Stray Kids、コラボ企業が“闇オークション”開催で炎上! SNSで謝罪も批判やまず
韓国の人気8人組男性アイドルグループ「Stray Kids(ストレイキッズ)」が、4月6、7日に大阪・京セラドーム大阪で、日本では初めてとなるオフラインファンイベント『Stray Kids Fan Connecting 2024 “SKZ TOY WORLD”』(以下、『SKZ TOY WORLD』)を開催。9日には都内でサイン会が行われたものの、その後に“闇オークション”が行われていたとの情報がネット上に出回り、イベントの主催企業が謝罪する事態となった。
目次
・Stray Kids、コラボ企業が「闇オークション」開催
・Stray Kids側の「事前確認なしに別途行事を進行」
・公式SNSで謝罪もファンから不満の声
Stray Kidsとコラボ企業がサイン会主催も……「闇オークション」開催で物議
Stray Kids(以下、スキズ)は、2017年に韓国の芸能事務所・JYPエンターテインメントと同国の放送局・Mnetが制作したサバイバルオーディション番組『Stray Kids』の参加者であるバンチャン、リノ、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックス、スンミン、アイエン、ウジンの9人で結成。18年3月に1stミニアルバム『I am NOT』でデビューした。
その後、19年10月のウジンのグループ脱退を経て、20年3月に、ソニー・ミュージックレーベルズの社内レーベル「エピックレコードジャパン」からベストアルバム『SKZ2020』をリリースし、待望の日本デビューを果たした。
「今回開催された『SKZ TOY WORLD』大阪公演では、2日間で9万人を動員。今月11日にフジテレビ系でスタートする赤楚衛二主演ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』の主題歌として書き下ろされた新曲『WHY?』(12日午前0時配信リリース)をはじめ、人気楽曲を披露するライブパートのほか、ゲームコーナーやトークコーナーもあり、集まったファンを熱狂させました」(芸能ライター)
その2日後に、都内で韓国のスマホアクセサリーブランド・SLBSが主催するサイン会『STAY BLOOM with SLBS:MEET SKZ』が行われた。同社はスキズとコラボし、モバイルケースやストラップ、メンバーの顔写真を使用したNFCコレクタブルカードなど、さまざまな商品を販売しており、対象商品を購入した人の中から選ばれた30名限定のプレミアムなイベントとなった。
しかしイベント後、SNS上に「サイン会後に闇オークションが行われた」との情報が出回りファンが騒然。SNS等で拡散されまたたく間に炎上した。
SLBS、Stray Kids側の「事前確認なしに別途行事を進行」
イベントに参加したファンのレポートによれば、メンバーが退席した後に、挙手によるオークション形式でメンバーのサイン入りグッズや着用衣装などが売りに出されたそう。
「SNSを中心に、ステージと衣装を写した実際の写真と動画も出回っており、動画では司会者の女性が『3万円で購入を希望される方、いらっしゃいますでしょうか?』『5万円で購入を希望される方、いらっしゃいますでしょうか?』と、日本語と韓国語で参加者に呼びかけているのが確認できます。また、参加者によれば、オークションの開催を口外しないようアナウンスもあったとか」(同)
さらに、SLBS関係者がSNS投稿からスキズのファンとつながり、サイン会に招待した疑惑も浮上。ネット上のファンからは「事務所に許可取ってんの?」「企業が広告塔のアーティストを使って闇オークションとかありえない」「本当にショック」などと憤怒の声が続出することに。
こうした事態を受けて、SLBS側は4月11日、公式Xやインスタグラムに韓国語と日本語の両方で声明文を掲載。サイン会後にオークションを行ったことを認め、「大切なアーティストの衣装をSLBSで保管するより、その衣装の価値をよくご存知のファンの方々に伝えようと、どのように伝えることができるか悩み、喜んでいただけるようサプライズの形で別途のイベントを行いました」(原文ママ、以下同)と説明。「アーティストと所属事務所の事前確認なしに別途行事を進行した点、ファンの方々とその他の利害関係者の方々にもう一度深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
また、オークションに出品されたものは全て回収し、「該当金額は当選された方にお返しする予定」だといい、「できるだけ早く透明に事後状況を共有いたします」とも伝えた。
なお、SLBS JAPANの現地運営会社である株式会社インバウンドプラットフォームは「本件に一切関与しておらず、他の利害関係者及び当選者の方々にも一切の責任がない」とのことだ。
SLBS、公式SNSで謝罪もファンから不満の声が上がるワケ
しかし、一部ファンを優遇してイベントに招待した疑惑については何の説明もないため、謝罪文を見たファンは納得がいっていない様子。また、参加者の選定をめぐっては、「別の問題もある」(同)ようだ。
「今回のサイン会は、SLBS JapanオンラインショップやGalaxy原宿店で対象商品を5,000円購入するごとに、1回の応募権利がもらえるシステムでした。応募期間は3月15日から4月6日までとなっており、3月27日には15名の1次当選者が明らかになった中、後出しで同日、『TOP ORDER』イベントの実施も発表されたんです」(同)
期間中の購入金額が上位10名を対象したイベント『TOP ORDER』は、1位(2名)が「Meet&Greet with Stray Kids+日本往復航空券及び宿泊券+ファンサイン会招待券」、2位(3名)には「Meet&Greet with Stray Kids+ファンサイン会招待券」、3位(5名)には「ファンサイン会招待券」がプレゼントされたそう。4月7日、抽選による2次当選者5名と共に上位10名が判明した。
「『TOP ORDER』ランキングは3月27日から4月7日までXや公式インスタグラムで毎日発表され、SLBS側はファンのグッズ購入を煽っていました。ネット上では、こうした“お金を積んだ人が当選する”という、いわゆる『ボーダー制』システムは、『日本では賭博行為にあたり、法に抵触する可能性がある』という指摘が多数寄せられているほか、途中から『TOP ORDER』形式で当選者を決定したことは『景品表示法違反になる』との声もあり、『きちんと説明してほしい』との批判が多数寄せられている状況です」(同)
そのほか、「せっかく日本に来て楽しんでくれていたのに」「スキズが一番かわいそう」「自分の使用済み衣装が勝手に売られるなんて心底気持ち悪かっただろうな」とメンバーを気遣う声や、「SLBSは二度とコラボしないで」「JYPは早急に広告契約を解除してほしい」との意見もある。
果たして今後、JYPエンターテインメントから今回の一件に関する説明やSLBSとの契約について報告はあるだろうか。
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