「大量閉店」の幸楽苑は今――新メニュー「和風カレーらーめん」を食べてわかった残念なポイント
全国に383店舗(2024年3月3日現在)を展開するラーメンチェーン「幸楽苑」。一時期は「290円で中華そばが食べられる」と話題になりましたが、現在は490円に。また、ここ数年は閉店ラッシュで、かつ人員不足による営業時間の短縮や休業を実施している店舗もあるようです。
そんな幸楽苑ですが、定期的に期間限定メニューが提供されています。今回は1月31日から期間限定で販売されている「和風カレーらーめん」を実食してきました。
※価格はすべて税込です。
※価格や商品は2024年2月29日時点の情報です。
※最新の情報は公式サイトや公式SNSをご確認ください。
※店舗によって取り扱い商品が異なります。
目次
・幸楽苑「和風カレーらーめん」の概要
・幸楽苑「和風カレーらーめん」のメニュー詳細
・幸楽苑「和風カレーらーめん」実食レポ
幸楽苑の「和風カレーらーめん」は単品690円、ギョーザライスセット990円
早速、最寄りの店舗に行ってみたところ、席にはオーダー用のタブレットが設置されていました。以前訪れたときは店員さんがオーダーを取りに来てくれる方式だったのですが、変更されたようです。人手不足に対応するため、こうした飲食店が増えていますよね。
タブレットの画面を操作し、お目当ての「和風カレーらーめん」をオーダー。「カレーと餃子で飯を食う、これ最高なり!」というキャッチコピーで、ギョーザライスセットが推されていましたが、かなりボリュームがありそうなので、ひとまず単品で注文します。
期間限定メニュー
・和風カレーらーめん 690円
・和風カレーらーめん ギョーザライスセット 990円
幸楽苑の「和風カレーらーめん」は熱々で寒い季節にぴったり!
ちょうどランチタイムだったこともあり、店内は満席でしたが、10分もたたないうちに「和風カレーらーめん」が運ばれてきました。客席から厨房が見通せるタイプの店舗だったのですが、レギュレーションがしっかりしているようで、注文から提供までがスムーズです。
「和風カレーらーめん」はこれでもかと湯気が立っており、できたて熱々。寒い季節にぴったりです。なお、具は豚肉、玉ねぎ、小松菜、ななめ切り&小口切りのネギ。
さらにカレーの飛び散り対策として紙エプロンが添えられていました。こういった細かな気配りはうれしいですよね。
幸楽苑の「和風カレーらーめん」はあっさりしすぎ? 残念なポイント
肝心の味ですが、カレーといっても辛味はゼロで、小さな子どもでも食べられそうなほどマイルドです。かなりあっさりしていて、まさに「和風カレー」といえる味! 具もたっぷり入っており、満足感が得られます。
ただ、辛味もなくあっさりしているので、食欲を刺激するカレーの良さがかき消されている気も。鰹と昆布の和風だしが使われているそうですが、だしの旨みもあまり感じられませんでした。
メニュー画面に「カレーと餃子で飯を食う、これ最高なり!」というキャッチコピーがありましたが、ご飯と一緒に食べるのは無理かもしれません……。ご飯がどんどん進むようなスタミナ感はないように思えます。
実は「幸楽苑」のメニュー「らーめん屋さんのカレー」(370円)が個人的に好きなので、カレーつながりの「和風カレーらーめん」にも期待していたのですが、想像とは違いました。ただ、あっさりしたカレーが好きな人ならハマるかもしれません!