暮らし

15円とは思えない本格的な味! 【チロルチョコ】季節限定の新作、グルメライターが選ぶ一粒は?

2024/10/28 15:00
阿左美賢治(ライター)
(写真:サイゾーウーマン)

 国民的なお菓子の一つといっても過言ではない正方形の小型チョコレート「チロルチョコ」。21日から期間限定で発売された同商品の新シリーズ「チロルチョコ(冬のバラエティパック)」をグルメライターが実食レビューします。

目次

【チロルチョコ】とは? 期間限定の新商品が魅力的
【チロルチョコ】冬のバラエティパックの中身は?
冬のバラエティパックを実食!
キャラメルコーヒーアーモンドは15円強のチョコレートとは思えない完成度

【チロルチョコ】とは? 期間限定の新商品が魅力的

 チロルチョコ株式会社が販売する「チロルチョコ」。かわいい包装に包まれた正方形のミニチョコレートである同商品は、国民的なお菓子の一つとして長い間親しまれています。

 もともと、福岡県の製菓会社である松尾製菓株式会社が、子どもが購入できる廉価なチョコレートをコンセプトとして1962年に販売を開始。オーストリアのチロル州から名前をとったこの商品は、元々は現在の「チロルチョコ」が3つくっついたような形の3つ山チョコが10円で販売されていました(なお、この商品は現在も「チロルチョコ〈ミルクヌガー 〉」として販売されています)。

 しかし、その後コスト増に伴い、値上げをしたところ売り上げが下がったため、79年に山を分割する形で現在と同じ正方形の商品を販売。これ以降、再び人気を獲得し、販売から60年以上たった今も定番のお菓子として多くの人に愛されています。

 そんな「チロルチョコ」の大きな魅力の一つが期間限定の商品。コンビニなどで新商品を見つけると、ついつい買ってしまうという人も多いのではないでしょうか? 

 筆者もその一人であり、近年特にハマったもので言えば、昨年の5月に発売された「カヌレ」と、一昨年の12月に発売された「ロイヤルミルクティー」が挙げられます(特に後者はマジでおいしかったので、ぜひ復刻して欲しいものです)。

 そして、10月21日に「チロルチョコ」の季節限定商品として「チロルチョコ(冬のバラエティパック)」(324円、税込み/以下同)という詰め合わせ商品が発売されました。

【チロルチョコ】冬のバラエティパックの中身は?

購入した「チロルチョコ(冬のバラエティパック)」(写真:サイゾーウーマン)

 さっそく同商品を購入しようと、近くのスーパーやコンビニなどの小売店に向かった筆者でしたが、なんとどこも置いていないことが発覚。

 チロルチョコ株式会社に問い合わせると、やはりコンビニ各社やスーパー、ディスカウントストアなどで販売されているとの回答を頂きましたが、一方で「一部の小売店では、冬用の商品として仕入れているため、店舗に並ぶタイミングは遅くなるのではないか」とのことでした。

 そのため、今回はチロルの公式通販サイトから購入することに。店頭販売を待たず、確実に「チロルチョコ(冬のバラエティパック)」を手に入れたいという人には、この入手方法が確実かもしれません(ただし、送料が沖縄県では1350円、それ以外の都道府県では880円かかる点に注意。筆者は商品の価格より送料がはるかに高いという買い物となってしまい、ちょっと損した気分になってしまいました)。

パッケージ裏に書かれていたラインナップ(写真:サイゾーウーマン)
袋から取り出し、種類ごとに並べてみました。「冬ちろる」だけ1つ多い5個、他は4個入っています(写真:サイゾーウーマン)

チロルチョコ(冬のバラエティパック)

・冬ちろる 5個
・ショコラオランジュ 4個
・キャラメルコーヒーアーモンド 4個
・ホワイトビス 4個
・ザクザクいちご 4個

 今回のバラエティパックには「冬ちろる」「ショコラオランジュ」「キャラメルコーヒーアーモンド」「ホワイトビス」「ザクザクいちご」の5種類のフレーバーが入っています。

 このうち、完全新作となるのは「ショコラオランジュ」で、そのほかの4種類に関しては、2023年10月に発売された同名の商品からの続投。

 なお、昨年は「ショコラオランジュ」のかわりに「ピスタチオ」が入っているラインナップで、「キャラメルコーヒーアーモンド」も新フレーバーとなっていました。なお、内容数は「冬チロル」が5個、その他が4個ずつの計21個となっています。

【チロルチョコ】冬のバラエティパックを実食!

