高級食パン「乃が美」閉店ラッシュも……ゴディバ監修チョコクリームは“侮れない逸品”だった
高級食パンブームの火付け役だった乃が美(C)サイゾーウーマン
2019年に巻き起こった“高級食パンブーム”を覚えているでしょうか? 甘くてふわふわ、何もつけずに食べてもおいしいと人気に火がついた高級食パンは、チェーンや個人の専門店が全国各地にオープンし、メディアでも盛んに取り上げられたものです。
ところが昨年から、高級食パン専門店が相次いで閉店しているという報道が続出。ブームの火付け役である「乃が美」も例に漏れず、最盛期には240店舗以上あったものの、現在は半減。そんな窮状を伝えたニュースサイト「週刊女性プライム」が報じたところによると、乃が美のFCオーナーの「売り上げが落ち、9割の店舗が赤字になっている」という悲痛な叫びも紹介していました。
そんな閉店ラッシュにある乃が美ですが、公式サイトを見ていると、パン以外の商品に目が留まりました。昨年12月5日~3月15日の期間限定で販売中の「ゴディバ監修 チョコレートクリーム」です。無類のチョコ好きの筆者は「一度試してみたい!」と思い立ち、早速、最寄りの店舗に足を運ぶことにしました。
※価格はすべて税込。
※価格やメニューは2024年2月20日時点の情報です。
※一部店舗では扱っていない場合があります。詳細は公式サイトや公式SNSをご確認ください。
目次
高級食パン「乃が美」、実はクッキー(220円)がおいしい! 1枚で食べ応え◎
一時期、爆発的なブームになっていた乃が美。しかし、ここ最近の物価高で「毎日食べる食パンにお金をかけていられない」という人が増えたのでしょうか、すっかり影が薄くなってしまいました。
筆者も久々に乃が美に来てみたのですが、店舗に入ると、見るからにおいしそうなふかふかの「生」食パンが目に飛び込んできます。今回のお目当てであるチョコレートクリーム(1,500円)と「生」食パンの「創業乃が美(ハーフ1斤)」(550円)、そして店頭に並んでいて気になった「『生』食パンクッキー」(220円)も購入しました。
こちらが今回の購入品。高級感が漂う佇まいです……!
早速、食パンにチョコレートクリームを塗ってみようと思ったのですが、「生」食パンクッキーのまあるいフォルムに食欲がそそられ、こちらから実食することに。
「生」食パンクッキーは1袋3枚入り。食パン本来の甘みが感じられるクッキーだそう。余計な装飾が一切なく、味で勝負しているクッキーであることがうかがい知れます。手にしてみて驚いたのが、見た目に反するずっしり感。これはきっと食べ応えがあるクッキーと思いながら一口かじると……おいしい~!
しっとりとさっくりが共存する口触り、くどさはまったくなく、じんわりとほのかに甘い! ガツガツ食べるのではなく、1枚をじっくり味わうタイプのお菓子で、まさに高級クッキーのお手本のような逸品です。
乃が美の「生」食パンといえば、口に入れた瞬間の「ふわっと感」がミソですが、それがクッキーにもしっかり生かされているなぁと感じました。
食べ応えがあるので1枚だけでも満足感◎。例えば友達の家に遊びに行く際、これを2~3袋くらい手土産にすると、安価なのに喜ばれるだろうな……と確信した次第です。
高級食パン「乃が美」ゴディバ監修チョコレートクリームは贅沢な味わい
乃が美のクッキーのおいしさに感動した筆者ですが、次はいよいよ今回のメインテーマであるチョコレートクリームの実食です!
ふたを開けると、チョコレートの香りが鼻腔をくすぐります。ひとなめしてみると、濃厚なチョコクリームでまさにゴディバ!! 一瞬で贅沢な気持ちになれます。
質感は思ったより硬めなので、パンに塗りにくいかと思いきや、スルスル~っと伸びました。チョコクリームは、写真くらいの量でパンの表面の約6~7割に塗ることができましたよ!
さて、チョコレートクリームを塗った「生」食パンを一口食べてみると……もうおいしすぎて口の中が大歓喜! 「生」食パンとゴディバのチョコクリームという特徴の異なる甘みが、口の中で溶け合い、べらぼうにうまい。言ってしまえばこれは「チョコレートパン」ですが、まるでスイーツを食べているような贅沢な気分になります。
ここで気をつけたいのは、チョコクリームの量。あまりのおいしさに、チョコクリームを付け足ししたのですが、濃厚すぎる味わいになってしまいイマイチに……。食パンの表面に薄~くのばすのが一番おいしく食べられるコツと断言できます。
高級食パン「乃が美」ゴディバ監修チョコレートクリームが高コスパな理由
続いて、「生」食パンをトーストしてチョコクリームを塗ってみます。チョコクリームが溶けてまた別の味わいになるかな? と期待したのですが、筆者のトースト時間が短かったからか、そもそもチョコクリームの量が少ないからか、味の変化はなし。
ただサクサク感が増したので、よりお菓子を食べているような気持ちになりました。
ちなみに賞味期限は、開封前で約半年後。1枚のパンに使うのは少量でOKなことを考えると、開封後は適切に保存して少しでも長く楽しみたいところ。1,500円という値段はスプレッドとしては高額ですが、コスパ的には妥当といえるでしょう。
閉店ラッシュの乃が美。ブームの時に「生」食パンを頻繁に購入していたため、「飽きた」という人も少なくないかもしれませんが、ぜひ隠れた存在であるスプレッドやお菓子を試してみてほしいです! 「乃が美、侮れない……」と唸ってしまうかもしれませんよ!!