋太鳳、裏アカが炎上してやっと公開されていることに気づいたのか、Threadsを消してた」「子どもとか家族の写真や動画がモザイクなしで載っていたけど……先ほど消えた」と報告されていることから、当該アカウントは20日朝の段階で閲覧できなくなった様子。
以前からアカウントをチェックしていたThreadsユーザーからは、「ママとして頑張る姿をそっと見守って応援していたかったのに。炎上した動画は確かに、ん? と思う部分もあったし、プライベートがダダ漏れで心配なところもあったけど……コメント欄が荒れているのを見て、さすがにひどいなと感じた」と残念がる声も上がった。
騒動の中、土屋は20日午後8時過ぎに 「@taotsuchiya_official」名義の公式インスタグラムアカウントを更新。「私は個人ではインスタのアカウントを持たないのでなかなか自分で確認出来なかったのですが、あらためて、今の時代はいろいろなことが起きるし人生にはいろいろなことが起きるんだな…と実感しています」「少し前から周りでもちょっとザワザワした出来事を聞いていたけれど引き続きいろいろな面でプライベートの安全に気を付けていきたいと思います!心配してくださった方々、本当にありがとうございました!!!」(原文ママ、以下同)とつづった。
「詳しい言及はないものの、本人が否定していないところをみると、拡散されたのは土屋一家のプライベート写真と動画で間違いないでしょう。なお、同投稿には、動画に映っていたものと同じヨーグルトドリンクが複数入った『実家の冷蔵庫の中』の写真も添えられており、土屋は『ヨーグルトやヤクルト系はみんなで飲むとすぐなくなるので、購入する時も箱買いか10本くらいまとめてたくさん買う』と説明。子どもが口をつけて戻したドリンクも、“最終的には購入した”とアピールしたかったのでしょう。気になるのは、いったい誰がアカウントを作って投稿したのかということ。土屋は個人のインスタアカウントは持たないものの、Threadsはひっそり開設していたのか、それとも一家に近い人間が運用していたのか……」
謎は深まるばかりだが、子どものプライバシーを守るためにも、SNSでの情報発信には十分気をつけてほしいところだ。
【サイゾーオンラインより】
今年3月末をもって解散したSTARTO ENTERTAINMENT(以下STARTO社)の人気グループ・KAT-TUNが11月8日に千葉・ZOZOマリンスタジアムでライブを行うことを8月7日に公式サイトで発表した。
2001年のグループ結成から約24年、CDデビューから約19年でその歴史に幕を閉じていた。
解散した3月31日の午後9時からはファンクラブ会員に向けてメンバーが生配信を行い、中丸雄一は「直接会って感謝を伝えられないかと思っていまして。(現時点では)場所の問題があるので、日時が決まり次第、皆さんにお伝えしたいと思っています」と、改めてファンに会える場を設けることを示唆していた。
スポーツ紙の芸能担当記者は語る。
「もっともグループの解散に伴い、中丸と上田竜也はSTARTO社に残留しましたが、亀梨和也は独立しました。そもそも、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の体制下では解散したグループがライブを行うことなどあり得なかったですし、亀梨はすでにSTARTO社を退所しているだけに、メンバー3人でステージに立つことなどまずあり得ないと見る向きもありました。しかし、旧ジャニーズ事務所のマネージメント権がSTARTO社に引き継がれ、すっかり体制も変わったことで、今回3人がファンにしっかりと恩返しできる形が実現したわけです」
STARTO社絡みではKAT-TUNによる異例の“解散後ライブ”にとどまらず、ここに来てSUPER EIGHT(元関ジャニ∞)の横山裕と同グループの元メンバーでソロアーティストの渋谷すばるによる対バンイベント「横山裕✕渋谷すばる」が9月に神戸で2公演、10月に東京で3公演開催されることも発表されている。
横山は《友達でもあり、戦友でもあり、そして僕が最も尊敬しているボーカリストの渋谷すばると同じステージで闘えることをうれしく思います》。
一方の渋谷も《夢のようなステージにお声がけいただき、うれしいです! 横山裕と渋谷すばるだからこそ作れる、最高のイベントをお届けします!》とそれぞれコメンントを発表している。
「旧ジャニーズ事務所の現役メンバーと元メンバーがライブを行うのも、ひと昔前ならかなりの“事件”。横山の渋谷のボーカリストとしての才能を絶賛するコメントに対し、他の現役のSUPER EIGHTのメンバーの気持ちに配慮した否定的な意見もインターネットやSNS上では見受けられます。とはいえ、デビューに向けて苦楽を共にした横山と渋谷だけに、2人にだけしかわからない絆もあるのでしょう」(レコード会社関係者)
旧ジャニーズ事務所時代と比べると、退所者に対してかなり寛容な姿勢を見せている STARTO社だが、芸能ジャーナリストの平田昇二氏もこう話す。
「『結婚は1グループにつき1人まで』といった暗黙のルールの存在まで取り沙汰されていたかつての“ジャニーズ帝国”時代を思い起こせば、STARTO社に関しては所属タレントの結婚についてもかなり鷹揚になった印象はありますよね。一部経営陣による独裁的な会社運営の意識が薄れている証左でしょうし、組織としてプラスになるのでなれば会社を離れた人間とも良好な関係を築こうという一般企業的な感覚が見て取れます。加えて、所属タレントをアイドルとしてではなく、アーティストとして扱おうといった意識も見て取れますよね」
そうした中、KAT-TUNのライブにおいても思わぬサプライズも取り沙汰されているという。
「KAT-TUNの結成時のメンバーは、各メンバーのイニシャルの頭文字を反映したグループ名からもわかるように6人で、その内の赤西仁と田中聖、田口淳之介が脱退し、旧ジャニーズを退所しています。田中は11月の時点で、違法薬物事件での実刑判決で収監中。田口も一度薬物事件で逮捕されたものの、執行猶予付きの判決で現在は芸能活動を再開しています。さすがに田中は無理ですが、赤西と田口、あるいは赤西がサプライズでライブに来場する可能性はゼロではなさそうです。もっとも、解散前のメンバーである3人でのライブを望むファンもいるかもしれませんけど」(前出のスポーツ紙の芸能担当記者)
果たして、前代未聞のKAT-TUNによる“解散後ライブ”のステージでさらなるサプライズはあるのだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)
【サイゾーオンラインより】
人気脚本家・井上由美子氏が手掛けるオリジナルドラマ『愛の、がっこう。』(フジテレビ系、木曜午後10時)の第7話が8月21日午後10時より放送。一部メディアに低視聴率が報じられるなか、ネット上では木村文乃とSnow Man・ラウールの“15歳差キスシーン”が「ドラマ史に残る芸術的なキスシーン」などと大きな話題を呼んだ。
『愛の、がっこう。』は、私立高校の高校教師である小川愛実(木村文乃)と文字の読み書きができないホスト・カヲル(Snow Man・ラウール)が出会い、禁断の恋へと足を踏み入れるラブストーリー。
同局『白い巨塔』『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』を手掛けた井上氏と演出家・西谷弘氏がタッグを組んだ注目作であり、愛実の友人役の田中みな実、愛実の婚約者役の中島歩、ホストクラブの社長役を演じる沢村一樹らが脇を固める。
同ドラマは初回の平均視聴率が世帯4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)、個人2.6%となり、2022年7月期に同枠で放送された『純愛ディソナンス』の初回を下回ったことで「木曜劇場」枠史上最低を更新。その後も低空飛行が続いており、8月14日放送の第6話は世帯4.2%、個人2.4%であった。
一方、TVerでは第1話の再生数が約1週間で200万を突破したほか、お気に入り数も72.1万(8月19日時点)と健闘しており、ネット視聴では反響を呼んでいる。
また、「二人だけの遠足」とのサブタイトルがついた第6話は、愛実とカヲルだけのシーンが全体尺45分のうち42分を占めるという異例回であった。
そして、後半では“お別れ旅行”中の2人が、誰もいない神奈川県・三浦海岸の浜辺で初キスを交わすシーンが登場。ネット上では「ラウールさんのキスシーンは、しっとりとしながらもどこか初々しく上品で死角がない。美しい美術品を観てるような感覚でずっと見てられる」「ラウールさんって、中性的な魅力あるからこんな密着してても、芸術的な美しさになるよね」などと絶賛コメントが相次いだ。
キスシーンへの反響について、ドラマライターの北村有氏はこう話す。
「木村文乃さんとラウールさんのキスシーン、もはやドラマ上の演出を超えて『芸術的』と評されるのも納得の仕上がりでしたね。景色も相まって、ラウールさんの中性的かつ彫刻のような美しさ、そして木村さんの透明感と凜とした大人の雰囲気が絶妙に融合していました。普遍的な愛の形を表現しようとしたとき、2人の年齢差とともに立場の違いも克明に浮かび上がって、なんともいえない切なさに繋がっていたと思います。SNS上で話題になっているのも、2人の醸し出す美しさや切なさが、視聴者の身体感覚とも響き合って言葉にできない価値として昇華された証拠ではないでしょうか」
なお、ラウールが所属するSTARTO ENTERTAINMENTのアイドルといえば、最近、年の離れた女優とのキスシーンがたびたび話題となっている。エンタメ誌の編集者が話す。
「King & Princeの永瀬廉さんは昨年4月期の主演ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)で、24歳上の板谷由夏さんとのキスシーンに挑戦。さらに、SixTONESの松村北斗さんは、映画『ファーストキス 1ST KISS』で18歳上の松たか子さんとのキスシーンがありました。
過去には、同年代の若手女優とのキスシーンにSTARTOアイドル側のファンが嫉妬心を剥き出しにするケースもありましたから、年上のベテラン女優とのキスシーンのほうが、ファンにとっては余計な感情を抱かず作品に没入できるという利点はありそう」
いよいよ“禁断の愛”が本格的に描かれていく『愛の、がっこう。』。視聴率の推移にも注目したい。
【サイゾーオンラインより】
――日々、楽曲の売り上げ枚数やダウンロード数の集計結果を発表している「オリコン」や「ビルボード」。販売データとしての側面はもちろん、結果からはその時々の流行がわかるほか、アーティストにとっては人気の“指標”にもなるため、業界関係者のみならず、ファンたちも日々公開される売り上げランキングの動向を注視していることだろう。サイゾーウーマンでは、TOBE所属のNumber_iのシングル、アルバムの打ち上げ枚数の推移を、各アーティストごとに表で一挙に紹介!
