XY、手越祐也ら続々離脱に「やっぱりね」、YOSHIKIのプロジェクトはなぜこうなる？「名参謀のような存在が……」

2025/06/18 15:00

サイゾーウーマン編集部

XY、手越祐也ら続々離脱に「やっぱりね」、YOSHIKIのプロジェクトはなぜこうなる？「名参謀のような存在が……」の画像1 — YOSHIKI（写真＝Getty Images）

　14人で活躍していたボーイズグループ・XY（エックスワイ）のメンバー体制が大きく崩れることとなり、Xで謝罪したプロデューサーのYOSHIKI。ネット上では「やっぱりね」といった反応も目立つ。

XYからメンバー続々離脱、14人→8人に

　XYは今月、5月末をもってメンバーのGAIとのマネジメント契約を終了したことや、KARMAとKAIRIが6月28日をもってXYとしての活動を終了することを立て続けに発表。

　加えて、2月よりロックバンド・T.N.Tとして活動しているメンバー5人のうち、手越祐也、KYOHEY、FURUTATSUの3人がXYから独立し、新体制で活動することも報告した。もしこれ以上の動きがなければ、7月以降のXYは8人体制となりそうだ。

　突然の発表にファンが混乱する中、プロデューサーのYOSHIKIも自身のXで同様の報告をし、「内部の意見の相違、進むべき方向に対する考え方の違い、そしてコミュニケーションの行き違いから生じた誤解により、これまで通りの活動を続けることが次第に難しくなってきている状況でした。そうした状況を受けて、KARMA、GAI、KAIRIの3人がXYを離れることとなりました」と経緯を説明。

　さらに、「当初から自分はT.N.Tの制作には関与していません」と明かしたほか、「このプロジェクトのプロデューサーとして、関わってくださったすべての方々に心からの敬意を込めて、真摯に、そして誠実にお伝えしていく責任があると感じています。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

XY、デビュー2年も「アルバムなし」

　なお、XYは日本テレビとYOSHIKIがタッグを組んだボーイズグループ発掘オーディション『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』から誕生したグループで、オーディション中は同局の『スッキリ』や『行列のできる相談所』がバックアップ。

　2023年6月にシングル「Crazy Love」でメジャーデビューを果たしたが、その後にデジタルリリースされたのは「YG」「GET STUPID」「Crazy Love XIV（手越祐也参加14人ver.）」の3曲のみで、デビューから約2年がたってもアルバムは1枚も発表されていない。

　一方、XYはYOSHIKIのオファーにより、昨年10月より手越が加入。当時、XYファンから「なんで手越が加入するのか意味がわからない」「手越が目立ちすぎて、今のメンバーの良さが埋もれちゃう」などと不満の声も多く上がり、物議を醸していた。エンタメ誌の編集者が話す。

「YOSHIKIさんといえば、08年に発表したX JAPANの新曲入りアルバムがいまだにリリースされていなかったり、16年にガールズバンド『Lady’s X』のメンバーを募集し、22年に『Ladies X』としてアルバムをリリース予定であると発表するも、いまだメンバーすらお披露目されていなかったりと、宙ぶらりん状態のプロジェクトを複数かかえています。さらに、22年にHYDEらと結成したロックバンド・THE LAST ROCKSTARSは、2025年春にワールドツアーを計画しており、アルバム制作も予定していると言っていましたが、続報はありません。YOSHIKIさんの体調が思わしくない部分もあるようですが、こうした“有言不実行”についてはYOSHIKIさん本人も自覚しているようで、時おり公の場で自虐的にネタにしています」

YOSHIKIの周囲に疑問「名参謀のような存在が……」

　今回のXYのゴタゴタについて、プロデューサーとして潔く謝罪したYOSHIKI。しかし、Xのリプライには「プロデュースすると決めたのなら最後まで責任を持ってほしいです」「すべてにおいてリリースするタイミングが遅い気がします」といった厳しい声や、「YOSHIKIさん、お仕事がキャパオーバーされていませんか？」「お忙しいんですから、無理なことは無理と言った方が良いと思います」などと多忙を気づかうコメントが寄せられている。

　YOSIHKIのプロジェクトが滞りがちな原因について、芸能ジャーナリスト・竹下光氏は次のように語る。

「今回の騒動については、古くからYOSHIKIさんを知るファンと思しき面々からも、なかなかに手厳しい意見が多いですよね。X JAPANはいまだ活動再開の兆しはなく、Lady’s Xをはじめとして高らかにプロジェクトを立ち上げたものの、頓挫したと言ってもいいものも少なくないですからね。『またかよ』とツッコミたくなる人が少なくないのもうなずけるところです。

　当然、YOSHIKIさん本人のモチベーションや計画性の不足も原因の一つではあるでしょう。ただ、本来サポートすべき周囲のスタッフなどに恵まれていない部分もあるかもしれませんね。YOSHIKIのネームバリューを活かせば企画も通りやすいし、協力者やスポンサーなども集まりやすいでしょう。あれだけのカリスマ性を誇り、輝かしい実績を残している人だけに、その発言やアクションに対して周囲も面と向かって否定したり、苦言を呈したりはしにくいとは思いますが……。過去も含めてこうした話を聞くかぎり、周囲に良い意味でYOSHIKIさんを上手にコントロールしたり、舵取りをしたりできるブレーンや名参謀のような存在がいるのかというと疑問ではありますよね」

　XYがデビューした際には、一部ファンから「あのよっちゃんがオーディションをやり遂げた。偉い！」と賛辞も寄せられていたYOSHIKI。オーディション時には「日本から世界に通用する次世代のボーイズグループを作る」と高らかに語っていたが、残ったメンバーは世界に羽ばたけるだろうか。