サイゾーウーマン芸能テレビ『キャスター』演者の不倫騒動はノイズなのか? 芸能 『キャスター』演者の不倫スキャンダルとの“シンクロ”は視聴者にとって「ノイズ」なのか? 2025/05/23 15:00 サイゾーウーマン編集部 女性タレント 【サイゾーオンラインより】 主演の阿部寛(写真:サイゾー) 不倫騒動の渦中にある永野芽郁が2番手で出演している阿部寛主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系)。5月25日午後9時には第7話の放送を控えているが、一部ネット上では「演者のスキャンダルが作品のノイズになるか否か」について議論されているようだ。 目次 ・『キャスター』は報道の裏側を生々しく描く ・永野芽郁「記事のほうが間違ってるんです」 ・『キャスター』現実がフィクションに割り込んでくる構造的弱さ 『キャスター』は報道の裏側を生々しく描く 完全オリジナルストーリーの『キャスター』は、テレビ局の報道番組を舞台に闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。型破りなキャスター・進藤壮一を阿部、その進藤に振り回される総合演出・崎久保華を永野、進藤を尊敬するジャーナリスト志望の新米AD・本橋悠介をなにわ男子・道枝駿佑が演じる。同作の魅力について、ドラマライターの北村有氏が語る。 「『キャスター』の魅力の一つとして、ニュース番組という、ある意味“リアルを元にした虚構(解釈)”を舞台に、視聴率やイメージ、忖度といった報道の裏側を生々しく描いている点にあると思います。阿部演じる進藤の、一見静かながら圧のある存在感と、永野演じる華の頑固さと未熟さがぶつかり合う構図は、権力と若さ、理想と現実といった構造の縮図にも見えます。ストーリーは中盤に差し掛かり、個々のキャラクターに抱えていた秘密や葛藤が徐々に浮かび上がり、視聴者はただの報道劇ではなく、“人間ドラマ”としての奥行きを感じられるようになってきました。進藤の背景にある闇、そして華との関係性が浮き彫りになっていくとともに、華は本当に進藤からスクープを取れるのかどうか、先行きがどんどん気になる仕組みになっていますね。 第6話では、進藤の『人のものを取ったらいけない』といったセリフが、報道の倫理を超えて“人としての矜持”を問いかけており、ドラマ全体の背骨として響いてきます。社会派でありながらエンタメ性も強い。硬派なテーマを扱いつつも、日曜夜に観たくなるような痛快さと重厚さが共存している点が、本作の最大の魅力ではないでしょうか」 永野芽郁「記事のほうが間違ってるんです」 そんな第6話(5月18日放送)では、「脳死と診断された夫の肺を娘に移植したい」と訴える藤井真弓(中村アン)を華が取材し、「ニュースゲート」で紹介。この放送をきっかけに真弓らを応援する声が広がるも、ある週刊誌の記事によって真弓への同情が非難へと変わる展開などが描かれた。 また、劇中では進藤が華に「幼稚園で習わなかったか? 人のものを取ってはいけないと」と言い放つシーンや、宮澤エマ演じる『ニュースゲート』編集長の市之瀬咲子が華の前で「嘘はまずいわ。一気にイメージダウンしちゃう」が言うと、華が「記事のほうが間違ってるんです」と話す場面などが登場。 これらが永野の不倫騒動を想起させるとして、ネット上で面白がる声が相次いだほか、「不倫がチラついてドラマを純粋に楽しめない」「頑張って永野さんを華だと思いこもうとしてるけど、セリフがこんなにシンクロしちゃうと難しい」といった声も散見された。 『キャスター』“現実”がフィクションに割り込んでくる構造的弱さ こうした意見について、前出の北村氏は次のように話す。 「役者と作品、演じる役柄は本来、別個のものとして切り離して観るべきというのが持論です。しかし、現代ではそれは理想論かもしれません。現代の視聴者はSNSの影響で、役者を“地続きの存在”……つまりその人柄まで意識せざるを得ない時代にいると思います。とくに『キャスター』のように、『イメージ』『嘘』『報道』『スクープ』といったキーワードが強く物語に絡んでくる作品においては、どうしても“現実”がフィクションに割り込んでくる構造的弱さがありますよね。 とはいえ、これは永野さんに限らず、現代のドラマ全体が抱える宿命のようなものではないでしょうか。視聴者が『これはあくまでフィクションであり、役なんだ』と線引きをするには、作品側に“それでも物語に没頭させるだけの説得力”があるかどうかが鍵です。その点でいうと、『キャスター』は阿部の硬質な演技を軸に物語を進めているため、スキャンダルの影響を“ゼロ”にはできなくとも、ある程度は中和できている印象を持っています。むしろ『そう見えてしまうのは、演技とセリフがリアルすぎるからでは?』と感じる視聴者も多いはず。ここを逆手に取って“ドラマと現実のはざま”を楽しむ余白もまた、現代らしい視聴体験といえるかもしれません」 初回から最新話まで平均世帯視聴率は2ケタ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をキープしており、今期の民放ドラマでは独走状態といえる『キャスター』。今後も永野の出演シーンに注目が集まりそうだ。 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2025/05/23 15:00 二股かけられただけ(疑惑)の韓国人俳優が一番かわいそう! 関連記事 “大コケ”回避の『かくかくしかじか』、現実の永野芽郁と重なる……? ランキングトップ10(5月16~18日)永野芽郁考案「めい丼」とは? 冠ラジオ終了で“幻のグッズ”に「めい丼完成まで待ってほしかった」ドラマ『キャスター』だけじゃない 永野芽郁の不倫&二股交際疑惑で誤算が生じたTBSフジテレビの次はTBS? 江頭2:50の暴走と永野芽郁ドラマ『キャスター』ほかトラブル続出に…「お天気キャスターは落としやすい」NHK・岡村真美子、二股不倫騒動に同業者から怒りの声 次の記事 小倉優子、カンニング竹山らの苦労と葛藤 >