完全新作「ショコラオランジュ」

ショコラオランジュ(写真:サイゾーウーマン)
ショコラオランジュ(写真:サイゾーウーマン)
ショコラオランジュ断面(写真:サイゾーウーマン)

 まずは、今回の“目玉”である新フレーバーの「ショコラオランジュ」から。ミルクチョコの中にオレンジ風味クリームが入っていて、チョコレートの風味とオレンジの香り、酸味がしっかりと合わさり、ちゃんと(というのも失礼かもしれませんが、)本格的なおいしさがあります。

 ただ、中のクリームはフルタ製菓株式会社の「生クリームチョコレート」のような固いタイプのクリームなので、ここが人によって好みが分かれるかもしれません。筆者個人としては、上記の「生クリームチョコレート」や、かつて平塚製菓株式会社が販売していた「クリームチョコレート」の中に入っているフォンダンを思い出すような食感でかなり好みでした。

冬ちろる

冬ちろる(写真:サイゾーウーマン)
冬ちろる(写真:サイゾーウーマン)
冬ちろる断面(写真:サイゾーウーマン)

 「冬ちろる」は中に何も入っていない、シンプルなソフトタイプのチョコ。少し柔らかめのミルクチョコという表現がぴったりくるかもしれません。甘みも少し強めですが、なめらかな口どけで、ストレートにミルクチョコを楽しみたいという場合にはぴったりの味わいです。

キャラメルコーヒーアーモンド

キャラメルコーヒーアーモンド(写真:サイゾーウーマン)
キャラメルコーヒーアーモンド(写真:サイゾーウーマン)
キャラメルコーヒーアーモンド断面(写真:サイゾーウーマン)

 「キャラメルコーヒーアーモンド」は、キャラメルコーヒー風味のチョコの中に、キャンディコーディングがされたアーモンドが入った一品。

 包装を開けた瞬間に「あっ、キャラメルコーヒーだ!」とわかるほど香り高いチョコレートと、パリッとしたキャンディコーディングの食感が楽しいアーモンドの組み合わせが絶妙。今回のパックの中で個人的にはベスト。ぜひ単品での発売もしてほしいものです。

ホワイトビス

ホワイトビス(写真:サイゾーウーマン)
ホワイトビス(写真:サイゾーウーマン)
ホワイトビス断面(写真:サイゾーウーマン)

 「ホワイトビス」は、ホワイトチョコの中にココア風味のビスケットが入っています。しっとりとしてコクのあるホワイトチョコはかなり好みですが、ビスケットのココアの風味が弱め、かつ食感が弱いのがちょっと無難すぎるかな……と感じてしまいました。

 もっとハードな食感、かつ苦さや香りなどが強いビスケットにしたほうが、よりとがったおいしさになるようにも思えますが、子どもも大人もおいしく食べられるという意味ではいい塩梅なのかもしれません。

ザクザクいちご

ザクザクいちご(写真:サイゾーウーマン)
ザクザクいちご(写真:サイゾーウーマン)
ザクザクいちご断面(写真:サイゾーウーマン)

 「ザクザクいちご」は上部にホワイトチョコ、下部にいちご風味のチョコという2層になったチョコレートの中に、ワッフルクランチが所狭しと入っている一品。ザクザク食感が好きな筆者としてはかなりアリでした。

 また、最近はいちごフレーバーの商品で、かなり強めの酸味を付けるものも少なくありませんが、こちらは控えめな酸味で、やはり万人向けの味わいというとなっている点も、「チロルチョコ」らしいと言えるかもしれません。

【チロルチョコ】キャラメルコーヒーアーモンド、15円強のチョコレートとは思えない完成度

 多くの人が楽しめる味わいながら、それぞれの個性ある5種類のチョコレートが楽しめた「チロルチョコ(冬のバラエティパック)」。中でも「キャラメルコーヒーアーモンド」はかなりレベルの高い味わいで、1つあたり15円強のチョコレートとは思えない完成度となっていました。

 現在、実店舗で販売されている場所はまだ少ない状況にあるのが残念なところですが、今後多くの小売店で販売され始めた際にはぜひ購入し、皆さんの好みのフレーバーを探してみてくださいね!

阿左美賢治(ライター)

食品スーパー「ヤオコー」を愛する埼玉在住グルメライター。中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢でもある。コンビニやチェーン店のグルメにも詳しい。趣味はスイーツ作り。

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最終更新:2024/10/28 15:00
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