竹内涼真主演映画の興行収入ランキング、『君と世界が終わる日に』は苦戦スタート
竹内涼真が主演を務める映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』が1月26日に公開され、同29日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、1月26~28日)で初登場6位にランクイン。マスコミ関係者からは「竹内主演映画初の首位スタートは実現せず、気合が入っていたとみられる制作サイドも落胆しているのでは」(スポーツ紙記者)との声も聞こえてくる。
「同映画は、日本テレビとHuluが共同制作した『君と世界が終わる日に』シリーズの劇場版。Season1を2021年1月期の日本テレビ系『日曜ドラマ』枠で地上波放送し、Season2~4はHuluで配信。そしてこのたび、Huluオリジナルドラマでは初の映画化となる『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』が満を持して公開されました」(同)
同作の舞台は、謎の感染症「ゴーレムウィルス」によりゾンビが増殖した世界。人間たちが生き残りを懸けて奮闘する“ゾンビサバイバル”となっており、劇場版では、主人公・間宮響(竹内)が、ゴーレムウィルスの抗体を持ち、研究タワーに捕らえられた娘を救うため、数々の試練に立ち向かう姿が描かれる。
「竹内といえば映画やドラマでも活躍する人気俳優の1人ですが、意外にも“単独主演映画”は『仮面ライダー』シリーズ以外だと今回が初めて。『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』は、シリーズ最終作ですし、制作側も力が入っていたでしょうが、映画ランキングでは初登場6位と苦戦。同日公開のアニメーション映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(1位)や、公開2週目の『ゴールデンカムイ』(2位)、8週目の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(5位)にもかないませんでした」(同)
竹内涼真主演映画、最大のヒットは『青空エール』
また、竹内はこれまでの主演映画すべてで、初登場1位に輝いたことはない。
「一番成績が良かったのは、16年に土屋太鳳とダブル主演を務めた『青空エール』、22年に横浜流星とのダブル主演作『アキラとあきら』で、それぞれ初登場3位。下位スタートとなったのは、18年に浜辺美波とダブル主演した『センセイ君主』で初登場9位と厳しい出だしに。ただ、歴代主演作の最終興行収入を見てみると、トップが『青空エール』で12.5億円、その次に良かったのが『センセイ君主』の12.3億円でした」(同)
上位スタートとはならなかった『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』。『青空エール』の興収超えを狙ってほしいものだが、好意的な口コミが広がっている様子もないだけに、なかなか厳しい戦いになりそうだ。
竹内涼真主演映画、最終興行収入ランキング
1位:『青空エール』(16年8月20日公開、土屋太鳳とダブル主演) 12.5億円
2位:『センセイ君主』(18年8月1日公開、浜辺美波とダブル主演) 12.3億円
3位:『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(15年8月8日公開) 9.3億円
4位:『アキラとあきら』(22年8月26日公開、横浜流星とダブル主演) 7.7億円
5位:『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(15年12月12日公開、西銘駿とダブル主演) 7.3億円
6位:『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』(15年3月21日公開) 6.5億円
7位:『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』(14年12月13日公開、佐野岳とダブル主演) 5.8億円
※一般社団法人日本映画製作者連盟資料、「キネマ旬報」(キネマ旬報社)より