【子どもが鍋を食べない】悩み解消の味付けとおすすめ具材は? 市販つゆ不要のプロレシピ
今回は番外編。食事や料理をしている中で浮かんだ食のお悩みについて、テレビ出演多数の調味料ソムリエ・野菜ソムリエ、食養士のMICHIKOさんに解決策を教えてもらいました!
【食のお悩み】
Q.子どもが鍋を食べない。おすすめの味付けは?
冬は鍋を食べることが多いのですが、子どもが鍋を食べません。野菜を食べてくれないので、鶏つくねだけを口にしている有様です。市販の鍋つゆも塩分面で抵抗があり、新しい味にチャレンジするのも難しい。子どもと大人が一緒に食べられるレシピがあれば、教えてください!
A.味噌汁を作るイメージで、濃いめに味付け!
鍋というから、ハードルが上がり、市販の鍋つゆがほしくなるのでしょうが、基本的に、味噌汁やすまし汁をつくるのと同じです。ちょっと濃いめに味付けがコツ! また、鶏の骨付きなどでしたら、特にだしを使う必要はありません。
子どもと一緒に食べられる鍋、具材と味付け:
鶏のから揚げも◎
お子様の好きな野菜、ブロッコリー、ミニトマト、サツマイモ、大根など。また、肉は鶏のから揚げ(安心の市販か、手作りとか)を入れてはいかがでしょう。味付けは、豆乳、味噌。唐揚げが入るので、味付けは薄めに。〆は、チーズと溶き卵でリゾット!
見た目の彩りも大事! パプリカを加えたり、赤系の大根を入れたり。また、食べやすくするために大根や人参などはピーラーでリボン状にむくのもおススメ!
子どもと一緒に食べられる鍋、おすすめのレシピ
唐揚げとカラフル野菜の豆乳味噌鍋
・豆乳のクセは味噌がカット、スープのような洋風豆乳味噌鍋♪
・豆乳の甘みと味噌のまったりとした味わいがベストマッチ♪
【材料】 | 3〜4人分 |
唐揚げ(市販) | 300g(8個) |
ブロッコリー | 1/3個 |
ミニトマト | 8個 |
サツマイモ | 1/2本(100g) |
パプリカ(赤・黄) | 適量 |
だし汁 | 600ml |
豆乳 | 200ml |
味噌 | 大さじ3 |
【作り方】
(1)ブロッコリーは小房に分け、茎は皮と筋の部分を切り取って短冊に切る。サツマイモは皮ごと1.5cm幅のいちょう切りにして水にさらし、水気をとってふんわりとラップで包み、電子レンジ(600w)で1分ほど加熱する。
(2)鍋にだし汁を沸かし、(1)を加えて2~3分煮る。豆乳と唐揚げ、ミニトマトを入れて煮立て、味噌を溶き入れる。
(3)食べやすい大きさに切ったパプリカを散らす。
(4)器にスープごと取り分け、食べる。
*豆乳を入れてからは、沸騰させないように気をつけましょう。
*大人は一味唐辛子や柚子胡椒などお好きな辛みをプラスして!
*豆乳は食べやすいように少な目なので、だし汁と豆乳を半々にしても。
*唐揚げの味わいがあるので味は薄め、鶏肉や豚肉などを入れる時は少し味噌を多めに。
*追い味噌も! 食べ進めて、煮詰まってきたら、お湯を少量入れて、ほんの少しの味噌を溶き入れて! 風味が戻ります!
*無調整豆乳は沸騰させると分離する特性があるので、分離させたくないときは調整豆乳がおススメ。
子どもと一緒に食べられる鍋、おすすめの調味料
「一番だし 本枯節と昆布のだしパック」 株式会社新丸正(静岡県)
「だし」はこれ! 原材料は鰹本枯節と利尻昆布だけです。ほかには何も加えていません。旨みの濃厚な鰹節を厚めに削り、すっきりと香り高いだしの出る昆布でとった昔ながらの一番だしです。色合いも濃くなく澄んでいて、やさしい香りが漂います。旨みの黄金比で醸し出された「だしパック」です。だし汁は、そのまま飲むだけでもホッとしますよ。
だしの取り方は、水(400ml)にだしパック(1個)を入れ3~4分煮立たせます。味噌汁、煮物、お鍋などに。
使っただしパックは浅漬に!
だしパックを使った後もおいしさがいっぱい残っているので、捨ててしまってはもったいない! 使い終わっただしパックは水分を切って乾かしたり、冷凍庫に入れて保存してもOK。
使っただしパックで作る「浅漬け」レシピです。
【材料】
キャベツの千切りなどの生野菜(5種野菜とキャベツの千切り:市販サラダ) 70g、
使い終わっただしパック 1╱2個、塩 一つまみ(野菜の重さの2%が目安)、
【作り方】
ポリ袋orボウルに、生野菜とだしパック、塩を加えて混ぜ、軽くもみこむだけ。冷蔵庫で冷やしても。塩味が足りないときは醤油をひと回し。
*だしパックに塩が入っていないので、別途加えていますが、入っているときは必要なし!
★ほかに、ご飯に混ぜておにぎりに。納豆や野菜サラダに振り入れたり、野菜炒めやチャーハン、お好み焼きに混ぜたり、唐揚げやハンバーグの下味に混ぜたり……。深いコクと旨み、風味がたっぷり残っている、使っただしパックを最後まで使いこなして!