・歴代シングル売り上げまとめ【2025年8月21日更新】
・歴代アルバム売り上げまとめ【2024年12月12日更新】
※数字はすべてオリコン、ビルボード調べ
2023年5月にKing&Princeを脱退し、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を退所した平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人。滝沢秀明氏のアーティスト会社・TOBEに移籍後、同年10月に新グループ「Number_i」を結成した。
24年1月1日に配信リリースされたデビューシングル「GOAT」は、同10日にオリコンが発表した最新「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」(集計期間:1月1~7日)で初週6.6万DLをマークし、初登場1位を獲得。
3月6日には、同曲を含む全6曲を収録したCDをTOBE ONLINE STORE限定販売し、オリコンでは集計対象外となったが、ビルボードは週間シングル・セールス・チャート「Top Singles Sales」(集計期間:3月4~10日)で初週48.1万枚を売り上げて首位に。
また、同日にデジタルリリースも行われ、「オリコン週間デジタルアルバムランキング」(集計期間:3月4~10日)では初週2.4万DLを記録した。
一方、4月12日リリースの2nd配信シングル「Blow Your Cover」と、8月19日リリースの3rd配信シングル「INZM」は、「GOAT」の売り上げは超えられず。
今年1月27日リリースの4th配信シングル「GOD_i」は、ビルボードの売り上げでは「GOAT」に及ばなかったものの、「オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング」で歴代2位発進となったのち、初週7.0万DLで自己最高を更新した。
なお、5月19日には同曲を含む2ndCDシングルを発売。1stCD「GOAT」がマークしたビルボードの初週48.1万枚を超えられるか注目だ。
5月27日に1stミニアルバム『No.O -ring-』を発売し、オリコンで初週3.2万DL(1位)を記録。「オリコン上半期ランキング2024』作品別売上数部門の「デジタルアルバムランキング」で1位に輝き、2位には3月に配信された「GOAT」がランクインしており、史上初の“1位、2位独占”を達成した。
なお、同作のリード曲「BON」は、単曲でオリコン初日1.7万DL、初週6.0万DLを記録し、ともに1位に立っている。
9月23日にリリースした1stフルアルバム『No.I』は、オリコンで初週3.0万DL(1位)と、『No.O -ring-』とほぼ同水準でスタートしたが、ビルボードは初週40.4万枚と、約10万枚アップした。
12月2日には、『No.Ⅰ』収録の既存曲13曲に未発表曲「HIRAKEGOMA」を追加収録したデラックス盤『No.Ⅰ (Deluxe)』を配信リリース。「HIRAKEGOMA」はオリコン初日1.9万DL(1位)、初週3.6万DL(1位)、ビルボードは初週3.2万DLと、「BON」よりも数字を落としている。
【サイゾーオンラインより】
最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、8月15~17日)で、アニメーション作品『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開、以下『無限城編 第一章』)がV5を達成した。
8月18日発表の全国週末興行成績ランキングでも首位をキープした『無限城編 第一章』は、漫画家・吾峠呼世晴氏が原作を手がけた『鬼滅の刃』をアニメ化した劇場版の最新作。上映開始から5週目の週末3日間も観客動員121万8000人、興行収入18億7500万円をあげ、累計興収は257億円を超えた。
映画ライターのヒナタカ氏は、5週目でも歴代1位の記録で駆け抜けている理由を以下のように話す。
「お盆休みに入り、ファミリー層の動員が増えたほか、8月15日から1週間限定でスタートした『4D(MX4D・4DX)』の先行上映(本公開は8月30日より)で満席が相次いだことも影響していると思われます」
なお、国内で上映された歴代映画ランキングにおいては、同じくアニメ作品の『君の名は。』(2016年公開/最終興収251.7億円)と『アナと雪の女王』(14年公開/最終興収255億円)を追い抜き、4位に上昇。なお、同ランキングでは現在1位の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20年公開/最終興収407.5億円)と2位の『千と千尋の神隠し』(01年公開/最終興収316.8億円)がアニメ、3位の『タイタニック』(1997年公開/最終興収277.7億円)が実写の洋画だが、『無限城編 第一章』の勢いが続けばトップ3がすべて日本のアニメになりそうだ。
とはいえ、そんな『無限城編』でも、「一時は動員のペースがごくわずかに落ちており、前作『無限列車編』超えに黄色信号が点ったとの見方もあった」とか。
「その理由は、爆発的ヒットの『無限城編』であっても上映回数が抑えられるほど、この夏は動員力のある作品が“飽和状態”になっているからでしょう。8月1日公開の『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』は32億円、8日公開の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』もすでに30億円突破と絶好調で、コロナ禍でほかの大作映画の公開が延期されていた『無限列車編』の時とは大きく状況が異なります。それでも『無限城編』はこのお盆休みと4D先行上映で盛り返したわけですし、この先に大きくペースが落ちる可能性があるとすれば、夏休みが終了してファミリー層の客足が遠のくこと、もしくは、同じく『週刊少年ジャンプ』(集英社)発の大人気漫画の劇場アニメ『チェンソーマン レゼ編』(9月19日公開)の公開が原因でしょう。それまでに現状のペースを維持できれば、前作を超える可能性もありそうです」
一方、全国週末興行成績ランキングを見ると、今回2位は『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)が前回から順位をキープし、前回5位だった『国宝』(6月6日公開)が今回3位に再浮上。吉沢亮が主演を務める『国宝』は上映開始から11週目となったが、口コミを広げ続けていること、同週末がお盆期間と重なったことでも順位を上げたとみられる。
話題沸騰中の『国宝』はこの週末3日間で動員36万5000人、興収5億4400万円をあげ、累計興収は105億円を突破。歴代映画ランキングでは45位となり、実写の邦画としては03年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(最終興収173.5億円、以下『レインボーブリッジ』)以来22年ぶりに100億円超えを成し遂げた。
「『国宝』はとにかく口コミの力がものすごく、特に“劇場で観るべき体験”としてのバリューに強い説得力があったことも大きいでしょう。その口コミで気になっていた人がお盆休みでようやく劇場に足を運ぶことができたのでは」
ネット上の『国宝』ファンは、「これでまた興味を持ってくれる人も増えそうでうれしい」「令和にアニメじゃなくて実写で映画史上に残る名作として刻まれたことが誇らしい」などと歓喜。また、あらためて「『レインボーブリッジ』ってすごかったんだな」という声や、「『レインボーブリッジ』は全盛期のフジテレビのドラマから映画化したけど、『国宝』はテレビ局制作じゃないのに数字を出しててすごい」との声も聞こえてくる。
「『国宝』は『無限城編』の公開と共に動員数が減るのではないかと思われていたものの、前週比で50%近く動員を落とした作品があったのに対し、概ね80%以上を維持し続けています。今回の累計興収100億円突破がニュースとして大々的に伝えられた効果もあってか、さらに勢いを増して今では100%以上をマークしており、今後も勢いづくでしょう。日本の大作映画であることが共通する9月19日公開の『宝島』までは大きなライバルもなく、一時は同等の推移と報道された最終興収135.1億円の『ボヘミアン・ラプソディ』(18年公開)を上回る可能性も大きいでしょう」
そんな中、今回の全国週末興行成績ランキングで唯一トップ10入りした新作は、6位の実写映画『雪風 YUKIKAZE』(8月15日公開)。太平洋戦争を戦い抜いた駆逐艦「雪風」を題材にした作品で、主演は竹野内豊、共演には玉木宏、奥平大兼、當真あみ、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一などが名を連ねる。
全国358スクリーンで封切られ、初日から3日間で動員23万3000人、興収3億1500万円をマーク。鑑賞済みのネットユーザーからは「号泣した」「戦争について、また自分たちが生きる今についても考えさせられる」「終戦記念日に放映開始というところを踏まえてみると良い映画だと思う」といった評価もある一方で、「史実をもとにしてる映画だけにエンタメ要素を求めてる人には微妙かも」「ツッコミどころも多く、特に終盤が残念だった」「エピローグはよく分からなかった」という感想もみられ、賛否が分かれている。
1位:『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
2位:『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
3位:『国宝』
4位:『劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」』
5位:『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』
6位:『雪風 YUKIKAZE』(初)
7位:『近畿地方のある場所について』
8位:『星つなぎのエリオ』
9位:『事故物件ゾク 恐い間取り』
