仕上がりがまったく違う!

ネイリスト直伝、【ダイソー】セルフでフットネイル! 初心者のコツ3つと実例

2024/06/11 15:00
maity(元ネイリスト)
写真AC

 厳しい残暑が続く中、まだまだサンダルが活躍しそうですよね。サンダルを履く時に気になるのは足の爪! フットネイルはしたいけど、サロンに行くのはためらう人もいるのでは? 今回は、ネイリストの筆者が失敗しないフットネイルをレクチャーします!

※2023年8月30日公開の記事を再編集しています。

目次

使用する【ダイソー】ジェルネイル一式
「セルフフットネイル」ポイント1:爪表面の甘皮処理をしっかりする
「セルフフットネイル」のポイント2:根本は細い筆を使う
「セルフフットネイル」のポイント3:UV/LEDライトにしっかり当てる
ネイリストが教える、セルフでも簡単にできるネイルアート

【ダイソー】ジェルネイル一式

 今回、モデルになるAさんが自宅から持ってきてくれたジェルネイル一式はこちら。

ダイソーで購入した 「ベースジェル」「カラージェル」「トップコート」「UV/LEDライト」の画像
ダイソーで購入したジェルネイル一式(C)サイゾーウーマン

ダイソーで購入した以下アイテムです。

◎ベースジェル
◎カラージェル
◎トップコート
◎UV/LEDライト

 今回は秋を先取りし、カラージェルはブルーグレーを選択。青みがかったグレーで今の季節にぴったりです。

 塗る上でのポイントは、以下3点。

(1)甘皮処理などをする
(2)はみ出したり、皮膚についたジェルを拭う
(3)ライトをしっかり当てる(硬化する)

ネイリストが教える「セルフフットネイル」ポイント1:
爪表面の甘皮処理をしっかりする

 上手にフットネイルをするポイントは、使うジェルではなく施術の仕方。ネイルサロンへ行かなくてもきれいなフットネイルができるようにポイントを解説します!

 Aさんには、筆者のレクチャーを受け、足にネイルをしてもらうことに。

左からキューティクルプッシャー、ウッドスティック、エタノールの画像
左からキューティクルプッシャー、ウッドスティック、エタノール(C)サイゾーウーマン

 1つめのポイントは「爪表面の甘皮処理をしっかりすること」!

 フットネイルは、ハンドネイルと同じように事前の処理が大切。甘皮の処理や油分、水分の除去がしっかりできていなければもちが悪くなったり、アレルギーの原因にもなります。

爪表面の甘皮をプッシャーで押し上げる画像
爪表面の甘皮をプッシャーで押し上げます(C)サイゾーウーマン

 足は手の爪以上に甘皮がしっかりついていることが多いので、ネイルをする前にしっかり処理をしましょう!

 タイミングは、お風呂上りがおすすめ。無理に甘皮を押し上げると、爪表面を傷つけたり、皮膚を痛める可能性がありますが、お風呂上がりだと、甘皮がちょうどいい具合に柔らかくなるので処理しやすいのです。

 使用するのはプッシャーですが、指にガーゼを巻いても甘皮処理はできます。プッシャーは100均でも販売しているので、ぜひ準備してみてください。

 爪表面の甘皮を押し上げた時に甘皮がたくさんあれば、ガーゼでくるくると取り除きます。

残った余分な甘皮をガーゼで除去する画像
残った余分な甘皮はガーゼで除去(C)サイゾーウーマン

 甘皮の処理ができたら、スポンジファイルで爪表面のツヤを取ります。「ノンサンディングジェル」など、使用するアイテムによっては必要ないこともありますので購入したジェルを確認しましょう。Aさんが持参した100均のジェルは必要なかったので、今回は省きます。

