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Kis-My-Ft2、ハイタッチ会開催へ――STARTOグループの“接触イベント”増も「『やっと会える人』でいてほしい」とジュニアが本音

2025/05/07 19:00
サイゾーウーマン編集部

サイゾーオンラインより】

初のハイタッチ会を開催するKis-My-Ft2(写真:サイゾーウーマン)

 5月21日に11枚目のオリジナルアルバム『MAGFACT』をリリースするKis-My-Ft2(以下、キスマイ)。発売日が近づいた同2日、キスマイの所属レーベル・MENT RECORDINGは「キスマイ全員とのハイタッチ会参加券付き『MAGFACT』ソロビジュアル盤」の販売が決定したと発表。ファンから驚きの声が上がった。

目次

Kis-My-Ft2、「ハイタッチ会」開催にファンは複雑?
旧事務所時代には山下智久、Sexy Zoneも“接触イベント”実施
ACEes・浮所飛貴の発言が共感集める

Kis-My-Ft2、アルバム購入者を対象とした「ハイタッチ会」開催にファンは複雑?

 事前に明らかになっていた今作の販売形態は、初回盤A・B(CD+DVDまたはBlu-ray)、通常盤(CDのみ)、ファミクラストア限定盤(CD+Blu-ray)の4種類。しかし、新たにメンバー6人それぞれのソロビジュアル盤(初回生産限定盤)のリリースが判明し、3枚セット(A:横尾渉、玉森裕太、二階堂高嗣/B:千賀健永、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔)どちらか1セットを購入すると、キスマイ全員とのハイタッチ会への参加券1枚が付くという。

 販売ページからソロビジュアル盤1セットを購入する際に希望の会場と部を選ぶシステムで、MENT RECORDINGのキスマイ公式サイトには、「各日各部Aセット×1、Bセット×1 合計2回までの参加」と、上限も記されている。


 対象商品は5月2日午後6時に販売開始となったが、4日には、翌5日午前10時からソロビジュアル盤の追加販売とハイタッチ会の各日程1部を追加することが明らかに。開催日時は、千葉・幕張メッセ(8月3日)、愛知・AICHI SKY EXPO(同17日)、大阪・インテックス大阪(同24日)、幕張メッセ(27~28日)で、全34部行う予定とのことだ(6日午後6時時点、以下同)。販売ページではいずれの会場も「SOLD OUT」となっている。

 なお、キスマイは2014年12月24日にシングル「Thank youじゃん!」をリリースした際、発売当日に3組(当時は北山宏光を含むメンバー7人)に分かれ、北海道から沖縄までを1日で縦断するキャンペーンを敢行したことも。各地でメディアへの生出演や公開録音、ハイタッチ会を実施していた。

 また、千賀、宮田、横尾、二階堂によるキスマイの派生ユニット・舞祭組も、1stアルバム『舞祭組の、わっ!』(17年12月13日発売)の発売記念キャンペーンとして、同15日から3日間にわたり、メディア出演や公開収録、ハイタッチ会を開催している。

 そのため、ファンからは今回のソロビジュアル盤発売を受けて、「キスマイ全員とハイタッチできる日が来るなんて……」「メンバーとハイタッチができるのは舞祭組以来」「『Thank youじゃん!』も、舞祭組の時もハイタッチ会に行けてないから楽しみすぎる」と歓喜の声が相次いでいる。

 とはいえ、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT/以下、STARTO)時代から、いわゆる“接触イベント”(タレントと直接交流できるイベント)は主流ではなかったこともあり、他グループのファンからは「キスマイが接触イベントやるのは複雑」「売り上げが厳しいからハイタッチ会をやるのかな」「うちのグループは接触イベントをやらないでほしい」と辛らつな反応も見受けられる。


「キスマイは来年8月にCDデビュー15周年を迎えます。アニバーサリーイヤーを記念したハイタッチ会という名目ならば納得できますが、このタイミングでの実施は“アルバムの売り上げアップのため”と捉えられても仕方がないでしょう。オリジナルアルバムの売り上げだと、北山がいた7人時代にリリースした『To-y2』(20年3月発売)は初週19.1万枚だったものの、6人体制になった昨年5月発売の『Synopsis』は初週12.6万枚にダウン。シングルも今年1月発売の『Curtain call』は、前作『HEARTBREAKER / C’monova』(24年1月発売)の初週20.1万枚を下回り、初週11.7万枚でした(いずれもオリコン調べ)。近年、数字面で苦戦しているのは確かです」(芸能ライター・阿部ベア氏)