10位:『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』
【サイゾーオンラインより】
監督・脚本家として知られる福田雄一氏がX(旧Twitter)に書いた内容に対し、11人組グローバルボーイズグループ・JO1のファンが不快感をあらわにしている。一部の人々にとって、デリケートな話題に言及してしまったようだ。
これまで、山田孝之主演ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)や、小栗旬主演の実写映画『銀魂』シリーズの監督・脚本など、数々のコメディ作品を手掛けてきた福田氏。昨年5月11日発売のファッション雑誌「ar」6月号(主婦と生活社)では、JO1メンバーの佐藤景瑚と対談していた。
「『ar』編集部公式Xに上がっている動画(昨年5月8日付)の中で、佐藤は『ずっと会いたかった』と話すほど、福田氏との対面は念願だったようです。その後、福田氏は同年6月25日付のXで『JO1の佐藤景湖くんと焼肉行って来た!』(原文ママ、以下同)と報告。対談時に『焼肉行こうね!』と約束していたそうで、『業界あるあるのメシ行こって言って全然行かないの大嫌いなのでお互いで連絡取り合って今日が実現しました 今度はお仕事ご一緒出来たらいいなあ』と、佐藤とのツーショット写真などを公開していました」(芸能ライター・阿部ベア氏)
佐藤との出会いが影響したのか、福田氏は以降も定期的にJO1についてXでポストしている。今年5月7日には『少年サンデー』(小学館)で漫画家・島本和彦氏による新連載『ヴァンパイドル滾』がスタートしたことを踏まえて、「実写化の際には是非、僕に」「ダメ監督の僕ですが、島本和彦作品は誰よりも面白く演出する自信がありますっ!! JO1でやりましょう」と提案。
島本氏がこの投稿を引用する形で「JO1いいですよね…」「実は何気に…参考にさせてもらってます…」と返信したところ、「原作者OK出ました マネージャーさんに届け」とうれしそうに反応したことも。
このやり取りを見たJO1ファンは「ぜひJO1をお願いします」「ワクワクする」と好意的に捉えていた一方で、中には「勝手に騒がないで……ファンも乗らなくていいから」「JO1のプロモーションの邪魔。ありえない」「JO1に関わらないで」と、やや迷惑そうに受け止めていたのだった。
そんな中、再びJO1ファンの間で福田氏の投稿内容がひんしゅくを買っている。福田氏は、8月17日に11人組ガールズグループ・ME:Iが神奈川県・Kアリーナ横浜で行ったコンサート『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR “THIS IS ME:I”』を見に行ったという。
ME:Iといえば、JO1やその弟分である11人組ボーイズグループ・INIらが所属するLAPONEエンタテインメントのガールズグループ部門「株式会社LAPONE GIRLS」からデビューしたグループで、JO1とは同じ“LAPONEファミリー”という間柄だ。
福田氏は18日未明に Xにて「ライブ終わりでJO1の皆さんが『ダンス、上手くなったね!』とか言葉かけてるのを見て、さすがプロフェッショナル同士は違うな!と感心」と、コンサートの裏側でのやり取りを紹介。そのまま横浜でJO1・佐藤、河野純喜と食事をしたといい、スリーショットも載せていた。
理由は不明ながら、その後、当該ポストは削除されたという。ただ、投稿のスクリーンショットが出回ったことでJO1ファン界隈にも広まり、「ME:Iのコンサートの見学に行ってたこと、普通に知りたくなかった……。しっかり会話してる情報もあって、現実を突きつけられた」「知りたくなかった。最悪」「裏で絡んでるとか、聞きたくもなかったし、不快。福田雄一、JO1と絡むのはやめて」「SNSでペラペラしゃべるな」と反感を買うことに。
「JO1やINIファンの中には、女性グループと共演することに拒否反応を示す人たちが一定数存在します。例えば、今年1~2月に行われた事務所の合同ライブ『LAPOSTA 2025 Supported by docomo』にLAPONE GIRLSのME:I、IS:SUEが参加すると判明した時も、『女子グルとの絡みは見たくない』『なんで公開合コン見せられなきゃいけないの?』と不満の声が寄せられていたほどです。そんな中、福田氏がME:Iのコンサートの舞台裏で、JO1メンバーが彼女たちを褒めていたことを暴露。ガールズグループに抵抗感を抱いている一部ファンの“地雷”を踏んでしまいました」(前出・同)
なお、福田氏は、昨年11月にXで女優・橋本環奈のプライベート写真を公開した際も炎上し、ポストを削除したという前例がある。
当時福田氏は、演出を担当しているミュージカル『グラウンドホッグ・デー』の公演で大阪に滞在しており、橋本も撮影のため同地にいたという。LINEで食事に誘い、橋本と合流したそうで、「朝から撮影で疲れてるだろうに、撮影終わりで来てくれた かんかん、マジで超いいヤツだよ!昔からだけど!」「つか、大阪にいる間、毎日、かんかんに会いたい」などと、ラブコールを送っていた。
同時にアップされた写真には、ほぼノーメイクの状態の橋本が写っており、店内にいる一般客の顔にはモザイクなどがかかっていなかった。これを受け、ネットユーザーからは「橋本環奈、目の下のクマすごいじゃん。こんなクマだらけな写真まで上げられてかわいそう」「『かんかんに毎日会いたい』って、冗談キツい。セクハラでしょ」「一種のパワハラ」と、ネガティブな声が上がっていたのだった。
そんな福田氏は「これまでにもXで迂闊な発言を繰り返しており、のちにポストを削除するパターンも少なくない」(前出・阿部氏)という。
こうした前例があるだけに、以前からJO1ファンも警戒していたようだが、今回の一件で完全に“要注意人物”とみなされてしまったのかもしれない。もし今後、福田氏とJO1メンバーがともに仕事をする機会があった際、ファンは素直に喜べるのだろうか……。
【サイゾーオンラインより】
ミュージシャンで俳優の福山雅治が8月18日発売の「女性セブン」(小学館)の独占取材に応じ、フジテレビの「不適切な会合」問題について「深く反省しております」などと語った。
「フジ第三者委員会の調査報告書では、中居正広をめぐる問題の『重要な類似事案』として、大多亮元専務取締役が『懇意にしている特定の男性有力番組出演者』と開催する年1~2回程度の会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた事例を報告。
それによれば、男性有力番組出演者がLINEで『女子アナの皆様との会、よろしくお願いします!』『新人アナに会いたいですねぇ』などと依頼し、大多氏はこれに応じる形で会合をセッティングしていたとか。さらに、フジ内のヒアリングでは、多数の人が大多氏や男性有力番組出演者が性的内容を含む会話をしていたと述べ、中には不快に感じた人もいたそうです」(エンタメ誌編集者)
この「男性有力番組出演者」について、「女性セブン」は福山だと報道。福山はローション風呂の話をしたり、カラオケで腰の振り方をレクチャーする場面もあったといい、ある参加者は「下ネタばかりでしんどい」と証言していたという。
さらに、同誌が福山の所属事務所に質問状を送ると、福山本人が対面取材を希望。取材が行われ、福山は会合での自身の言動に関して釈明や謝罪の弁のほか、自身で決めている下ネタ選びのルールなどを約70分間にわたって語っている。ロングインタビューの内容は同誌を読んでいただきたい。
福山側の対応について、芸能ジャーナリストの竹下光氏は印象をこう語る。
「所属事務所の対応の早さや福山さん本人が今回の件を報じた『女性セブン』の取材に応じるあたり、かなりセンシティブになっている印象です。福山さんのインタビューを読んだ感想としては真摯に反省の弁を述べており、ハラスメントは断じて許されることではないとはいえ、そこまで悪質性が高い感じはしませんでした。
同席した同局の元専務の大多亮氏とは過去にドラマ『ひとつ屋根の下』シリーズや『ガリレオ』シリーズなどで関わっており旧知の仲ということで、ともに懇親会に参加すること自体にそこまで違和感は感じられませんでしたし。
ただ、福山さん本人や所属事務所サイドは懇親会が開かれることになった経緯について、“大多氏の方から声を掛けられた”と説明しているのに対し、『第三者委員会』の調査報告書では、“大多氏が男性有力番組出演者からLINEで『新人アナに会いたいですねぇ』などと依頼されてセットした”としています。このあたりの意見の食い違いは気になるところではありますが」
近年、俳優としても積極的に活動している福山。来月12日にはフジが製作委員会の筆頭に名を連ねる主演映画『ブラック・ショーマン』の公開が控えているほか、12月には『映画ラストマン-FIRST LOVE-』の封切りが予定されており、プロモーション活動や客入りへの影響が懸念されている。
さらに、今回『ガリレオ』シリーズを手掛けた大多氏との会合が問題になっていることから、ネット上では「『ガリレオ』シリーズ終了しちゃうの?」などと心配する声も見られる。今後の影響について、前出の竹下氏が言う。
「福山さんはイケメン俳優である一方、自身のラジオ番組でエロトークを披露するなど下ネタ好きで知られていました。そこまでタレントイメージとのギャップはないですし、本人も深く反省していますから、今回の件で一気にファンが離れるということはなさそうです。
とはいえ、昨年まで『NHK紅白歌合戦』の白組のトリを5年連続で務めるなど近年も大きな存在感を放っていましたし、フジの一連の問題に対する世間の目の厳しさもあり、コアなファン以外からは眉をひそめられる可能性はありますよね。そういう意味では今後仕事への影響もあるかもしれません」
今年の『紅白』では、トリどころか出場も危ぶまれそうな福山。NHKをはじめ各局の対応にも関心が集まりそうだ。
【サイゾーオンラインより】
――合コン歴20年以上、累計回数2,500回以上、30代なかばに乳がんで闘病するも、現在は絶賛婚活中のライター・漫画家の白戸ミフルが「アラフォー婚活」の実体験をほぼリアルタイムでお届けします! アラフォー中の結婚は成就するのか……!?