 これで爪表面の甘皮処理ができました。

爪表面の甘皮処理後の画像
爪表面の甘皮処理後(C)サイゾーウーマン

 セルフネイルでも、爪表面の甘皮の処理は最低限行うとよいでしょう。

ネイリストが教える「セルフフットネイル」のポイント2:
根本は細い筆を使う

 爪表面の甘皮処理ができたら、エタノールなどを使用して油分と水分を除去します。特にお風呂上がりにネイルをする場合は、水分を多く含んでいるので、もちを良くするためにも、しっかり水分を除去するとよいでしょう。

爪の油分・水分をエタノールで除去する画像
油分・水分をエタノールで除去(C)サイゾーウーマン

 油分と水分が除去できたらベースジェルから塗っていきます。

 ここで2つめのポイント、それは「塗り方を工夫する」ことです!

 フットネイルはハンドネイルと異なり、「利き手ではない手で塗る時、やりにくい」ということはないのですが、足だからこその塗りづらさがあります。特に根本は見えづらいため、はみ出して皮膚についたりすることも多いと思います。

Aさんが普段通りのやり方でジェルを塗った片足の画像
Aさんが普段通りのやり方でジェルを塗った片足。根本にジェルがついてしまっている(C)サイゾーウーマン

 このような場合、塗る箇所によって筆を使い分けるとよいでしょう。

 まずベースジェルを塗る前に、しっかりと筆をジェルボトルのふちでしごき、量を調整します。

筆についたジェルの量を調整する画像
筆についたジェルの量を調整(C)サイゾーウーマン

 ジェルが多く筆についていると皮膚に流れやすくなるので、一度に塗りやすい量を取るようにします。ジェルが適量取れたら、爪の3分の2あたりから爪先までを先に塗布。

爪の3分の2あたりからジェルを塗布する画像
爪の3分の2あたりから塗布(C)サイゾーウーマン

 爪先まできれいに塗れたら、ベースジェルをアルミホイルやパレットに出し、細い筆にジェルをつけて根本を塗ります。こうした工夫により、皮膚の近くの根本も、はみ出しづらくきれいに塗ることができますよ。

細い筆で塗りづらい爪の根本を塗る画像
塗りづらい根本は細い筆でジェルを塗る(C)サイゾーウーマン

 最後に爪の断面も皮膚を抑えながら塗っておきましょう。このひと手間が、爪先からのジェルの浮きを防ぎます。

浮きを防ぐため、爪の断面にもジェルを塗る画像
爪の断面にもジェルを塗ると浮きを防げる(C)サイゾーウーマン

爪からはみ出たらウッドスティックで除去

 万が一、ジェルが爪からはみ出た際はウッドスティックで硬化をする前に取り除きましょう。

はみ出したジェルをウッドスティックで硬化前に除去する画像
はみ出したジェルはウッドスティックで硬化前に除去(C)サイゾーウーマン

ライトで1分間硬化

 小指までベースジェルがきれいに塗れたら、ライトへ入れ1分間硬化。

 ベースジェルが硬化できれば、同じようにカラージェルを塗ります。この時も筆はふちでしごいて、ジェルの量を調整し、根本は細い筆を使うと塗りやすいでしょう。

筆のジェル量を調整する画像
カラージェルも筆のジェル量を調整(C)サイゾーウーマン
筆の片側にだけジェルをつけるている画像
筆の片側にだけジェルをつけると塗りやすい(C)サイゾーウーマン
爪の3分の2あたりからカラージェルを塗布する画像
カラージェルも爪の3分の2あたりから塗布(C)サイゾーウーマン
はみ出したジェルをウッドスティックで除去する画像
はみ出したらウッドスティックで除去(C)サイゾーウーマン

 カラージェルは二度塗りするとムラになりにくく、均一に塗れます。

 一回一回硬化し、きれいに塗り終えたらトップコートを同じように塗って、硬化してください。

トップコートの量を調整する画像
トップコートもジェルの量をまずは調整(C)サイゾーウーマン
トップコートを爪の3分の2程度から塗る画像
爪の3分の2程度からトップコートを塗ります(C)サイゾーウーマン

