【ダイソー】110円「ティッシュホルダー」はシンク下に使って! プロの収納アイデア
整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、片付けに悩む読者の自宅を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「煩悩部屋」ビフォーアフター】。
連載企画『ビフォーアフター』新シーズンです。第8回目の片付けモニターは、江東区・3LDKのマンションで暮らす4人家族のKさん(35歳)。今回は、汚部屋の片付けではなく、都心のマンションに多い「狭い収納」を使いやすく手直しする特別編です。
目次
・【お悩み】引き出しに何を入れていいかわからない
・シンク下の引き出し、Before→After
・コンロ下の引き出し、Before→After
・シンク周り全景After
【お悩み】引き出しに何を入れていいのかわからない
江東区のマンションに暮らすKさん宅。今回は「シンク下とコンロ下」の引き出し収納を手直しします。100均グッズも活用し、家事効率の良い空間へと整えていきます。
シンク下の引き出しBefore→After
シンク下の引き出しには、ザル・ボウル・包丁・まな板など「水を使う道具」をメインに収納するのがおすすめです。道具が少ない場合は、キッチン家電・ラップ類・保存容器を入れても良いでしょう。
いずれも種類ごとに住所を作り「重ねない&奥まらない」収納に手直し。1回で取り出せるようになったので、使い勝手が良くなりました。
ポイント1:横倒れしやすい道具は「空ケース」で場所を固定
写真はザル・ボウル下に使ったファイルボックスです。ファイルボックスの中に、海苔の「空きケース」を入れて、そこに調理器具を収納しました。「自立できない」道具はこのように固定すると、横に倒れるストレスを減らせます。ちょうど良いサイズの空き箱がない場合は、ペットボトルや牛乳パックをカットして使うのも良いですね。
ポイント2:100均「ファイルボックス」と「ティッシュホルダー」で収納
【ワッツ・セリア】「A4ファイルボックス(W13cm)110円
今回使ったファイルボックスは、ワッツとセリアで販売している「A4ファイルボックス(W13cm)」。単体だと空間が余ってボックスがズレるので、ダイソーの「ティッシュホルダー」を組み合わせて固定しています。
【ダイソー】「かけれる ティッシュホルダー」110円(税込)
ダイソー「かけれる ティッシュホルダー」110円(税込)は、深型の引き出しにぴったりのサイズ感! ファイルボックスの深さともほぼ同じです。今回は食器用洗剤などの収納に使いました。スポンジのストックや水切りネット、ラップ類を入れても◎です。
引っ掛け部分を連結させられる点もポイント。キッチンで使う消耗品(レジ袋やスポンジなど)を種類分けしてわかりやすく収納できます。
コンロ下の引き出し:Before→After
コンロ上は常時お鍋が出しっぱなしの状態。急な来客も多いということなので、スッキリ見えるように整えていきます。
コンロ下の引き出しは「火を使う道具」の専用スペースに。食材は別の場所へ移動し、ワッツ・セリアの「A4ファイルボックス(W13cm)」と「ナカバヤシのファイルボックス(W16.2cm)」(写真右端)を使って鍋類を収納しました。
ファイルボックスには「約8cm・10cm・13cm・16cm」と複数のサイズがあるので、空間に合わせて使い分けるとスッキリ収まります。
ポイント:「外せる取っ手」は金属かごに収納
【ダイソー】「ワイヤーネット かご」110円
「取っ手を外せる鍋」の「取っ手」は、小さくて埋もれやすいパーツ。ファイルボックスに金属製のかごを引っ掛けて収納すると、安定感があって取り出しやすいです。
使わなくなったキッチンツールスタンドなどでも良いですが、今回はダイソー「ワイヤーネットかご 縦型」110円(税込)を使いました。その他100均でも類似サイズの取り扱いがあります。
シンク周り全景After:「出しっぱなし」がなくなってスッキリした空間に
シンク下とコンロ下の引き出しに、水と火を使う調理器具を分けて収納。忙しい調理中もサッと目当ての道具が取り出せるようになりました。実は「出しにくい」のも、散らかる理由のひとつ。モノの住所を動かないように「固定する」ことで、使いやすいキッチンに変わります。