ナンパしてきた中年男性から「オバサン」呼ばわりされた経験をバネにして「婚活の鬼」になった私、46歳。合コンで出会った男性から連絡があったものの、予定していたインド旅行へ出発。
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
またしても古市憲寿がハラスメント擁護を展開している。福山雅治の不適切会合報道に対し、なぜか第三者委員会を批判、NHKが報じるや「報道する公共性のあるニュースなのだろうか」だって。中居正広擁護といい、世の中の“いろいろなハラスメント”自体を認めたくないのだろうか。擁護の裏に何か深い理由があるのかね。
・今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
・お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応
・福山が勘違い野郎に教えてくれること
・中居正広、“悪手”すぎる衝撃的ニュース
・二階堂ふみ&カズレーザー結婚、「週刊女性」の面白い記事
第758回(8/14〜8/19発売号より)
1位「福山雅治 『女性アナ不適切会合』フジテレビ報告書に独占告白70分」(「女性セブン」9月4日号)
2位「中居正広 『やっぱ引退撤回』」(「女性自身」9月2日号)
3位「二階堂ふみ 真逆夫との『絶対に離婚しない』契約書」(「女性自身」9月2日号)
同「カズレーザー クセ強女優を射止めた“脱力”素顔」(「週刊女性」9月2日号)
同「二階堂ふみ 射止めたカズレーザー4億円豪邸で“非日常な”新婚生活」(「女性セブン」9月4日号)
お見事! 思わずこんな言葉が飛び出してしまうほど見事な対応だった。昨今の芸能スキャンダルでは本当に稀有な――。
中居正広問題に端を発したフジテレビの第三者員会の調査報告書で指摘されたのは中居の“性暴力”だけでなく、フジテレビのハラスメントに寛容な企業風土と中居問題と類似事案としての“不適切会合”だった。中居だけでなく男性社員やタレントが、女子アナなどを動員して開催していた“飲み会”である。
そんな“不適切会合”のひとつに、トレンディドラマの産みの親といわれるフジテレビ大多亮元専務取締役と、“特定の男性有力番組出演者”との会合があった。
そして今回、「女性セブン」は、この“特定の男性有力番組出演者”が歌手で俳優の福山雅治だと特定、福山の所属事務所に質問状を送ったところ、本人が「自分の言葉でお伝えします」と取材に応じたのだ。
福山のインタビューは記事を読む限り真摯なものだ。被害者に配慮し、第三者委員会のヒアリングに関しても丁寧に説明する。報告書を読んだ際の苦悩や、“不快”とされた飲み会での下ネタ発言についても深く反省しつつ、その詳細や“真意”についても説明する。
お見事である。不祥事やハラスメント事案が発覚するや、説明や会見もせずに逃げるように姿を消す芸能人が多い中、取材に応じて70分もの時間をかけて説明する。不祥事に対するお手本のような福山の対応だ。
そして、福山の言葉にはハラスメントについて考えさせられるものがあった。例えばこの2つ。
「言った側にそのような意図がなかったとしても、受け取る側が不快に思われることがあるということを、繊細に感じ取るべきでした」
「昨今、さまざまなハラスメントや世間一般とは違う業界の仕組みや力学が問題視されるようになり、時代そのものがどんどん変化しています。こうして質問状が来たということは、ほかならぬぼく自身がその当事者なのかもしれません」
これまた見事な見解であり反省だ。さらに今回、福山の問題が公になったことにも大きな意義があると思う。多くのファンを熱狂させる人気者のイケメン有名人・福山でさえ、飲み会で下ネタや性的会話は“不快”であり、“セクハラが成立しうる状況”と認定される。
翻って世にはいまだ“自分だけは何をやっても大丈夫”とか、“俺はそういうのが許されるキャラだから”などと思っている勘違い野郎(特に政治家や社長などの高齢オヤジ)は多い。
それは大きな間違いだと、今回の福山問題は教えてくれるからだ(それでもこの手の勘違いはなかなか淘汰されるとは思えないが)。
一方、芸能スキャンダル史上でもかなりの“悪手”が現在も進行中なのが、中居正広“性暴力”問題だ。
そもそも問題が発覚するや突如として芸能界引退を表明したのは、“有名芸能人”から“一般人”になることで説明責任を逃れるためだったのではないか。これ以上、責められたり辱めを受けるのはプライドが許さなかったからではないのか。人々の記憶からひっそりと消えるつもりではなかったのか。
それなのに中居は、“性暴力”を認定したフジテレビの第三者委員会に対して、突如反論を開始した。そのため被害者女性は中居擁護派からこれまで以上に “誹謗中傷”を受ける事態に。こうした状況下、それまで明らかにされなかった中居の卑劣な性行為の詳細が「週刊文春」(文藝春秋)によって明らかにされる。
こうして現在までの経緯を見ても、中居サイドが繰り出すのは、まったくの悪手ばかりで自らを追い込んでいるとしか思えない。しかも中居の弁護士は「文春」報道後にも「一般的に性暴力という言葉から想起させられるような行為ではなく、また不同意によるものではなかった」と反論する始末。
性暴力への理解や認知がゆがんでいるのか!? と驚くが、さらに驚いた。今週の「女性自身」が中居の引退撤回を報じたからだ。
記事によると、中居がここまで必死に“性暴力加害者”という汚名を払拭しようと必死なのは、活動の再始動を計画しているからだという。具体的にはYouTubeなどの動画配信で復帰構想があり、元テレビ局員や地元の後輩RIP SLYMEのDJ FUMIYAとSUも、それをバックアップする可能性があるらしい。
さらに当初は廃業するはずだった中居の個人事務所「のんびりなかい」が現在も継続されているのも、中居再始動のためだというのだ。
本当だったら相当な“悪手”であり、衝撃的ニュースだ。ほんまかいな、とも思うが。
二階堂ふみとガズレーザーの電撃結婚について、女性週刊誌すべてが記事にしている。おめでたい話だし、個性的な2人だけあってネタもたくさんだ。
二階堂が購入したペットファーストの豪邸、菜食主義と野菜嫌いの真逆夫婦、家事は業者にという合理主義、などなど。
中でも「週刊女性」の記事が面白かった。唯一カズレーザーの実家を直撃、母親の粋な対応を紹介しているから。今後も風変わりな夫婦から目が離せない!
【サイゾーオンラインより】
8月16日、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔が個人のインスタグラムを更新。ストーリーズ(24時間限定公開)機能にて、一部の人による「待ち伏せ、つきまとい行為、車での追跡、盗撮」(原文ママ、以下同)などの“迷惑行為”について「本当にやめてください」と、注意喚起した。マナーやルールを守れないごくわずかなファンの存在によって、タレント自身が苦しめられるという例も少なくないようだ。
藤ヶ谷は「このようなメッセージを発信したく無いのですが」と前置きしつつ、「待ち伏せ、つきまとい行為、車での追跡、盗撮」「ライブやイベントでの移動など、様々な現場でされています。やめていただきたいと切実に思います」と吐露した。
Kis-My-Ft2といえば、5月発売の最新アルバム『MAGFACT』の購入特典として、8月3日から東京、愛知、大阪でメンバー全員参加のハイタッチ会を実施中。また、6月21日から同作を引っ提げたツアー『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2025 MAGFACT』がスタートし、9月14日まで続く予定だ。
それだけに、藤ヶ谷は「会場でファンの方々と会って 感謝を伝えられると思っている中、こういうことがあると精神が削れていっています。本当にやめてください」と切実に訴えかけている。
一部ファンによる迷惑行為に関しては、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT、以下STARTO)時代から問題視され、今回の藤ヶ谷のようにタレント自ら警告することもしばしばある。
「特に波紋を呼んだのは、SUPER EIGHT(当時は関ジャニ∞)の大倉忠義の告発でしょう。2018年11月、大倉は公式モバイルサイト・Johnny’s web(現FAMILY CLUB web)のグループ連載内で、駅や空港で“執拗に追いかけてくる”という厄介なファンに言及。例えば、『カバンの中にモノを入れられたり 突然手を繋がれたり』といった被害に遭ったことや、プライベートで友人と食事した際にも『駅や空港にいつもいる人』が横のテーブルに座っていたそう。『これはストーカー行為ではないのか』『普通の人に戻る方がよっぽど楽だろう』と、胸中を打ち明けています」(芸能ライター・阿部ベア氏)
そして20年1月31日には、会員サイト内の個人連載でこうしたつきまとい行為対策として、店の場所を特定されることを避けるため、ブログに食べ物の写真を載せないようにしていると説明しつつも、「#状況は一切変わってない」とハッシュタグをつけて主張。同日の投稿で「会社は動いてくださってます。いたちごっこです」と追記していた。
さらに、Travis Japan・松田元太も、公共交通機関を利用する際だけではなく、私生活でもつきまとい行為に悩まされていた様子。デビュー前のジュニア時代である21年7月22日に、会員サイトのグループ連載で「仕事の移動時にずっとついてくるのはやめてほしーなー」と、愚痴をこぼしていた。飛行機や新幹線に乗った時、真後ろや近くの席にファンがいるのは「本当にこわい」とし、「自宅前でも待たれたり覗かれる」と激白。近隣の方への迷惑にもなると釘を刺していた。
また、松田は翌月8月22日にも「ブログでいくら言っても変わんないねー、こまっちゃうな」「メンバーのみんなも同じ事でずっと悩んでるのね、どうか正しい応援を宜しくお願いします」と、協力を呼びかけた。
「さらに、DOMOTO(当時はKinKi Kids)の堂本光一も、同年7月29日付の個人連載で『ボヤきます』と宣言した上で、ファンの迷惑行為をこき下ろしていました。当時、彼は6年ぶりのソロツアー『KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFUL』を開催中で、移動のための飛行機で横の席に座ってくる『キモい人』もいると説明。堂本いわく、ファンのマナーに関する事務所の方針として、公共の場での出待ちは禁止されているほか、タレントとは同じ電車、車両、飛行機には同乗をしないといったルールがあり、本人は当時猛威を振るっていた新型コロナウイルスを警戒していたため、感染予防で機内での飲食は控え、マスクを外さずに過ごしていたそうなんです。ところが、近くに乗ってきた人物は食事をしていたといい、『自分のコンサートにかける意気込みを踏みにじられている気分です』と激怒していました」(前出・同)
このようにタレントたちが嘆く中、ファンの度が過ぎた行為で警察沙汰になったケースも。19年8月、Hey!Say!JUMP・中島裕翔につきまとったとして、20代の会社員の女がストーカー規制法違反の疑いで現行犯逮捕された。報道によると、逮捕容疑は同19日午後、東京・港区にあるジャニーズ事務所(当時)周辺で中島を待ち伏せした疑い。女は以前から中島へのつきまとい行為を繰り返しており、警視庁から警告を受けていたにもかかわらず従わなかったため、逮捕されたという。
