辻希美&藤本美貴、ママタレ界で圧倒的に強い理由 元アイドルが業界のツートップに

2025/02/08 12:00
佐藤勇馬

サイゾーオンラインより】

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辻希美と杉浦太陽(写真:Getty Imagesより)

 先日、ソニー生命が男女1000人を対象に調査した「20代・30代共働き夫婦の生活意識調査」の結果を公開。その中で「“理想の妻”だと思う芸能人」ランキングが発表され、元モーニング娘。の辻希美が1位に選出された。

 2位は僅差で同じ元モーニング娘。の藤本美貴がランクイン。上位2名は3位の北川景子に大きな差をつけており、辻と藤本の「ママタレ人気」の高さを浮き彫りにした。

 一方、サンマリエが昨年11月に未婚者500名・既婚者500名を対象に調べた「いい夫婦」に関する調査では、憧れの芸能人夫婦ランキングで「藤本美貴・庄司智春」が1位に。2位は「辻希美・杉浦太陽」となっており、やはり藤本と辻のママタレとしての強さが際立っている。

 2人のような元アイドルをはじめ、モデル、女優、タレント、芸人などがしのぎを削る群雄割拠のママタレ業界は、移り変わりや浮き沈みが激しい。しかし、辻と藤本は長らくママタレ界のトップ級に君臨しており、人気や勢いにまったく陰りが見えない。

辻希美と藤本美貴が「最強ママタレ」になった理由

 なぜ辻と藤本はママタレ界で無類の強さを維持しているのか。豊富な業界知識と取材経験を持つ芸能記者はこう解説する。

「12歳でモー娘。メンバーとしてデビューした辻は、20歳という若さで結婚し、出産後はつたない家事や子育ての様子をブログにアップするたびに炎上したことなどから『ママゴト婚』と揶揄され続けた。しかし、キラキラした作りごとではなく、リアルな子育てを発信し続けたことで、同世代のママたちの共感を呼ぶことに成功。SNSに加えてYouTubeでも精力的に発信を行い、子どもと共に自身のママとしての成長を見せることで、ママタレ界で独自の地位を築いていった。少子化問題が叫ばれる中で、4人の子どもを育てている『説得力』も大きい。

 一方、ソロ歌手としてデビュー後にモーニング娘。に加入し、派生ユニットでも活躍していた藤本は、気が強くてしっかりした印象だったが、2007年にモー娘。5代目リーダーに就任した直後に庄司智春との交際が発覚。リーダー在籍期間25日間という短さでグループを脱退し、しばらく新規の仕事を与えられないなど不遇の時期があった。しかし、徐々に仕事を増やし、熱愛報道から2年後の2009年に庄司と結婚。すぐ結婚ではなく一定期間を経て入籍したことから好感度が回復した。

 以降は庄司の『ミキティー!』と叫ぶギャグも浸透したことで、夫婦仲の良さが大きな武器に。アイドル時代よりも活動範囲は広がり、2012年に第一子を出産した。産後は積極的に子育てについて発信し、母親向けの水着をプロデュースするなど、早い段階でママタレにシフトチェンジしている。藤本も多忙な中で3人の子どもを育てており、辻と同じくママとしての器の大きさを見せているのが好感度の高さの理由でしょう」

辻は「希空のママ」としても評価上昇

 同じグループ出身で2人ともママタレとして活動となると、キャラがかぶって需要を食い合ってしまう恐れがあるが、前出の記者によるとその心配もないという。

「同世代のママと一緒に成長していく辻と、早い段階でママとしての存在感を示した藤本。それぞれのキャラクターを生かした子育て術によって、同じモーニング娘。出身でもまったく異なるママタレ像を提示した。それが2人の圧倒的な強さの秘密といえます」

 ただ、先述したようにママタレ界は競争が激しい。北川景子、杏、木村佳乃ら女優系、横澤夏子、くわばたりえ、平野ノラら芸人系、小倉優子、若槻千夏、ギャル曽根らバラドル系など有力ママタレがひしめいている。

 辻と藤本は今後も変わらずにママタレ界のトップに君臨することができるのか。前出の記者はこう分析する。

「辻も藤本もコツコツと途絶えることなく、SNS、YouTubeで家族との関係性や子育ての様子を発信し続けることで揺るぎない信頼度を獲得している。YouTubeチャンネルの登録者数を見ても、辻つじが174万人、藤本が92万人と圧倒的な支持がうかがえます。テレビ出演については、超売れっ子の藤本に比べると辻は露出が少ないが、夫・杉浦太陽とのYouTubeチャンネル『たぁのんちゃんネル』でも登録者数が21万人を超えるなど、テレビに依存しなくても固定ファンが多いのが強み。

 また、昨年から辻の長女・希空が顔出しでSNSとYouTubeを開始し、親譲りの美貌と、人懐っこいキャラクターで人気が急上昇。今年1月からは人気恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。卒業編2025 in ソウル』(ABEMA)にも出演中で、さらなるブレイクが期待される。『希空を育てた』ということで、より辻は株を上げるでしょう」

ママタレ人気支える「夫」の存在

 さらに、双方の「夫」のスタンスも強さの要因となっているようだ。

「辻と藤本に共通する強さは、夫の献身性でしょう。杉浦も庄司もイクメンぶりを発揮しており、夫婦共演も多い。庄司にいたっては、藤本のYouTubeチャンネルの動画編集を担当するなど、裏方としても妻を支えている。

 辻が結婚18年目、藤本が結婚16年目、その間、夫婦ともにスキャンダルは皆無で、良好な関係を続けている。長年にわたって築き上げたママタレとしての好感度はちょっとやそっとでは崩れないだろうし、芸歴も長いことから公の場での立ち居振る舞いやSNSでの発信の安定感も盤石。辻と藤本の無双状態は変わらず続くでしょう」

 今後もしばらく、ママタレ界のツートップは「辻希美と藤本美貴」となりそうだ。

(文=佐藤勇馬)

最終更新:2025/02/08 12:00