KOSEに非難の声噴出! 滝沢秀明・TOBE新番組『とべばん』、関係スタッフ明らかに
滝沢秀明氏が代表取締役社長を務める会社「TOBE」の所属アーティストが出演するYouTube番組『とべばん』が、11月25日にスタート。“TOBEファミリー”が初の生配信で和気あいあいとしたやりとりを展開し、視聴者からは好意的な感想が続出している一方で、旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)のファンは、番組のスポンサーに対し、不快感をあらわにしているという。
番組には三宅健(元V6)、北山宏光(元Kis-My-Ft2)、Number_i(元King&Princeの神宮寺勇太・岸優太・平野紫耀)、IMP.(以前はジュニア内ユニット・IMPACTorsとして活動)が集結。お互いの質問に答えるトークコーナーのほか、IMP.が二手に分かれて行ったロケVTR「TOBEだけが知らない世界」もオンエアされた。
まずは、影山拓也、椿泰我、基俊介、横原悠毅の4人が回転寿司チェーン「スシロー」の新宿西口店(東京)へ。VTR内で「スシロー」とTOBEのコラボレーションメニュー「TOBE厳選!とべばん3貫盛り」の提供が決まったことが明らかになり、4人はまず、数あるメニューの中から10ネタまで絞るべく、お寿司を試食することに。
そして、生配信のスタジオで、4人が選んだ10ネタを三宅、北山、Number_iらも味わった末、それぞれ好みのお寿司を選び、コラボメニューの3貫が決定。来年1月頃から、全国の「スシロー」で展開される予定だとか。
さらに、IMP.の佐藤新、鈴木大河、松井奏は、化粧品大手・KOSE(コーセー)のコンセプトストア「Maison KOSE銀座」を訪問。ここでは、TOBEアーティストが厳選したコスメセットを77名にプレゼントする「とべばん×コーセー プレゼントキャンペーン」の実施が決定し、3人が10個の商品をチョイス。その中から、三宅、北山、Number_i、IMP.の4組がそれぞれ1つずつ気になるアイテムを選び、プレゼントの内容が決まった。
「現在、YouTubeのTOBE OFFICIALにアップされている『とべばん』の生配信の概要欄には、コーセーとスシローが『PR・制作協力』をしているとの記載があります。SNS上のファンは『初回からスシロー、コーセーという大手スポンサーついていてビックリした』『初回でスシロー、コーセーみたいな大企業とのコラボがあるとは思わなかった。滝沢社長の戦略、さすが』と驚いていました」(ジャニーズに詳しい記者)
初回放送に対して、ネット上のTOBEファンからは「『とべばん』普通に地上波のバラエティ番組を見ているような気分になったし、おもしろかった!」「TOBEファミリーの雰囲気がよかった!」「スタジオのトークはもちろん、VTRもおもしろくてまったく飽きなかった」「これからTOBEメンバーがトークやパフォーマンスなどでコラボして、だんだん距離が縮まっていく過程を見るのが楽しみ」といった声が上がり、好評のようだ。
ちなみに、動画の概要欄では番組に関わるスタッフ陣も紹介されており、そこには「演出・プロデューサー 高橋弘樹」「制作協力 tonari pinoeight」という記載も。同氏はテレビ東京の人気番組『家、ついて行ってイイですか?』『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』などを手掛けた名物プロデューサーで、今年2月末に同局を退社。映像制作を行う「株式会社tonari」を立ち上げたほか、自身は3月よりインターネットテレビ局・ABEMAに入社したことも明らかに。
TOBEファンは「実績あるディレクターなら、ロケもおもしろいわけだ」「『とべばん』作ったの高橋さんなの? 高橋さんと手を組むタッキー、天才」「『とべばん』ってスゴい方に演出していただいたんだ。頼もしい」と、今後の配信にも期待を寄せている。
TOBEの生配信番組『とべばん』スポンサー・コーセーに、旧ジャニーズファンから非難
一方で、コーセーとのコラボを知った旧ジャニーズのファンからは、批判的な意見も噴出。旧ジャニーズサイドは9月7日に記者会見を開き、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害を事実と認めた上で、被害者に謝罪。以降、所属タレントをCMに起用していた企業が次々と「契約見送り」の方針を固め、スポンサーが次々と撤退していった経緯がある。
コーセーの子会社コーセーコスメポートも、同15日付でオフィシャルサイトに「ジャニーズ事務所に対する当社の対応について」(原文ママ、以下同)という文章を掲載。「現在のジャニーズ事務所には被害者の補償に専念していただくべきと考えており、現在の所属タレントの皆さまや、そのマネジメント機能については、他社への移籍や、ガバナンス体制の整備された別組織の設立などの方策によって、早急に対応すべきであると伝えていく所存です」などと、厳しいスタンスを示していた。
「これを受けて、旧ジャニーズのファンは『コーセーのコメント、余計なお世話だと思う』『コーセーが移籍を促すことはタレントに圧力をかけていることにならないの?』と大激怒。すると、19日にはコーセーサイドが『お詫びと訂正のお知らせ』として、『一部の方から「タレントやスタッフに移籍を促すのは僭越であり、起用する側からの圧力と受け取れる」とのご指摘をいただきました』『移籍などの行動を促す意図は全くありません』と説明する事態となりました」(同)
この一件で、一部の旧ジャニーズファンはコーセーを敵視するようになったようだ。また、旧ジャニーズ事務所を愛する熱心なファンの中には、滝沢氏やTOBEを快く思っていない人たちも少なくないだけに、「ジャニーズタレントを切って、元ジャニ-ズを応援するコーセー、気持ち悪い」「わざわざ“タレントは移籍しろ”と言ったのは、TOBEとつながりがあったからなの? 芸能界の闇を見た気分」「旧ジャニーズタレントはダメで、辞めジャニの集まりのTOBEはいいんだ」「さすがにドン引き。コーセーの商品は一生買わない」と、非難の声も上がっている。
なお、次回の『とべばん』は12月24日午後7時から生配信を行う予定とのこと。11月28日午前10時時点で、初回配信の再生回数は238万回を超えているが、第2回も多くの人が注目する放送になることだろう。