SixTONES、新曲初日売り上げ32.4万枚で7万枚ダウン……主題歌起用のドラマ、映画の不振も影響か
SixTONESのニューシングル「GONG/ここに帰ってきて」が、7月9日付の「オリコンデイリーシングルランキング」で、初登場1位を獲得。売り上げは初日にして30万台を突破したものの、今年5月発売の前作「音色」の初日記録(39万4,153枚)を下回った。
目次
・SixTONES、新曲の初日売り上げ32.4万枚
・主題歌起用の田中樹出演ドラマ、過去最低視聴率を記録
・京本主演映画は映画ランキングで9位に転落
SixTONES、ダブル両A面の新曲が初日売り上げ32.4万枚で前作から7万枚ダウン
ダブル両A面の今作「GONG/ここに帰ってきて」は、初回盤A・B(CD+DVD)、通常盤(CDのみ)の3形態でリリース。5月発売の前作「音色」も同じく3形態で、発売初日は39.4万枚、初週は52.3万枚をマーク。対して「GONG/ここに帰ってきて」は初日売り上げ32万4,294枚だったため、前作と比べると約7万枚ダウンのスタートとなった。
「『音色』以前のシングルの初日記録を遡ると、2022年11月発売の『Good Luck!/ふたり』は29万2,698枚でした。以降は『ABARERO』(23年4月発売、33万3,079枚)、『こっから』(同6月発売、37万3,610枚)、『CREAK』(同8月発売、36万5,423枚)と、33~37万台を推移していたため、今作でガクンと売り上げが落ちた格好です」(男性アイドルに詳しい記者)
主題歌起用の田中樹出演ドラマ『アクマゲーム』、「日曜ドラマ」枠で過去最低視聴率を記録
なお、表題曲のひとつ「GONG」は、今年4月期に日本テレビ系の「日曜ドラマ」枠で放送された田中樹出演ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(以下、『アクマゲーム』)の挿入歌で、もう1曲の「ここに帰ってきて」は、京本大我が主演を務めた映画『言えない秘密』(6月28日公開)の主題歌に起用されているが、いずれの作品も“大ヒット”とは言い難い状況だ。
『アクマゲーム』は、13~17年にかけて「週刊少年マガジン」(講談社)で連載された同名漫画(原作:メーブ、作画:恵広史)の実写版。俳優・間宮祥太朗が主演を務め、田中は二番手の役どころでレギュラー出演していた。
「ドラマは、世帯平均視聴率5.7%でスタート(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)するも、2話で3.7%までダウン。その後、初回の勢いを取り戻すことはでないまま3%台をキープし、最終回の10話は、7話と同じ自己最低記録の2.9%でフィニッシュ。『日曜ドラマ』枠の中でも過去最低視聴率を叩き出しました」(同)
同作は『劇場版ACMA:GAME最後の鍵』と題して、10月25日に映画版の公開も決定しているが、映画化を受け、ネット上では「視聴率も爆死なのに映画化って……」「大コケが目に見えている」などとあきれる声が噴出したほど、大敗を喫した作品だった。
京本主演映画『言えない秘密』、公開2週目で映画ランキング9位に転落で話題にならず……
一方、京本主演映画『言えない秘密』は、ジェイ・チョウが監督・主演を務めた台湾映画『言えない秘密』(07年公開)を原案とする作品で、ヒロイン・古川琴音のほかに、横田真悠、坂口涼太郎、西田尚美らがキャストに名を連ねている。
映画情報サイト「映画.com」で公開している情報によると、同作は全国264スクリーンで公開。7月1日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、6月28~30日)では初登場6位にランクインした。
「しかし、2週目(7月5~7日)のランキングだと、9位に下落しています。正直に言って、映画の内容などがSNSで話題になっている印象もありませんし、今後のランキングでも上位に食い込むのは難しいでしょう。『アクマゲーム』と『言えない秘密』がヒットしていたら、2曲ともファン以外に浸透していたかもしれませんが……。両映像作品の不振が売り上げ低下の要因のひとつと言えるのかもしれません」(同)とのこと。
前作「音色」は初週52.3万枚を売り上げたが、最新作「GONG/ここに帰ってきて」は週間ランキング発表までに、この大きな壁を超えられるだろうか?