芸能
2025年1月期の連続ドラマ

【冬ドラマ視聴率】『まどか26歳、研修医やってます!』初回は世帯5.9%、個人3.4%……『あのクズを殴って~』下回る

2025/01/16 18:00
仲宗根由紀子(エンタメライター)
「血を見るのが苦手」な研修医を演じるなにわ男子・大西流星(写真:サイゾーウーマン)

 芳根京子が主演を務める連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系/火曜午後10時~)が1月14日にスタート。同枠で前クールに放送された奈緒主演『あのクズを殴ってやりたいんだ』の初回視聴率を下回った。

目次

『まどか26歳、研修医やってます!』のキャスト
『まどか26歳、研修医やってます!』第1話のあらすじ
『まどか26歳、研修医やってます!』視聴率は5.9%

『まどか26歳、研修医やってます!』キャストに鈴木伸之やなにわ男子・大西流星

 水谷緑氏による人気コミックエッセイ(KADOKAWA)を原作とした『まどか26歳、研修医やってます!』は、新人研修医・若月まどか(芳根)が、令和の働き方改革で変わりゆく医療現場に戸惑いながらも、同期の仲間たちと励まし合いながら、人生と向き合う2年間を描く成長物語。

 脚本は映画『Fukushima 50』(2020)の前川洋一氏を筆頭に複数名が手掛けており、キャストには指導医役の鈴木伸之、研修医役の高橋ひかる、なにわ男子・大西流星らが名を連ねている。

「芳根さんは、芸能界デビュー前の中学2年の頃に難病の『ギランバレー症候群』を患い、克服するまでの1年ほどは通学するのも難しい状況だったとか。過去のインタビューでも『そこから命の重さを自分で実感しました』と語っています。そんな過去を持つ彼女が命と向き合う研修医役を演じるとあって、ファンもグッとくるものがあるようです」(テレビ誌記者)

『まどか26歳、研修医やってます!』第1話のあらすじ

※以下、『まどか26歳、研修医やってます!』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、研修医1年目のまどかが、清桜総合病院に勤務するようになった矢先に院内のコードブルー現場に遭遇。外科医・菅野尊(鈴木)ら先輩医師たちの迅速な対応を目の当たりにして感動するも、いざ研修医生活が始まると、勤務時間はきっかり“9時5時”。先輩医師たちからは“お客様扱い”され、モヤモヤが募る。

 そんな中、まどかが担当する入院患者・湯川茜(田中真弓)が腰の痛みを訴える。「寝違えただけだから大丈夫」と言われたため報告しなかったまどかだが、これがのちに大変な事態に発展する――。

 ネット上では、「今どきの医療現場が知れて面白いし、明るいタッチで見やすい」「王道のお仕事ドラマって感じだけど、まどかが成長する展開にジーンときた」などと好意的な声が相次いでいる。

「初回では、アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)でルフィ役を務める大御所声優の田中が患者役で出演。さらに、ティーチ役の大塚明夫とチョッパー役の大谷育江も、ドラマをナビゲートする人形のキャラクター“ドクターK”とその助手“Q太”の声を担当し、ネット上ではアニメファンも食いついていましたね。加えて、まどかが横浜DeNAベイスターズの大ファンという設定に合わせ、球場での観戦シーンなどが登場。野球ファンの間で『ベイスターズ愛が詰まってる』『主人公の部屋にベイスターズグッズがたくさん! 完全にハマっ娘』と沸いています」(同)

『まどか26歳、研修医やってます!』第1話、視聴率5.9%

 アニメや野球のファンも注目している様子の『まどか26歳、研修医やってます!』だが、初回の平均視聴率は世帯5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.4%を記録。『あのクズを殴ってやりたいんだ』の初回が記録した世帯6.6%、個人3.6%を下回った。

 なお、芳根といえば16年にヒロインを務めたNHK朝ドラ『べっぴんさん』をはじめ、数多くのドラマや映画に出演。正統派俳優として人気が高く、演技力も高く評価されているが、過去の民放主演ドラマは低調が目立っていることから、一部ニュースメディアに「低視聴率女王」と辛らつに報じられたことも……。

「芳根が主演を務めた18年放送の月9『海月姫』(フジテレビ系)は、当時の月9最低視聴率となる期間平均6.1%(世帯)を記録。23年放送の『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)も期間平均4.2%とやはり振るいませんでした。ヒットに見舞われなかったのは芳根のせいではないものの、今作も厳しいスタートとなっただけに、今後の視聴率推移が注目されます」(同)

 『まどか26歳、研修医やってます!』の初回放送日には、朝からテレビジャックのため『THE TIME,』や『ラヴィット!』(ともにTBS系)に生出演するなど、プロモーションに尽力していた芳根。今度こそ主演作がヒットするだろうか。

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2025/01/16 18:26
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