【冬ドラマ視聴率】バカリズム脚本『ホットスポット』初回5.6%、『ブラッシュアップライフ』下回る発進
バカリズムが脚本を手掛ける連続ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系)の第2話が19日に放送された。日本テレビ系ドラマはこのところ惨敗続きなだけに、局内ではヒットへの期待が高まっているようだ。
目次
・『ホットスポット』第2話までのあらすじ
・『ホットスポット』初回視聴率は5.6%、個人3.3%
・『ホットスポット』TVerで100万超えも?
『ホットスポット』第2話までのあらすじ
『ホットスポット』は、2023年1月期に同局で放送され、「アジア・テレビジョン・アワード 2023」最優秀脚本賞や「ATP賞テレビグランプリ」総務大臣賞をはじめ数々のアワードで受賞した安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』のスタッフが再集結したヒューマン・コメディー。
山梨県のビジネスホテルで働く主人公を市川実日子が演じるほか、小日向文世、鈴木杏らが出演。加えて、夏帆、ココリコ・田中直樹、平岩紙、野呂佳代、野間口徹といったバカリズム作品常連の俳優も目立つ。
※以下、『ホットスポット』第2話までのネタバレを含みます。
第1話では、富士山の麓のホテルで働く遠藤清美(市川)が、職場の同僚・高橋(東京03・角田晃広)が宇宙人であることを知ってしまう様子がコミカルに描かれ、第2話では清美の幼なじみである中村葉月(鈴木)が巻き込まれた“面倒なトラブル”を解決するべく、高橋の手を借りるストーリーが展開された。
『ホットスポット』初回視聴率は5.6%、『ブラッシュアップライフ』5.7%
「ネット上では『バカリズムの脚本に外れなし』『何気ない日常会話が面白すぎる』などと好意的な声が目立ち、早くも高い評価を受けています。民放連ドラ初主演となる市川のコメディエンヌぶりも好評で、『ポスト小林聡美』などと話題です」(テレビ誌記者)
なお、初回は平均世帯視聴率5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.3%を記録。同枠で前クールに放送された堀田真由主演『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』の初回は世帯4.4%、個人2.3%だったため、これを上回った。しかし、『ブラッシュアップライフ』の初回5.7%にはわずかに及ばなかった。
「『ホットスポット』が放送されている日テレの『日曜ドラマ』枠の期間平均視聴率は、昨年7月期の成田凌主演『降り積もれ孤独な死よ』が世帯4.2%、同4月期の間宮祥太朗主演『ACMA:GAME アクマゲーム』が世帯3.6%を記録するなど、惨敗が続いています。そんな中で『ホットスポット』が5.6%で発進できたのは、まずまずの滑り出しといえるのでは?」(同)
『ホットスポット』TVerお気に入り数増加か
また、『ホットスポット』のTVerのお気に入り数は62.6万ほど(20日午前0時時点)だが、この先、大幅に伸びる可能性もある。
「23年1月期の連ドラでお気に入り数が100万を超えたのは2作品で、その1つが『ブラッシュアップライフ』でした。『ホットスポット』も熱心なファンがSNSなどに絶賛コメントを投稿していますから、評判が広がり、視聴者もより増えそうです」(同)
前クールに放送された『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(土曜午後10時)の初回も世帯4.3%、個人2.5%を記録するなど、このところヒット作不足の日テレ系ドラマ。『ホットスポット』が不穏な状況の突破口となるだろうか。