そして22年5月には、当時ジュニア内グループ・7 MEN 侍の佐々木大光(現KEY TO LIT)につきまといなどをしたとして、神奈川県・横浜市に住む17歳の女子高校生がストーカー規制法違反と暴力行為処罰法違反の疑いで逮捕されたことが報じられた。警視庁渋谷署によると、女子高校生は「昨年4月に渋谷駅の近くですれちがって一目ぼれして以来、大好きで仕方がありません」と供述。「日刊スポーツ」のウェブ版記事(5月18日配信)によれば、「21年4月から複数回、佐々木の都内の自宅や、所属する事務所、ライブ会場などの仕事先で待ち伏せし、佐々木の腕をつかんだり、声をかけていたりしていた」とのこと。佐々木は同年11月時点で渋谷署に相談していたそうだ。
そして22年4月30日、女子高校生はJR渋谷駅構内で佐々木にカッターナイフを突きつけたが、当人は「カッターナイフは自分が死ぬために買った。死ぬ前に謝りたいと思って近づいた」などと話していたという。「佐々木は、他人にまで被害が及ぶと思い、事務所に引き返し、無事だった」「当時イヤホンをしていて、女子高校生が話している言葉は聞こえていなかったと説明している」とも伝えられている。
タレントにとって、本来なら自分たちに深い愛情を注いでくれるファンはありがたい存在だろう。しかし、一部の人たちの行き過ぎた行動に嫌気が差し、藤ヶ谷のように精神的に疲れ果ててしまうタレントがいるのも事実だ。ファンならば、節度ある応援を心がけていってほしいものだ。
【サイゾーオンラインより】
若木未生のライトノベルを原作としたNetflix配信ドラマ『グラスハート』が話題沸騰だ。7月31日の配信開始から2週間で日本の週間シリーズTOP10で1位、週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で8位に上り詰めた。劇中バンド「TENBLANK」のアルバム『Glass Heart』も日本のApple Musicのアルバムランキングで1位を奪取し、さらにTENBLANKのアジアツアーの開催も決定した。
しかしながら、日本での作品評価ははっきり賛否両論。Filmarksドラマでは現在5点満点で3.7点とそれなりのスコアで、「演奏シーンの演出がカッコいいし楽曲のクオリティも最高」など絶賛の声の一方、「ツッコミどころが多すぎ」「私の妄想が公開されているようで寒い」などストーリーには厳しい声も多く、「佐藤健が自分に酔いすぎ」など演技面でも批判が寄せられる。
実際に作品を観てみれば、それも納得。「王道の少女漫画的な展開」に「酩酊できるか」または「冷めてしまうか」で、はっきりと好き嫌いが分かれる内容だったのだから。その上で、音楽を主体とした新時代の日本のエンターテインメントとして、間違いなく観る価値がある。内容に触れつつ、特徴や魅力を記していこう。
※以下、ドラマ『グラスハート』の決定的なネタバレは避けたつもりですが、一部内容に触れています。
『グラスハート』のあらすじは、「バンドをクビになったドラマーの大学生・西条朱音(宮崎優)が、天才音楽家・藤谷直季(佐藤健)に再会し、新生バンドへスカウトされる」というもの。平凡に思えた女性が音楽の世界で劇的に人生を変える、恋愛と友情を描くドラマという点から、漫画『NANA』(集英社)を連想する方も多いだろう。
そして、本作の魅力でもあり、最大の批判部分にもなっているのは、佐藤演じる藤谷のキャラクターだ。彼は天才だが、音楽以外のことは無頓着で、「作曲モード」になった時は返事さえもろくにできず、「普通のこととか、当たり前のこととか、そういうの全部苦手になっちゃう」とつぶやく。その上ヒロインには「朱音ちゃんがくれた音だよ」と甘い言葉をささやき、メンバーから反感を買うたびに「ごめんね」と少し笑みを浮かべながら謝ったりもするのだ。
これは非常に少女漫画然とした「守ってあげたくなる天才」像だ。さらに、メンバーのメンター的な役割の高岡尚(町田啓太)、批判的な物言いをするも常識人な坂本一至(志尊淳)、さらにはライバルバンドのボーカルの真崎桐哉(菅田将暉)と、人気俳優それぞれが「穏やか」「ツンツン」「野性的」という、ある種の「王子様」キャラクターに扮している。おかげで「違うタイプのイケメンに囲まれて超人気バンドの音楽活動をする」という、「女の子の夢」のような世界観が構築されているのだ。
とはいえ、その女の子の夢に「酔えない」のであれば、本作は「合わない」だろう。特に佐藤は「儚い天才」へと振り切った演技をしているのだが、その節目がちな表情や、ささやくような言葉は、人によっては過剰にナルシスティックに感じられるのは間違いない。劇中で佐藤演じる藤谷の(側から見れば)自己中心的な振る舞いはたびたび批判されており、つまりはナルシストぶりもある程度は意図的なものと言えるが、それにしたって拒否反応を覚えてしまうのも致し方ない。
演出も「エモ」をとにかく優先しており、特に各話のクライマックスで「心の(あるいは物理的な)距離が近づく」場面で挿入歌を流すという演出も、うっとりできるか、それとも気恥ずかしくなってしまうかで評価が分かれるだろう。そのエモいはずの場面は、1話目では「藤谷が天才がゆえの異様な行動」を示してもいるし、2話目では「交通事故に遭いそうで危ない」とも思ってしまうものなので、せっかくの挿入歌の演出もチグハグ、または逆効果に感じてしまう人もいるはずだ。
そうした現実離れしたキャラクターや盛り盛りな演出のことを置いておいても、リアリティーの面から考えて「あり得ない」シーンもある。特に取り沙汰されるのは3話のクライマックスで、そのシチュエーションの強引さはもとより、「ピンチに駆けつけた佐藤健の座り方」が「笑ってしまう」シーンとして揶揄(やゆ)の対象になってしまった。
ほかにも井鷺プロデューサー(藤木直人)が異常な権限を持ちすぎだとか、「ファンの少女が実は……」の種明かし部分にミスリーディング以上の意義を感じにくいとか、ツッコミどころをあげるとキリがない。さらに、物語の後半に明かされる藤谷の「よくある」秘密に至っては、「出た! 少女漫画どころかケータイ小説時代の伝家の宝刀だ!」と思ってしまった。
ただ、筆者個人は、こうした少女漫画然とした展開があまりに無尽蔵に詰め込まれているので、もう清々しく感じられるレベルになった。「自分勝手なイケメンに不満を募らせるヒロインに密かな恋心を抱くいいヤツだ!」「良い子だと思ったらイケメンを取り合うライバルの女の子だ!」「あの胸キュン展開もそのドキドキ展開も、ここまでお金をかけた作品でやってくれるのか!」など、「こういう作品だから」とファンタジーとして割り切って、皮肉まじりでもいいので観ることができるのであれば、本当に楽しくなれると思うのだ。
ここまで意地悪な書き方をしてしまったが、音楽と映像面のクオリティは掛け値なしに「世界レベル」だと称賛したい。何しろ楽曲を手がけるのは、野田洋次郎(RADWIMPS)に加え、Taka(ONE OK ROCK)、川上洋平([Alexandros])、清竜人、Yaffle、TeddyLoid、たなかというトップアーティストばかり。劇中の音楽は「天才が手がけておりヒットチャートを賑わし大歓声で迎えられる」ため、そこまでのクオリティがないと作品自体が成立しない「絶対条件」かつ、とてつもなく高いハードルがあるわけだが、完全にクリアしていることに驚嘆する。
実際に歌手としても活躍する菅田将暉や、アニメ映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』でも美しい歌声を披露した高石あかりの表現力も素晴らしく、さらに佐藤健の歌声も称賛の声が多く、勝手な見方だが彼にとっての「過去のリベンジ」とさえ思えた。なぜなら、2010年の実写映画『BECK』では、意図的にせよ「天才ボーカリスト役の佐藤健の歌声が聞こえない」演出がされていたことが批判を浴びていたからだ。そのほか、1年以上のトレーニングを積んだという俳優陣の楽器の演奏にも「綻び」と思える部分はない。
映像面では、ライブシーンの躍動感も文句のつけようがない。注目は坂本龍一やMr.Childrenのミュージックビデオのほか、21年の映画『恋する寄生虫』も称賛された柿本ケンサク監督が手がけた回で、日常的なシーンでもパキッとしたシャープな画に見惚れるし、1話冒頭での14年の映画『セッション』のオマージュのような「演奏のシンクロ」や、最終10話での「丸ごとほぼライブシーンのみ」での構成と魅せ方には大きな感動がある。
先ほどは「少女漫画然としている」「笑ってしまう展開もある」と揶揄をしてしまった物語部分も、キャラクターのわかりやすい書き分けと、次々にキャラクターの感情を示して先が気になる構成になっていること、そして最終10話に向けて「集約」していく構成に感心する。さらに、脚本家に『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)などのアニメで知られる岡田麿里が参加していることも注目ポイントで、特に4話では実に岡田脚本らしい「人間関係のこじれ」が描かれており面白く観られた。
また、原作のライトノベルは1993年から連載されているので、王道の少女漫画らしい展開が今となってはやや古くも見えてしまうのは致し方のないことかもしれない。それでも、SNSやストリーミングなど、2025年の今の音楽シーンへうまく組み換えているところもあり、少なくとも見た目では現代のエンタメとしてふさわしいクオリティになっていたのは間違いない。
幻冬舎コミックスのインタビューによると、ドラマ版の共同エグゼクティブプロデューサーも務める佐藤健が原作に惚れ込んだ理由は、「『グラスハート』以上に登場人物が魅力的な作品はなかった。だからこそ自分が映像化を手がけるなら、この作品しかないなと思いました」だという。同インタビューでの「原作に泥を塗るようなことはしていないつもりです」といった言葉から、その愛情と覚悟は伝わるだろう。
その佐藤は、自ら演じた藤谷について「僕のこういう生き方をしたいという美学をまさに体現している人」と憧れを語っている。それが劇中の演技のナルシスティックさにつながり、賛否を呼ぶ結果になってしまったのかもしれない。一方で、佐藤は同インタビューで「藤谷みたいな人間にはなれないし、同じことはできない」と自身とは完全に同一視できないことも語っている。
その上で、佐藤は「藤谷って何を考えているかわからないじゃないですか。彼の本当の気持ちがどこにあるか、なかなか読者にもわからない」と、藤谷が共感しづらいキャラクターであることを前提にしつつ、「だけどもドラマオリジナルの部分で、(野田)洋次郎の曲がすべて語ってくれた」とも話している。佐藤は藤谷のキャラクターの「わからなさ」もわかった上で、作品の楽曲がそれをカバーするどころか、「すべて語ってくれる」ほどに楽曲を信頼し、だからこその大きな感動もある作品に仕上がったと言えるだろう。
いずれにせよ『グラスハート』が賛否を呼ぶ作品であることに異論はないが、序盤の少女漫画然とした展開で過剰に拒否反応を持ってしまうのはもったいない魅力があるし、特に最終10話では「ここまで見届けていたからこその感動」があるのもまた事実だ。前述したように皮肉まじりでもいいので、ぜひ楽しんでほしい。
(文=ヒナタカ)
参考:佐藤健スペシャルインタビュー::グラスハート::幻冬舎コミックス|若木未生が贈る、伝説の青春×音楽小説!
