サイゾーウーマン暮らし住まいネットワークビジネスの在庫に埋もれる部屋 暮らし [連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター【煩悩003-4】 「汚部屋にネットワークビジネスの大量在庫」負のパワーが吹き溜まる“開かずの扉”を開けると? 2024/03/18 13:00 伊藤まき(収納ライター) 伊藤まき「汚部屋」ビフォーアフター (C)サイゾーウーマン 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。整理収納アドバイザー・伊藤まきさんが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます! ※2018年10月1日公開の記事を再編集しています。 目次 ・ネットワークビジネスの「不良在庫」を断捨離!(Eさん・32歳) ・負のパワーが宿る「不良在庫」を処分 ・2DKの半分は、ガラクタの家賃代!? ・抱えきれない「趣味の衣装」がどっさり! ・迷ったら「ポジティブな気持ち」に従う ・【片付け完了】「気が散る」リビングからの解放! ネットワークビジネスの「不良在庫」を断捨離!(Eさん・32歳) 前回に続き、第3回目のクライアント・東京都世田谷区の2DKに住むEさん(32歳)のお部屋です。 Eさんのリビングです リビングにある大きなクローゼットも「開かずの扉」になっていました。ここには彼女を長い間悩ませてきた、ネットワークビジネスによる化粧品の「不良在庫」が眠っています。比喩ではなく、文字通りの「在庫」です。 使用期限があるうちは、転売しようと思っていた。量が多すぎて、捨てるのも面倒だった……。さまざまな理由で「後回し」を重ねた結果、吹き溜まりとなりました。 大きな片付けに着手するには「時間」と「転機」が必要なもの。今回、とうとうその時がやってきたのです。 負のパワーが宿る「不良在庫」を処分 ドアハンガーに重なるスーツ類を外し、扉を開けると……。 ごっちゃり いろいろなモノが押し込まれていました。 こちらも、クローゼットの中に眠るモノをすべて出します。Eさんが後回しにし続けてきた、ネットワークビジネスの「不良在庫」のダンボールも……。 3つのダンボールを開けると、高価な化粧品が未開封のまま。ひとりで頑張ってきた「重荷」が感じられます。 でもEさん、泣き言を一切漏らさず、すべて処分しちゃいました。アッパレです! 2DKの半分は、ガラクタの家賃代!? 6畳のリビングだけでこんなに リビングとクローゼットからは、古くなったゲームやミシン、4つのスーツケース、2つの折りたたみテーブル、過去の仕事用衣裳、大量のカタログなどが出てきました。 大量の粗大ゴミ・不燃ゴミとなりましたが、ゴミ収集の日まで捨てることができません。モノを入れるのは簡単なのに、出すときは本当に大変です。 抱えきれない「趣味の衣装」がどっさり! 趣味の分だけ衣装がある モノをすべて出したあとのクローゼットには、使用頻度の低いモノ(年に数回使うモノ)を入れます。上段にはニトリのスチールラック2段(1,380円/税抜)と、ワッツのSTORAGE BOX(ストレージボックス)を5個(100円/税抜)用意しました。(※前回の記事で紹介しています) 押し入れやクローゼットに使用する収納家具には衣装ケースを選びがちですが、予算が増えるだけ。スチールラックで空間を区切るほうが、お金がかかりません。引っ越しても使いまわしやすく、手放すときも簡単です。 Eさんは、年に数回だけ参加する合唱サークルや、団体職員(作業ボランティア)、民謡ダンス、着物を着る趣味をお持ちでした。そのため、「趣味の衣装」だけで、これだけの荷物を抱えていることになります。 ただし「モノの量」がしっかり見えたことで、着物以外の趣味は手放す覚悟ができたようです。これも片付けによる大きな効果です。 迷ったら「ポジティブな気持ち」に従う 透明なのに存在感のあるマネキンです クローゼットの下段には、シーズンオフのモノを置きました。布団類は、IKEAのチャック付き収納バッグ ディムパ(299円/税込)にまとめました。型崩れしない袋や箱を選ぶだけで、ひと目でストックが把握できます。 ちなみに、怪しげな透明マネキンはEさんにとって「大好きなモノ」なので保管することに。使わないモノでも、ワクワクするモノは残しても大丈夫です。 処分するモノに悩んだ時は、ポジティブな気持ちが宿るモノだけを残すようにしましょう。 「高かったから」「もらったから」など、「〜から」の裏側には「でも使いにくい」「でも気に入らない」といった負の感情が宿っています。この、やりきれない気持ちを溜め込まないように注意しましょう。 【片付け完了】「気が散る」リビングからの解放! スッキリ リビングに転がるモノを整理していると、ヒーリングCD、お香、パワーストーンなどの浄化グッズが出てきました。こんなに持っていても、「気が散る」空間では、その効果が発揮できません。 雑念のない空間なら、ヒーリングCDからのシンキングボールの音色も隅々まで渡ります。波動が伝わることで空気の流れが変わり、とても清々しい空間へと変わりました。 今回使用した金額は合計2,179円(税抜)です。 Before 使うモノが散乱し、使わないモノがクローゼットに押し込まれていました。せっかくの広さも、多すぎるモノのせいで圧迫感があります。 View this post on Instagram @maki_organize さんの #煩悩部屋 #ビフォーアフター Eさんの片付け前リビングです。 . #サイゾーウーマン #汚部屋 #掃除 サイゾーウーマンさん(@cyzowoman)がシェアした投稿 – 2018年10月月1日午前5時20分PDT After 「お酒を飲みながら音楽を聞いて、疲れを癒やせる部屋にしたいです」と願うEさんの望みが叶いました。 View this post on Instagram @maki_organize さんの #煩悩部屋 #ビフォーアフター 片付けた後のリビングです。 . #サイゾーウーマン #汚部屋 #掃除 サイゾーウーマンさん(@cyzowoman)がシェアした投稿 – 2018年10月月1日午前5時21分PDT 次回は、「“モノだらけ”キッチンを断捨離!」 伊藤まき(収納ライター) 収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。 記事一覧 Instagram:@maki_organize 最終更新:2024/03/18 13:00 Amazon ネットワークビジネス 2018年 11月号 [雑誌] 一個つまずくと、捨てられないモノがたまるのよ 関連記事 マノロの靴、20万のエステ器具、副業の在庫……“多すぎる欲望”に埋もれた30女の汚部屋“洋服迷子”の汚部屋30女が学ぶべきは「モノの住所」と「ラベリング」!?【全員プレゼント】洋服は「畳まなくてOK」! ズボラでも片付く「吊るしテク」と「ラベリング収納」キャンドゥの“アレ”は無印良品にそっくり!? 汚部屋30女のキッチン収納を400円で解決「ランドリーラック」が実は鬼門!? 汚部屋30女の「脱衣所」が廃墟化するワケ 次の記事 『まる子』後任に求められること >