同時デビューしたSnow Manの場合は、今年に入りデビュー記念日の1月22日にベストアルバム『THE BEST 2020 – 2025』をリリース。さらに、4月に東京・国立競技場で、6月には神奈川県・日産スタジアムにて初のスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』を開催し、5周年イヤーを盛り上げていた。
かたや、6人組でグループ名に「Six」が入っていることもあり、「6」という数字を大事にしてきたSixTONESは、今年1月22日に公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webのブログ内で、メンバーの松村北斗が「グループ名にかけて5周年はパスして6周年を大切な年にすることにした」(原文ママ)と宣言。実際、Snow Manがベストアルバムを発売してスタジアムライブを行った一方で、SixTONESはデビュー5周年を押し出したイベントは実施していなかったのだ。
「この件を聞いて思い出したのは、関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)でした。彼らもグループ名にちなんで8周年をアニバーサリーイヤーとしていましたし、07年に初のドームコンサート『関ジャニ∞ えイトっ!ホンマ!?ビックリ!! ドームコンサート in OSAKA』(大阪・京セラドーム大阪)を行ったあとに、47都道府県を巡るツアー『全国47都道府県 完全制覇!!関ジャニ∞ えっ!ホンマ!?ビックリ!! TOUR 2007』を実施しています。このツアーは、アリーナはおろかホールクラスまでが対象会場となりましたが、距離感が近く感じられたことで、彼らの人気の土台を盤石なものにした印象があります。近年ではファンがアーティストを『ドームに連れていきたい』といった空気になり、大きい会場でライブをやることがよしとされがちですが、会場が小さくなることで感じられるよさもあります」
「個人的には、キンプリ・永瀬廉と高橋海人、そして元キンプリメンバー・平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太からなるNumber_iが『紅白』で共演を果たすのかどうかが気になるところです。周知の通り、NHKとSTARTOはここ1~2年で関係が悪化していたものの、今年に入って元に戻りつつあります。『週刊女性』は、STARTOからtimeleszとキンプリの2組が『紅白』に出る可能性を伝えていましたが、キンプリは9月9日に放送された『うたコン』に出演していますし、10月18日には『Venue101』の特別企画として、『Venue101 Presents King & Prince LIVE SPECIAL』なる番組も放送されました」(芸能ライター・阿部ベア氏)
23年5月22日にキンプリを脱退し、その後Number_iを結成して24年元日に鮮烈なデビューを飾った平野、岸、神宮寺の3人は昨年、新グループとしては初めて『紅白』に出場。今年も引き続きNHKとの接点を持っており、音楽番組『SONGS』(4月10日放送)、『Venue101』(5月24日放送)に登場したほか、11月1日には同じく『Venue101』の派生版『Venue101 Presents Number_i THE LiVE』がオンエアされたばかりだ。また、同3日に東京ドームで開催され、Number_iが大トリを務めたライブイベント『MUSIC EXPO LIVE 2025』の模様は、NHK総合(12月12日)などで放送が予定されている。
「他局の音楽番組にも登場しているNumber_iですが、キンプリの2人とガッツリ共演する機会はいまだにありません。『ミュージックステーション SUPER LIVE 2024』(テレビ朝日系、12月27日放送)など、同じ大型特番に出るタイミングこそあったものの、出演時間が分かれるなどし、すれ違いで終わっていました。そんなキンプリとNumber_iが、ともに『紅白』に出場するとなれば、話題性は抜群。毎年、『紅白』サイドは視聴者の興味を引きつけるような企画を用意したがりますから、キンプリとNumber_iの共演も当然、視野に入れているはず。もし実現した際は、SNS上が大騒ぎになるでしょうね」(同)
取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。
さらに、原作ファンから激しい賛否を呼んでいる具体的なポイントには、山崎まさよしの挿入歌「One more time,One more chance」(1997年)が流れるタイミングの大胆な変更がある。同楽曲は実写版の劇中でDVDとして登場する山崎の初主演映画『月とキャベツ』(96年)の主題歌でもあり、『秒速5センチメートル』という作品の「顔」と言っていいほど歌詞が物語にシンクロしている楽曲なだけに、「そこは変えないでほしかった」と思ったファンも多いだろう。
なお、彼らは2月から3月にかけて、台北、バンコク、ロサンゼルス、ニューヨーク、北京、ソウルの全6都市を巡る初のワールドツアー『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』を行い、大成功を収めている。デビュー6年目に突入し、着々とステップアップしているようだ。