【夏ドラマ視聴率】テレ朝『スカイキャッスル』第2話で3%急落! 韓国版の醍醐味伝わらず
韓国の大ヒットドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(JTBC)の日本リメイク版である『スカイキャッスル』(テレビ朝日系、木曜午後9時)。8月1日には第2話が放送されたが、ネット上では一部の韓国ドラマファンからは苦言も噴出している。
目次
・韓国版『SKYキャッスル』とは?
・日本版が「浅い」と言われるワケ
・初回視聴率は健闘も急落
韓国版『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』とは?
韓国で2018年11月~19年2月まで放送された『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』は、韓国の入学戦争や私教育、医療界の問題点などをテーマに、高級住宅街「SKYキャッスル」に住む上流階級の人々の熾烈な競争と人間関係を描いた作品。日本でもJ:COMやBSフジで放送されたほか、現在、Amazon Prime Video、Netflix、Huluといった各種動画配信サービスでも視聴できる。
そして、その日本版である『スカイキャッスル』は、主演の松下奈緒のほか、木村文乃、高橋メアリージュン、比嘉愛未、小雪、田辺誠一らが出演。テレ朝の公式サイトには「美しきセレブ妻たちのドロ沼マウントバトル」「ギラドロ・サスペンスミステリー開幕」といった煽り文句が並んでいる。
※『スカイキャッスル』第1話のネタバレを含みます
7月25日放送の第1話では、高級住宅街「スカイキャッスル」で暮らす冴島香織(戸田菜穂)の息子・遥人(大西利空)が、超難関の帝都医大付属高校に合格。受験を翌年に控えた我が子を同校に入れようと躍起になる浅見紗英(松下)、二階堂杏子(比嘉)、夏目美咲(高橋)に、香織は生徒を合格へ導く受験コーディネーターの存在を明かす。
その後、紗英は合格率100%を誇るコーディネーター・九条彩香(小雪)と契約を交わすが、新たな住民・南沢泉(木村文乃)との対面に顔を曇らせる。さらに、“幸せの絶頂”にいたはずの香織がやつれた様子で身投げしてしまう――。
【スカイキャッスル】「浅い」と言われる理由
この放送後、ネット上では「こういう昼ドラみたいなドロドロ系のドラマ、大好き!」「初回から衝撃展開! きれいな女優さんばかり出てて最高」といった好意的な声が上がる一方、韓国ドラマファンからは「日本版、安っぽいな……。やっぱり日本を舞台にしたら醍醐味は伝わらない」「日本版、浅すぎ。そもそもSKYの意味すら打ち消されてる」などと厳しい声も目立つ。
「韓国版タイトルの『SKY』は、“韓国の東大”と呼ばれるソウル大学、日本の早慶に匹敵する高麗(コリョ)大学、名門私立総合大学の延世(ヨンセ)大学の頭文字を取った略語。そして物語は、低学歴による格差や差別があると信じられ、学歴別の賃金水準の差が激しい韓国社会を背景にした風刺作なんです。それを『セレブ妻のマウントバトル』という、聞きなれた煽り文句で日本のドラマがなぞることに対し、違和感を覚えた韓ドラファンは少なくないようです」(テレビ誌記者)
【スカイキャッスル】第2話で視聴率3%以上も“急落”
そんな賛否が分かれている様子の『スカイキャッスル』だが、8月1日放送の第2話で視聴率が急落してしまった。
「初回は平均世帯視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.8%と健闘。今期の民放連ドラの初回において、世帯・個人ともにトップの日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系、日曜午後9時)に次ぐ好発進でした。しかし、第2話で世帯5.3%、個人3.0%まで大幅ダウン。この日はNHK、民放ともに裏番組でパリ五輪中継もなかったため、なんとも残念な印象です」(同)
セレブ妻役たちの華やかな劇中衣装にも注目が集まっている『スカイキャッスル』。前クールの同枠で放送された木村拓哉主演『Believe-君にかける橋-』の最終回は世帯13.2%の高視聴率を叩き出したが、今期は果たして……。