【夏ドラマ視聴率】二宮和也『ブラックペアン2』首位独走、山田涼介『ビリオン×スクール』2%台続く
夏ドラマの視聴率競争において、嵐・二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン2』(TBS系/日曜午後9時)が独走状態となる中、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系/金曜午後9時)が記録的な低視聴率となりそうだ。
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山田涼介主演ドラマ、金ロー『トトロ』『ラピュタ』に完敗
9月1日に放送された『ブラックペアン2』の第8話は、平均個人視聴率6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、世帯10.4%を記録。同ドラマはパリ五輪「バレーボール女子 日本×ポーランド」と裏被りした第4話を除く全話において、世帯で2ケタを記録している。
「『ブラックペアン2』はコア視聴率やネット視聴でも健闘しており、TVerでのお気に入り登録数は125万超え(9月4日現在)。同ドラマは2018年に平均世帯視聴率の全話平均で14.3%を叩き出した『ブラックペアン』(TBS系)の続編にあたりますが、前作は小説1冊分の原作を引き延ばしたのに対し、今作は2冊分の原作を元にしているため、ネット上では『前作よりも内容が濃い』という声も目立ちます」(テレビ誌記者)
そんな中、『ブラックペアン2』と同じく毎週月曜日に視聴率が発表される『ビリオン×スクール』は、低視聴率が続いている。放送前には「山田涼介主演のコメディに外れなし」と期待する声も多かったのだが……。
「初回から世帯4.3%と低空発進だった同作ですが、第3話以降は2~3%台が続いています。パリ五輪の影響など理由は複数考えられますが、一因として日テレの裏番組『金曜ロードショー』の高視聴率がありそう。というのも、『金ロー』では8月にスタジオジブリの『となりのトトロ』と『天空の城ラピュタ』を放送。前者は世帯13.4%、後者は13.7%の高視聴率を記録し、『ビリオン×スクール』は完敗してしまいました」(同)
山田涼介、フジテレビと「相性悪い」?
また、近年の山田の出演ドラマを振り返ると、18年放送の『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)が好評につきシリーズ化。さらに、2番手ながらほぼ主役のような扱いだった昨年4月期『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)は、TVerで健闘していた。
一方、22年10月期の『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)は不発。平均世帯視聴率の全話平均は3.8%と不発だった。
「山田が主演を務めた16年10月期の月9『カインとアベル』の全話平均も、当時の“月9史上ワースト記録”を更新してしたことから、『爆死』と話題になりました。こうした振るわなかった山田主演ドラマを振り返るとフジの作品が目立つことから、山田と同局の相性が悪いのかもしれませんね」(同)
残念ながら、全話平均で『親愛なる僕へ殺意をこめて』を下回りそうな『ビリオン×スクール』。9月6日に放送される第10話の裏では、『金ロー』枠でディズニー映画『ベイマックス』が放送されるが影響やいかに……。