芸能

元フジ・高橋真麻の発言が波紋……「“二世社員”って実際多いの?」元テレ朝Pに聞いてみた

2025/02/05 15:00
サイゾーウーマン編集部

サイゾーオンラインより】

フジテレビ(写真:サイゾー)

 元フジテレビの高橋真麻アナウンサーが、1月29日放送のTBS系情報番組『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』にコメンテーターとして生出演。フジテレビ・港浩一前社長や関西テレビ・大多亮(とおる)社長について言及し、その内容がネット上で波紋を呼んだ。

目次

高橋真麻アナ、港浩一前社長は「高橋英樹の娘だからとか関係なしに……」

 2013年まで9年間、フジで局アナとして勤務していた高橋アナは、同番組で中居正広とフジテレビをめぐる騒動に言及。「(被害女性の)X子さんがフジテレビの社員なんだとしたら、やっぱりフジテレビには責任はあると思うので、第三者委員会できちっとそこは明らかにしなきゃいけない」と前置きした上で、「ただ私が言えることは、港(浩一)社長ですとか関西テレビの大多亮社長は、本当に一社員のことをすごく考えてくれる方でした。それは私が在局している時に自分がすごく感じたことで、それは私が女子アナだからとか高橋英樹の娘だからとかっていうことは関係なしに、本当に全社員のことを大事にする方でした」と断言。

 続けて、「だから港社長は今回、一番最初の会見でクローズドにしたのも、すごく批判されてますけれども、私の解釈はあれをオープンの場にしてむしろ生中継とかした時に、被害女性の名前がポロッと出てしまったり、被害女性がさらに傷つくようなことが起こらないようにって、あえてクローズドにしたんじゃないかなと思います」と私見を語った。

高橋真麻アナに「特別扱いされてきた」と疑問の声も

 さらに、「私は別にフジテレビを擁護したいとかじゃない」と断りつつ、「私が知る範囲では、港社長は本当に被害女性のことを第一に考えて行動してきた結果、それが失敗とは言わないですけれども、世間から叩かれるようになってしまったと思いますし、大多社長のこの間の会見は全くウソはなくて、本当に社員のことを思っていろんな行動されてたんじゃないかなと、私は思います」とコメント。

 しかし、これを横で聞いていたコメンテーターの古舘伊知郎アナウンンサーは「気持ちはわかるけども、今は(テレビ局に厳しい目が向けられていて)通用しない時世ですから、そこも加味しなきゃ」などと返していた。

 加えて、ネット上でも「そりゃああなたは全社員を大事にする上司に見えたでしょうよ。高橋英樹の娘として特別扱いされてきたでしょうから」「英樹さんの娘とか関係なくって言ってるけど、それはご本人にはわからないこと。どの企業も縁故者の娘に接待なんてさせないよ」などと疑問の声が続出している。

フジテレビは「“二世社員”が特に多い印象」

 また、フジ問題や高橋の発言を受け、2019年8月23日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)のあるシーンがSNSで拡散されているようだ。

 同放送には、当時フジ社長に就任した遠藤龍之介副会長がゲスト出演。芥川賞作家・遠藤周作の息子である遠藤氏に、坂上忍から「フジテレビはコネ入社が多いの?」と直球質問が飛ぶも、遠藤氏はこれを否定。すると、山崎夕貴アナウンサーが驚いた表情で「えっ? 半分くらいコネ入社ですよね?」と発言していた。

 実際、テレビ局に有名人を親に持つ“二世社員”は多いのだろうか? 元テレビ朝日のプロデューサー・鎮目博道氏が明かす。 

「はい、多いです。私が在籍していたテレビ朝日にも、親が有力者や著名人という社員は結構いました。どの局や広告代理店にもだいたい芸能人、著名人、政治家、メディア企業やスポンサー企業の重役の子息がいますが、特にフジテレビはテレビ局の中でも多い印象です。というのも、フジテレビは『出演者や有力者とのパイプづくり』を非常に重視する社風があるように思いますので、その関係もあって多かったのではないでしょうか」

親が有名人の局員に「機嫌を損ねてはいけない」

 やはり高橋アナのような二世社員はテレビ局に多いようだが、社内での扱いに差はあるのだろうか? 鎮目氏が続ける。

「著名人の息子・娘さんにももちろん優秀な方はいます。しかし中には仕事や職場に馴染めない人物や、“そもそもこの仕事に向いているか疑問”といった人物もいます。『彼らは会社に在籍していることが仕事だから』という言い方をする上司もいて、なんとなく周囲の社員は著名人の息子さん、娘さんには気を遣っていたと思います。特に有名人や出演者の親御さんがいる場合には、『機嫌を損ねてはいけない』という配慮は強く働くのではないでしょうか」

 今回の高橋アナによる発言の印象を、鎮目氏は次のように語る。

「こういうと申し訳ないかもしれませんが、高橋アナは他のアナウンサーとは違って、先輩アナウンサーたちに“特別扱いされていた”と言わざるを得ないと思います。高橋英樹さんはテレビ界にとって非常に重要な人物であり、しかもどんな番組にご出演いただいても人気があって上手にこなしてもらえる存在なので、特にフジテレビにとっては決してぞんざいに扱うことのできない大切な存在だと言って間違いありません。そうした意味でも、高橋真麻さんが“フジテレビ社内の悪い話”を知らなくても当然です。周囲が気を遣って耳に入れないようにしていたのでしょう。また、フジテレビがこれだけ社会的に非難を浴びていて、本来OBならフジテレビを庇うような発言はかえって反感を呼ぶのに、そういうことに気が回らないのも『お嬢様なのだな』と、少し意地悪かもしれませんが思ってしまいます」

 親が人気俳優であることから、物議を醸してしまった高橋アナの発言。今回の騒動で、コメンテーターに求められる客観性が問われることになりそうだ。

サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2025/02/05 18:54
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