ハイタッチ会導入のSTARTOグループ増加……旧事務所時代には山下智久、Sexy Zoneも“接触イベント”実施

 一方、近年はSTARTOのアイドルでもハイタッチ会を導入するグループが増えている。例えば、Travis Japanは1stアルバム『Road to A』(23年12月発売)のリリースを記念したイベント&ハイタッチ会を東京と大阪で行った。そして、Aぇ! groupも1stシングル「《A》BEGINNING」(24年5月発売)の発売記念イベント&ハイタッチ会を東京と大阪で実施。どちらもリリースの約1カ月前には事前告知しており、作品の購入者を対象とした抽選制だった。

 そして、20年1月に同時CDデビューしたSixTONESとSnow Manも、1stシングル購入者特典のスペシャルイベント+ハイタッチ会を行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によって延期に。その後、同イベントは22年1月21日に「SixTONES・Snow Manデビューから丸2年記念カウントダウン スペシャルイベント」というライブ配信イベントに切り替わった。

 また、前述のキスマイや舞祭組がハイタッチ会を経験済みであるように、旧ジャニーズの時代も接触イベントがまったくなかったわけではない。CDリリース後の“緊急握手会”などは、10年ほど前から行われていた。

「山下智久(20年10月末に旧ジャニーズを退所)はシングル『はだかんぼー』(11年1月19日発売)を発売後の同23日に東京・池袋で握手会を急きょ開催。週間ランキングにおいて、好敵手だったAKB48の派生ユニット『フレンチ・キス』に売り上げで勝つための秘策とみられ、開催の前日にファンクラブ会員にお知らせするという超タイトスケジュールでした。Sexy Zone(現timelesz)もデビューシングル『Sexy Zone』(11年11月16日)のリリース時にAKB48の派生ユニット『Not yet』と発売日がぶつかり、発売後に緊急握手会を決行。来場者を集めるためか、なぜかA.B.C-Z、Kis-My-Ft2メンバーも駆けつけるという異例のイベントでした」(同)

 さらに、12年2月1日に事務所初のDVDデビューを果たしたA.B.C-Zは『Za ABC~5stars~』の発売前日(1月31日)、同作を約1万5000人に自ら手渡しするという大サービスも。このようにファンとタレント側が触れ合う機会はこれまでにもあるにはあったが、こうしたイベントにまだ馴染みがないファンも一定数存在するのだろう。

ACEes・浮所飛貴、事務所のアイドルは「『ライブに行ってやっと会える人』でいてほしい」発言が共感集める

 そんな中、ジュニア内グループ・ACEesに所属する浮所飛貴の発言が一部ファンの間で話題になっている。「日経エンタテインメント!」25年6月号(日経BP)のインタビューにて、取り巻く環境は変わってきたが、自身が思う「アイドル像」に変化はないと語った浮所は、「SNSを通してファンの方との距離は近くなったと思うけど、僕としては、この事務所のアイドルには『ライブに行ってやっと会える人』でいてほしい」「目の前で見たときに『本当に同じ世界に存在してるんだ!?』ってなる感覚こそがアイドルだって思うんですよね」と本音を吐露。だからこそ、「親近感」と「カリスマ性」という相反するものを「同時に持ってなきゃいけない」と、目指す方向性について語った。

 これに対し、「『この事務所のアイドルには“ライブに行ってやっと会える人”でいてほしい』って、本当にそれ! 浮所くんがそう思ってくれているのがとてもうれしい」「浮所くんの理想のアイドル像が完璧」「浮所くんの考え方が好き」と、共感や称賛の声が寄せられている。

 CDリリースに伴うハイタッチ会などの接触イベントは、売り上げ目標なども関係し、開催が検討されているのだろう。STARTOのアイドルが接触イベントを積極的にやっていくのかどうか、今後の動向が気になるところだ。



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最終更新:2025/05/07 19:08
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