https://www.gentosha-comics.net/event/glassheart_interview.html
※宮崎優の崎は「たつさき」が正式表記
※高石あかりの高は「はしごだか」が正式表記
【サイゾーオンラインより】
前回(第30回)の『べらぼう』、演者が寺田心さんから井上祐貴さんに交代し、本格再登場を果たした松平定信がさっそく溜之間詰の大名にまで成り上がっていました。どこかで見た顔だと思ったら、朝ドラ『虎と翼』でヒロイン・寅子(伊藤沙莉さん)の義理の息子・朋一を演じていた俳優さんなんですね。
以前このコラムでもお話したように、史実の定信は田沼の屋敷に日参し、「銀の花活」などの賄賂を贈って、「一代限りで溜之間詰め大名に昇格する」というステイタスを買い取ったわけですが、ドラマの定信は違いました。
定信の派閥が、「黒ごまむすびの会」と田沼意次(渡辺謙さん)らにあだ名されていたのには苦笑しましたが、その一人から「大奥に知人はいるか?」と聞かれたことをきっかけに、10代将軍・徳川家治(眞島秀和さん)の側室・知保の方(高梨臨さん)に接近。彼女の好意を得て、家治にも存在をアピールするなど社交術でも超一流といった様子です。
史実の松平定信も自他ともに認める美形でしたし、大奥では美形の政治家は(それこそ若き日の田沼意次がそうであったように)、人気を博すのが通例でした。しかし大奥に対してもビシバシと質素倹約を断行する定信は、大奥の女たちから超絶不人気でした。
結局、定信が老中首座(=首席の老中)として権勢をふるった期間はわずか6年。田沼時代がおおよそ20年ほどあったのに比べると、鳴り物入りで登場したわりには短命だったといえるでしょう。大奥から嫌われた政治家は、すぐにダメにされるのが江戸城の掟なのでした。
史実の松平定信は空気が読めない「コミュ障」であったことも、彼の政治家としての致命傷になりました。興味深いのは、定信が老中時代に定めた政治方針(寛政の改革)のほとんどは「寛政の遺老」と呼ばれるシンパたちの手で末永く受け継がれていった点です。定信という男だけは本当にガマンならないが、彼の政策は概ね認める……という評価が幕府、そして大奥の中にもあったのでしょうね。
ドラマの定信のキャラは史実をベースにしていますが、今後もオリジナル要素が強くなりそう。ドラマの定信はひそかに黄表紙を愛読し、「(山東)京伝」(古川雄大さん)と呼び捨てではなく、ちゃんと「京伝先生」などと呼ぶ一面もあるため、たんなる「時代の空気が読めない人」ではなさそうな気もしますが、今後、どう描かれていくのか楽しみです。
ドラマオリジナルといえば、前回は喜多川歌麿(染谷将太さん)関係もオリジナル要素が強く、たいへん興味深く拝見しました。
筆者の周囲からも「蔦屋耕書堂における歌麿の本格デビューは、枕絵だったの?」という疑問が出ていたのですが、これについては「史実的には違う」と答えるしかないんですね。
史実の喜多川歌麿は、蔦屋で仕事するようになるまでの経歴がよくわからない人物なのですが、ドラマの歌麿は母親とその愛人男性との関係をこじらせており、自己評価が低く、陰間(=売春している男性)していた時代が長かったなど、複雑な過去を持つキャラとして描かれています。
史実的にいうと、歌麿が片岡鶴太郎さんの怪演が光る絵師・鳥山石燕(とりやませきえん)に師事していたのは、蔦屋で仕事を始める以前の話。その後の彼は北川豊章(きたがわとよあき)などの画号を名乗って絵師活動をしていましたが、人見知りが強く、才能があるのにブレイクしない下積み時代が長かったのでした。
しかしそんな歌麿の前に、彼より3歳年上の蔦屋重三郎が現れ、即座に歌麿の類いまれな画才を見抜くのです。
こうして天明元年(1781年)のころから、歌麿は蔦重の住居兼店舗で、蔦重や彼の妻(ドラマでは「てい」)たちと同居しつつ、蔦屋の仕事を続けました。そしてようやく天明8年(1788年)、『歌まくら』という異色すぎる春画集で大ブレイクを果たすのです。
しかし『歌まくら』刊行の約1年前、「ここに歌麿あり」と世間に彼の存在を認めさせるきっかけとなったのが、天明7年(1787年)刊行の狂歌絵本『画本虫撰(えほんむしえらみ)』なのでした。
田沼意次が失脚したのが、さらにその前年の天明6年(1786年)8月。前回までのドラマの時間軸はこの天明6年なんですね。
歌麿に関してはドラマオリジナルの要素が強く、今後の展開予測は困難ではありますが、史実とすり合わせるなら、ドラマの歌麿は前回同様、男女の性行為を描こうとすると、毒母と愛人との記憶がフラッシュバックし、苦悶のあまり描けなくなることの繰り返し。
スランプに陥った歌麿に、蔦重は息抜き代わりに別の仕事をさせることにして、狂歌好きの読者がお金を払って自作を掲載してもらう「入銀本」の狂歌絵本『画本虫撰』の絵師に抜擢。
これが好評となり、歌麿も「知る人ぞ知る」くらいの立ち位置と自信を得て、その翌年、ビザール(特異)趣味てんこもりの仰天春画集『歌まくら』で大ブレイク……あたりになるのかな、と思ったりもします。
しかし、史実の蔦重は歌麿を大々的に売り出すべく、確実に段取りを踏みながら彼をプロデュースしていったことがわかるのです。
『画本虫撰』という書物を開いてみると、まずは序文があるのですが、その次に出てくる最初のカラーの見開きが「蜂と毛虫」というテーマなのです。
歌麿は「妖怪画」で知られる絵師・鳥山石燕の弟子だったこともあり、人間より動植物を写実的に描くことを得意としました。同作は彼の個性を活かした一冊なのですが、刊行背景が興味深いのです。
『画本虫撰』刊行の前年(=天明6年)に田沼時代は終わっており、質素倹約を出版業者にも強制してくる松平定信の時代が始まっていたわけですね。
もちろんエロはダメですし、華美なテーマもダメ。高級な画材を使った出版物も定信時代には規制対象となりました。それゆえ動植物が得意な歌麿に、一見、図鑑のような動植物の絵を描かせ、その余白に歌を載せている「だけ」の本だと見えるよう、『画本虫撰』は編集されていたのです。
しかし、実際はそうではありませんでした。蔦重の手腕には、驚かされるばかりなのですが、『画本虫撰』の冒頭の狂歌は、当時の有名狂歌師・尻焼猿人(しりやけのさるんど)による「こハごハにとる蜂のすのあなにえや うましをとめをみつのあぢハひ」という作だったのです。
これがのっけからど直球のエロ歌なんですね。
「蜂の巣を恐る恐る取ると、ああ~! なんて美味いんだ。蜂の巣の穴から、若い女みたいな味の蜜が出てくる~(超訳)」などという感じ。とんでもないお下品な歌なのですが、これを詠んだ尻焼猿人は、琳派の画家として有名な「あの」酒井抱一の狂名(=狂歌師としてのペンネーム)なのです。そして尻焼猿人=酒井抱一であることは、狂歌好きには公然の秘密でした。
そして酒井抱一といえば、動植物画の名手として、すでに超有名アーティストだったのです。そんな酒井抱一=尻焼猿人も寄稿している『画本虫撰』の絵師を、喜多川歌麿が努めているということは、彼は酒井抱一先生も認めた存在だという意味も持たされているわけです。
江戸時代の書物は基本的に数十ページ単位と短いので、こういう作り手の創意工夫がギュッと凝縮され、反映されているのが魅力です。作り手の意図を本文から、そして行間から読み解けたとき、はじめて「本当の面白さ」にたどり着けるのです。
――というわけで、蔦中は『画本虫撰』において、お抱えの絵師・喜多川歌麿を超ビッグネームの絵師・酒井抱一にして有名狂歌師・尻焼猿人と「共演」させ、歌麿の名を売り出していたのでした。そういう地道なプロモーションの末に、歌麿の春画集『歌まくら』が刊行され、大ブレイクしたのです。
ただ、こういう複雑な文脈はドラマにはしづらいので、この点も大きく読み替えられ、森下佳子先生流に面白くアレンジされるのではないか、と想像されます。しかしなんにせよ、春画の主役といえば男女の「アレ」――巨大すぎる性器ですから、NHKとしては絶対に映してはいけないモノのはず。
改めて今年の「大河」は攻めている……と実感できる内容になっていくのではないでしょうか……。まさかモザイクはないでしょうけど、どう春画が登場するのか、ヒヤヒヤものです!