 それではトップコート硬化後を見てみましょう。

ポイント解説後のフットネイル仕上がり
レクチャー後のフットネイル仕上がり(C)サイゾーウーマン

 いかがでしょう。根本を細い筆で塗り、はみ出した箇所は硬化前に取り除いたことで、皮膚にジェルがつくことなく仕上がりました。

レクチャーを受ける前(左)、受けた後(右)の仕上がりを比較した画像
レクチャーを受ける前(左)、受けた後(右)。仕上がりが激変!(C)サイゾーウーマン

ネイリストが教える「セルフフットネイル」のポイント3:
UV/LEDライトにしっかり当てる

 爪表面の甘皮処理をしっかりし、塗り方も工夫したら、最後のポイントは「UV/LEDライトにしっかり当てる」。

 Aさんの施術を見ていた時、ライトは全体的に当たっているように見えましたが、実際は親指や小指は硬化しきれていませんでした。100均のライトは上からしかライトが当たらないことが原因でしょう。

ダイソーUV/LEDライトのライト面の画像
ダイソーUV/LEDライトのライト面(C)サイゾーウーマン

 使用するライトの特徴を理解することもネイルをする上では大切です。もし硬化ができていない爪があれば、ライトを当てる角度を変えて、全ての爪をしっかり硬化しましょう。

親指に当たるようにライトを固定する画像
親指に当たるようにライトを固定(C)サイゾーウーマン
小指に当たるようにライトを固定する画像
小指に当たるようにライトを固定(C)サイゾーウーマン

ネイリストが教える、セルフでも簡単にできるネイルアート

 上手にフットネイルができるようになったら、かわいいデザインのネイルをしたくなりますよね。ただ、「どうすればいいのかわからない」「初心者には難しいんじゃない?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 しかし、本格的な絵を描いたり、グラデーションをしたりなど、難しいデザインをしなくても、簡単にかわいいネイルアートをすることができますよ!

 今回は、100均で購入できるようなアイテムを使って、Aさんにネイルアートにもチャレンジしてもらいました。

 まず簡単にできるアートの1つめは、ネイルシールを使うこと。貼るだけでかわいくオシャレに仕上がるので便利です! 100均にもたくさんのネイルシールが販売されています。Aさんは両足の親指にネイルシールを貼りました。

ネイルシールを貼る画像
ネイルシールは貼るだけでOK(C)サイゾーウーマン

 2つめの簡単なアートはラメを使うこと。ラメはシールより豊富な種類が販売されていますので手に入りやすく、いろいろな使い方ができますよ。

ラメの入ったジェルを足の指に塗る画像
ジェルにもともとラメが入っています(C)サイゾーウーマン

 Aさんはラメを爪先に少し重ねて塗りました。全体にラメを塗るのもかわいいですし、写真のように爪先など一部にラメを塗るのもオシャレです。

ネイルアートの完成画像
ネイルアート完成(C)サイゾーウーマン

 いかがでしょうか?

 シールを貼った親指はポップでかわいいデザインに、ラメを塗った爪は大人っぽい秋らしいデザインになりました。このようにセルフネイルでもシールやラメを使うと簡単にネイルアートが楽しめます!

100均ジェルでも、上手にフットネイルを仕上げられる!

 100均のジェルでも最低限3つのポイントを意識すれば、自宅でも上手にフットネイルを仕上げることができました。

 仕事柄、手にはネイルができなくても、足元はネイルを楽しめるという方も多いと思います。セルフネイルを極めて、季節関係なくフットネイルを楽しんでみては?



maity(元ネイリスト)

maity(元ネイリスト)

毎回ネイルを付け替えると子どもからチェックされている元ネイリスト。娘に将来の夢はネイリストと聞き成長をしみじみ感じながら浮かれています。

最終更新:2024/06/11 15:00
さーてと、指毛処理するところからはじめっか!