和牛、来年3月末の解散までに「謎の空白期間」がある理由とは?
和牛の水田信二と川西賢志郎が12月12日、コンビ解散を電撃発表した。所属する吉本興業の公式サイトで「2024年3月末をもちまして、コンビを解散することになりました」(原文ママ、以下同)と報告され、水田と川西それぞれのコメントも公開。同社が運営する劇場「ルミネtheよしもと」はじめ各劇場の公式サイトやSNSには、和牛の「ネタ出番活動終了」に関するお知らせを掲載しているが、解散までの約3カ月半、2人がステージに立つことはもうないのだろうか?
06年にコンビ結成し、16~18年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では“3年連続準優勝”したことも話題になった和牛。
「そんな人気コンビの解散が発表され、ネット上のお笑いファンは大きなショックを受けています。水田のコメントによると、解散の背景には、『3年程前に気の緩みから複数回の遅刻が重なったこと』や『漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられないこと』があったといい、川西も『僕はより舞台に力を入れたいという思いが強くなる一方で、水田の劇場出番への遅刻が続いたことをきっかけに、自分と彼との漫才に対する姿勢の違いが目立つようになりました』と説明しています。つまり、両者の“漫才に対する温度差”が今回の解散につながったわけです」(スポーツ紙記者)
なお、水田のほうは、「(川西は)絶対に大丈夫な人」としつつ、自分自身については「すごく心配だらけなのでこれまで以上に応援してください」と“らしさ”を交えながらファンにアピール。一方、川西のコメントは、関係者各位への謝罪、スタッフや仲間、お客様への感謝をつづるなど、終始神妙なトーンで、この違いもネット上で注目されている。
和牛、「文春」に解散危機スクープ掲載で発表早めた?
また、ファンの間では、解散発表から実際の解散日まで、謎の「空白期間」が設けられていることを疑問視する声も噴出。
「2人は何度も話し合いを重ねた末に『同じ温度感でステージに立つのは無理だ』という結論を出した。吉本の各劇場にも出演しないだけに、漫才コンビとしてはすでに解散状態といえます。であれば、なぜ今ではなく来年の3月末まで解散日を引っ張る必要があったのか……」(同)
2人はコンビ名である「和牛」名義で複数のスポンサー仕事を抱えているといい、「そのため解散は契約更新期間を終える今年度末に設定したようだ」と、広告代理店関係者は語る。
「ただ、それはあくまで仕事上の都合。本来であれば、2人は発表とともに解散する形を取りたかったはずです。実は、解散発表はもう少し後になるはずでしたが、今月14日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で解散危機をスクープされることがわかり、『さすがに第一報はファンのためにもオフィシャルで……』という当人たちの希望もあって、前倒しでの発表になったんだとか」(前出・広告代理店関係者)
和牛、水田と川西が“最後のステージ”に立つ可能性は……?
発表が早まったことにより、解散の日まで「空白期間」ができてしまったというわけだが、彼らの漫才はもう見られないのだろうか。
「2人と親しい芸人の間では、3月末にコンビで“最後のステージ”に立つ可能性は『限りなく0%に近い』とウワサになっています。今後、川西は新しい相方を探す、あるいはピンでのステージ活動を志している一方、水田は特に展望もないようです」(前出・スポーツ紙記者)
どこまでも温度差があるように見える水田と川西だが、それぞれが満足のいく道を歩んでいくことを祈るばかりだ。