(文=堀江宏樹)
【サイゾーオンラインより】
フジテレビ元アナウンサーへの性的トラブルで今年1月に芸能界を引退した中居正広氏。そして、複数のコンプライアンス違反により、日本テレビ系の人気バラエティ『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板し、無期限の活動休止を余儀なくされたTOKIOの国分太一。
芸能界、とりわけテレビ界では目下、ハラスメントが大きな問題になっているが、「NEWSポストセブン」が大物タレントAに関する新たなハラスメント疑惑を報じて注目を集めている。
「ある民放キー局が、水面下で『Aさんによる社員、スタッフ、その他関係者へのハラスメント行為を見たことはありますか』と調査を行っている、というものですが、ポストセブンの報道に間違いはありません」(大手プロの役員)
「日テレで国分のパワハラが問題になった際、局内でAの番組スタッフへの言動を問題視する声が上がったんです。そこで、Aと仕事をしたことがある番組スタッフやAと親交がある社員に極秘でアンケート調査が行われた。回答内容によってはヒアリングされた関係者もいるようです」(前同)
大物タレントAとは誰なのか。パワハラ疑惑とは具体的にどのような内容なのか。業界関係者の間で真っ先に取りざたされたのは、中居氏の女性トラブル問題を調査したフジテレビ第三者委員会の報告書に登場したタレントUだった。 「Uは、中居氏らが催した『スイートルームの会』の参加者として報告書に登場した人物ですが、今回浮上した大物タレントAも中居氏とプライベートで親しかったことから、同一人物ではないかと噂されました。ちなみに、“U”とは、報告書に出てくる人物をアルファベット順に割り振ったもので、イニシャルではありませんが、結局、Uが誰なのかは、いまだにわからずじまいです」(スポーツ紙記者)
だが、その後、大物タレントAについては、一部の業界関係者の間ではほぼ特定された状態だ。
「現在、レギュラー番組を8本以上持ち、テレビで見ない日はないほどの人気タレントです。もともとお笑いトリオのメンバーでしたが、その後ピンで活動するようになり、主にフジテレビ系のバラエティに出演してブレイクしました。 ただ、デビューの頃から口が悪く、態度もデカいため、当時から『西の島田紳助、東のA』と言われていました。紳助が売れると態度を改めたのか、Aも少しは大人しくなりましたが、お笑いの大先輩であるビートたけしを『たけし』と呼び捨てにしたこともありました。もっとも、たけしは相手にしていませんでしたが、別のレジェンド級のタレントを怒らせて、しばらく干されていた時期もあったはずです」(お笑い関係者)
そんなAのパワハラについて今回、調査対象になっている日テレ系のレギュラー番組は、少なくとも3本あるという。
「ポストセブン」によると、Aは納得いかない部分があると、収録現場で「それは違うだろ!」などと声を荒らげることがあったという。
「Aは趣味を活かした番組を持っているのですが、ものづくりへのこだわりからか、自分が納得できないと、声を荒げることがあるんです。その態度が威圧的なので、特に若手からすれば、パワハラと感じてもおかしくありません」(大手プロマネージャー)
Aに関する調査は、最近では、過去の共演者や所属事務所の関係者にまで対象が広がっているという情報もある。
「それが事実なら、日テレはA本人の耳にも入ることも承知の上で調査していることになりますから、その本気度がうかがえます」(前同)
調査結果は、国分太一氏のケースのように公表されるのか。Aはどのような言動に出るのか――。局の対応に注目だ。
(文=本多 圭/ジャーナリスト)
国分太一、コンプラ違反の内容とは?
国分太一またパワハラ!?
【サイゾーオンラインより】
8月20日午後10時より第7話が放送される當真あみ主演『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系、水曜午後10時)。ネット上では「ドハマりした!」などと好意的な声が目立つが、視聴率はなぜか急落してしまったようだ。
同ドラマは、2016年公開の広瀬すず主演映画『ちはやふる-上の句-』『ちはやふる -下の句-』の10年後を描く続編。
映画版に出演していた上白石萌音がレギュラー出演するほか、やはり映画シリーズのキャストである広瀬、野村周平、矢本悠馬、森永悠希、佐野勇斗、優希美青も順次出演し、20日放送の第7話には映画版で主人公の幼なじみを演じた新田真剣佑が登場するという。
ネット上では「ちはやふるにハマりすぎて、何回も見返してます!」「キャスティング良すぎ!特に主人公は當真あみさんにして大正解です」「毎話、主人公の成長が立派すぎてカルタとってるだけで涙」などと好意的な声が目立ち、レビュー投稿サイト「フィルマークス」では総合4.0点と高い評価を得ている。
高評価の理由について、ドラマライターの北村有氏が語る。
「原作と映画で積み重ねられた、いわば『青春の記憶』をていねいに継承している点が、既存のファンはもちろん新規のファンも獲得している理由ではないでしょうか。競技かるたを通じて仲間と出会い、力を競い合い、ときに密かに芽生えた恋心の予感も味わう。そんな若者たちの熱量を、大人世代となったかつての登場人物たちがふたたび背負う姿に、共感とノスタルジーを覚える視聴者が多いのだと思います」
しかし、平均視聴率は厳しい状況と言わざるを得ない。7月9日放送の初回こそ世帯5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.2%とそこそこであったが、その後、世帯で4%台が続き、第5話で世帯2.7%、個人1.5%まで急落。第6話では世帯3.3%、個人2.0%まで持ち直したものの、期間平均で同枠史上最低視聴率となる可能性もありそうだ。
「視聴率の低迷については、配信サービスの普及によりリアルタイム視聴をする習慣が減っているという環境要因も大きいように思います。加えて、原作やこれまでの映像作品をまったく通ってきていない新規ファンについては、主演の當真あみさんをはじめ、若手俳優がメインキャストに据えられている作品は敬遠されやすいのかもしれません」(前出・北村氏)
なお、『ちはやふる-めぐり-』が放送されている「水曜ドラマ」枠は、1991年~昨年3月まで続いた長寿枠であったが、なぜか昨年1月期の川栄李奈主演『となりのナースエイド』で廃枠に。
そして、同4月からハライチと佐藤栞里が司会を務めるバラエティ番組『世界頂グルメ』が始まり、これが1年で終了すると、今年4月期の『恋は闇』からドラマ枠が復活した。エンタメ誌の編集者が話す。
「『水曜ドラマ』はもともと『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』『ファーストペンギン!』『となりのナースエイド』など数々のヒットドラマを生み出しており、日テレの看板ドラマ枠として知られていました。しかし、昨年バラエティ枠に変更して以降、数字に苦戦。裏番組のフジテレビ系でもドラマ枠がありますし、今の数字のままでは再び廃枠に踏み切ってもおかしくなさそうです」
TVerでもお気に入り数41.8万(18日現在)と微妙な数字となっている『ちはやふる-めぐり-』。初回に一瞬登場した広瀬が今後、再度出演する可能性もあるが、注目度は果たして……。
【サイゾーオンラインより】
アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(以下、『無限城編』)が、公開から1カ月で累計興行収入250億円を突破したことが明らかに。異次元の大ヒットを記録する中、出演声優同士の関係性もシリーズファンの注目を集めているようだ。
『鬼滅の刃』は、鬼になった妹・禰豆子を“人間へ戻す”べく、主人公・竈門炭治郎が鬼と戦う組織「鬼殺隊」に入隊し、成長していく様を描いたダークファンタジー。漫画家・吾峠呼世晴氏が2016年2月から20年5月にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載した人気作で、19年3月に同4月スタートのテレビアニメ『「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』(TOKYO MXほか)の第1話から第5話までで構成された特別上映版『「鬼滅の刃」兄妹の絆』が劇場先行上映された。
そして、20年10月に続編として『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開され、最終興収404.3億円(興行通信社、以下同)という前人未到の記録を達成し、国内歴代興収第1位に台頭。全世界興収も517億円を超えるなど、一大ブームを巻き起こした。
今回の『無限城編』は、その後制作された『遊郭編』(フジテレビ系、21年12月~22年2月)、『刀鍛冶の里編』(同、23年4~6月)、『柱稽古編』(24年5~6月)に続く劇場版3部作の序章で、宿敵・鬼舞辻無惨(声:関俊彦)の根城である「無限城」を舞台に、炭治郎(声:花江夏樹)たちが最後の戦いに挑む――というストーリーが展開する。
「7月18日の公開から4日間で累計動員516万人、興収は73億円超えと、日本映画史上最高のオープニングを飾った同作はその後も順調に客足を伸ばし、8月11日までに累計興収は220億円を突破。国内の歴代映画ランキングでは、5位の『君の名は。』(16年/最終251.7億円)に次いで6位にランクインしています。そして18日、『鬼滅の刃』公式Xは、『公開31日間で観客動員1827万2941人(興行収入257億8265万6600円)と大変多くの方にご鑑賞頂き心より御礼申し上げます』(原文ママ、以下同)とポスト。このままのペースを保つことができれば、『無限列車編』の404.3億円超えは十分射程圏内でしょう」(声優ライター・勅使河原みなみ)
なお、映画のヒットを記念し、これまでに公開御礼舞台挨拶「壱」「弐」が行われ、8月31日には「参」が予定されている。そんな中、15日には新たに鎹鴉(かすがいがらす)役キャストが登壇する「鴉」の開催が発表された。作品にまつわる裏話が出演陣から語られるであろう貴重な機会だけに、シリーズファンならば見逃せないイベントだろう。
ちなみに、8月3日の公開御礼舞台挨拶「壱」(TOHOシネマズ日比谷)には、今作で十二鬼月の新上弦の陸・獪岳(声:細谷佳正)と死闘を繰り広げる我妻善逸役の下野紘、善逸の師匠である桑島慈悟郎役の千葉繁が登壇。「オリコンニュース」のレポートによると、下野は「『無限城編』の第一章の善逸を語るうえでも、どこかで千葉さんとこういった形でご一緒出来たらいいなと、本当に思っていました」と語ったとか。
また、「ギャーギャー騒いでいるかと思えば、シリアスな表情をしていたり、二面性が色々とあるキャラクター」の善逸役のオーディションを受けるにあたって、「どういう声を出したらいいのかと考えていた際、ふと千葉さんの様にはちきれんばかりの声を出さないとこのキャラクターは演じられないのではないか」と思い、千葉の演技を参考にオーディションに臨んだとのこと。「我妻善逸というキャラクターを演じるうえで、僕の中では千葉さんという存在は本当に大きかったです」とも話していたそうだ。
「下野さんは善逸役に決まった後、尊敬する千葉さんが桑島役を演じることを知って、うれしさのあまり本人にもその話をしたといいます。下野さんは以前から役作りに関するエピソードをメディアのインタビューやラジオなどで口にしていて、実際、ネット上のアニメ・声優ファンからも『下野くんの演技、千葉繁さんの演技に似てる』『やっぱり千葉繁さんを意識してたのか』などと納得の声が上がっていました。そんな“師弟コンビ”が今回揃って舞台挨拶に登壇し、それぞれの役への思いやアフレコの裏側などを語ったため、SNS上には参加したファンから『まさかこのお二人のお話が聞けるとは!』『下野さんと千葉さんが並んでいるのは胸熱すぎた』『貴重なお話が聞けて本当にうれしかった』などと感激の声が寄せられ、2人の関係性に再び注目が集まっています」(前出・同)
現実同様、作中でも師弟を演じている千葉と下野について、制作会社関係者は以下のように語る。
「千葉さんといえば、『北斗の拳』シリーズ(フジテレビ系)でやられ役や次回予告を担当し、突き抜けた“テンション芝居”で独自のジャンルを築き上げたレジェンド。演技力は申し分なく、二枚目から三枚目、落ち着いた役から明るい役まで幅広い表現が可能で、アドリブ力も卓越しているだけに、下野さんが千葉さんの演技をヒントにしたのもうなずけます。人柄も非常にすばらしく、多くの後輩に慕われており、業界内で千葉さんを悪く言う人はほぼいないでしょう。音響監督としての顔も持ち、舞台経験も豊富で多才ですし、モーターパラグライダーが趣味で体力も抜群。非常にアクティブでタフな方です」
一方の下野も、「人柄の良さ」が評価されているようだ。
「下野さんは、CDにアニメにとメディアミックス展開を広げる人気ゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ(以下、うたプリ)の来栖翔役や、『進撃の巨人』シリーズ(TBS系、NHK総合ほか)のコニー・スプリンガー役など、さまざまな作品で人気キャラを演じてきたように、役に恵まれてきた人。その実力は、千葉さんレベルと比較すれば、まだまだ人気先行の感は否めませんが、舞台挨拶で千葉さんが『下野君は本当に真っ直ぐに演じられる人』と評していたように、決して驕ることなく、地に足をつけて真摯に声優業を着実にこなしている印象があります」
なお、下野は舞台挨拶で今作は「(アフレコの)緊張感や気合いは、今までで一番だった」「我妻善逸にとって本当に重要な物語のひとつ」とコメント。また、善逸は、「自分自身が声優として積み重ねてきたものが全部発揮できるような素敵なキャラクターで、僕の声優人生においてなくてはならない存在のひとつ」とも話していた。
このように、下野と千葉の関係性や作品にかける熱い想いを知ると、よりアニメを楽しめるだろう。
【サイゾーオンラインより】
――合コン歴20年以上、累計回数2,500回以上、30代なかばに乳がんで闘病するも、現在は絶賛婚活中のライター・漫画家の白戸ミフルが「アラフォー婚活」の実体験をほぼリアルタイムでお届けします! アラフォー中の結婚は成就するのか……!?
ナンパしてきた中年男性から「オバサン」呼ばわりされた経験をバネにして「婚活の鬼」になった私、46歳。40代前半の男子が幹事をする合コンへやってきた。
【サイゾーオンラインより】
お笑いコンビ・さらば青春の光が8月3日、カンテレの『マルコポロリ!』に出演し、かつて所属していた松竹芸能を辞めた理由を明かして話題となっている。
森田哲矢と東ブクロは2013年3月いっぱいで松竹芸能を退所。
現在は個人事務所、ザ・森を窓口に芸能活動を展開しており、今年開催したライブツアーの観客動員数は4万人以上、関連YouTubeチャンネルの登録者数は250万人以上に及び、テレビやラジオ、web配信番組などで複数のレギュラー番組を抱えるなど活躍を見せている。
お笑い業界のみならず、芸能界全体を見渡しても独立後の勝ち組と言ってもいい存在だが、森田は同番組で松竹芸能退所の前年に開催された『キングオブコント 2012』で準優勝したことに言及。
当時を振り返り、「反響がメチャクチャあって。これはきたなと」と手ごたえを感じていたとし、「やっと全国の賞レースで2位までいったから仕事が増えるやろな、収入増えるやろなと思っていたら、次の月の給料が8000円やったんすよ」と告白した。
相方の東ブクロが「(収入は仕事よりも)遅れてくるからそうなんですけども」とフォローしつつも、森田は「それで辞めることを決意するという」と給料の額にショックを受けて退所を決断したことを明かしたのだ。
松竹芸能といえば、『M-1グランプリ2002』王者のますだおかだやお笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん、ヒコロヒーなど人気芸人を多数抱えている。
その一方でさらば青春の光以外にもAマッソ(13年退所)やみなみかわ(24年退所)、キンタロー(24年退所)など独立する芸人も多いが、その要因として薄給があるのだろうか?
芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。
「給料が安いと言うとかつての吉本興業が有名で、吉本芸人たちもたびたびネタにしてきましたが、若手芸人の収入面の厳しさに関しては松竹芸能はそれ以上とも言われていました。吉本に比べると若手芸人が出演できる常設劇場の数は多くなく、営業力やテレビ番組やイベントなどへのブッキング力も強くはないので、ブレークするまでは収入面で苦労する芸人もかなり多いとは聞きます。さらば青春の光は『キングオブコント 2012』で準優勝する前から『NHK上方漫才コンテスト』の本戦に出場したり、『ABCお笑い新人グランプリ』の決勝に進出したりとそれなりに存在感を放っていました。それでいて、仮に当時の月収が本当に8000円だとしたら、『キングオブコント』準優勝の実績がまだ加味されていなかったとしても本人たちが安過ぎると感じても不思議ではないですし、同じくらい活躍している吉本芸人の方が給料は良いと思います」
実際、バラエティー番組を手掛ける放送作家もこう明かす。
「以前は、松竹芸人が吉本芸人のように給料やギャラの安さをネタにしないのは“笑えないレベルだから”なんて話も聞きましたね。なんだかんだ言って吉本は賞レースで活躍したり、ある程度売れた芸人ならアルバイトせずとも本業だけで食べて行けるくらいの収入は用意しますし、明石家さんまさんや『ダウンタウン』クラスの大物になればギャラの取り分も若手芸人とはだいぶ違います。他方、松竹芸人はそこそこ活躍してからもバイトを掛け持ちしているケースもありましたからね」
もっとも、近年は芸人を取り巻く環境も多少の改善が見られるという。
「昨今の芸能界を取り巻く環境の変化や所属芸人の退社ラッシュなどを受けて、ひと昔前に比べると多少は給料面も改善されているとか。とくにクロちゃんやヒコロヒーさんのような会社の屋台骨を支えるブレーク中の芸人に関しては、ギャラの取り分などそれなりに厚遇しているようです。『ますだおかだ』さんはすでにベテランの域にありますし、クロちゃんやヒコロヒーさんにまで辞められたら、さすがに会社としてのダメージも大きいでしょうからね」(同放送作家)
クロちゃんやヒコロヒーに続き、薄給をバネにブレークを果たす松竹芸人は現れるだろうか。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)
【サイゾーオンラインより】
STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO)のジュニア内グループ・少年忍者のコンサート『少年忍者 LIVE 2025 This is 忍者』が、8月14日に開幕した。初日の公演を見たファンの中には、グループの解散を疑うなど悲観的な声を上げる者も存在する。
かつて、Snow Man・ラウールも在籍(2019年1月に脱退、当時の芸名は村上真都ラウール)していた少年忍者は、 18年6月9日に結成された14人組の「ちびっこ忍者」が前身の事務所内随一の大所帯グループ。同年8月に「少年忍者」へと改名後、メンバー編成を繰り返し、22年5月31日に平塚翔馬が脱退して以降は21人体制で活動していた。
そして今年2月、ジュニア内に新たなグループ・ACEes、KEY TO LIT、B&ZAIの3組が誕生すると同時に、少年忍者メンバーだった深田竜生はACEesへ、稲葉通陽と川崎星輝、鈴木悠仁の3人はB&ZAIに所属することとなった。
「その後の4月8日、グループの中心メンバーである織山尚大は、公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webのブログ『忍ばない少年達の交換日記』内のページ『忍びの定期更新』(9日午後8時までの期間限定公開)に、不穏な文章をつづっていました。ほかのグループに移籍した仲間とのエピソードをつづりながら、『みんなの中にも 残ってると思う メンバーの中にも それを見届けてくれた お客さんの中にも』『21人の未来は 数や計算だけじゃ計り知れない 可能性に満ち溢れた存在だからね』(原文ママ、以下同)など、思い出に浸るような内容だったんです。グループの改名や退所者が出る、もしくは織山自身が少年忍者を離れるのではないか……と、さまざまな臆測を呼びました」(芸能ライター・阿部ベア氏)
なお、グループをめぐっては同16日に小田将聖が30日付で事務所を退所すると発表し、依然として不穏な空気がたちこめていた中、21日午後、FAMILY CLUB webがリニューアルしたタイミングでブログの運用体制が変更されることに。グループのリーダー・川崎皇輝が更新スタイルや掲載期間などの変更点についてブログ内で説明したため、ネット上のファンからは「皇輝くんの文章的にも少年忍者の解体はしばらくなさそうで安心した」「新ブログが始動したから安心」など、安堵の声が漏れていた。
こうして、現在は16人体制で活動を継続している少年忍者。彼らの単独コンサート『少年忍者 LIVE 2025 This is 忍者』は8月14日にスタートし、31日まで東京・Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)で計29公演を行う予定だ。
初日の公演に参加したファンのレポートを見ると、披露した楽曲や演出面を含めて、少年忍者の“集大成”のような仕上がりになっていたという。過去の映像が流れる場面もあったほか、川崎が若手のジュニアと台詞を交わすシーンなどが意味深だと感じたそうだ。
SNSでは「『集大成』って感じ。グループは解体かもしれない」「皇輝のあいさつとか演出とか、いろんなところに忍者の終焉を感じた」「少なくとも16人の少年忍者は終わりで、グループ名が変わるんだなと思った」などとネガティブな感想が相次いでいる。不安を抱えているファンは「少年忍者が継続するという確定演出がほしい」と嘆いている状況だ。
ただ、少年忍者は公演内で “新衣装”をお披露目していたといい、「解散はしないでしょ」「今後どうなるかわからないグループに、事務所が新衣装を与えるはずがない」と、前向きに受け止めている人も。
「今回は16人組になってから初の公演となりました。コンサートの様子を伝えている15日付の『スポーツニッポン』では『事務所を代表するアイドルになって世間の常識をひっくり返したい』(織山)、『これからもずっとアイドルでいたい』(川崎)と、彼らの決意の言葉を紹介しています。なお、コンサートのタイトルは『This is 忍者』ですが、青木滉平いわく、『これぞ少年忍者というパフォーマンス』を詰め込んだ内容になっているとか。記事は『16人で未来に向けて突き進んでいく』というポジティブな言葉で締めくくられており、グループの解体を示唆する表現はありませんでした」(前出・同)
今後のステージで、あらためてメンバーがファンの不安を払拭するようなメッセージを発信すれば、心配の声も減っていくだろう。まずは31日の最終日まで、一人も欠けることなく全力のパフォーマンスを届けてほしいものだ。