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滝沢秀明TOBEは「すべてが驚くほどスピーディー」、一方SMILE-UP.は新会社の発表はいつ？

2023/11/24 11:51

サイゾーウーマン編集部

　今年8月末をもってSMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）を退所し、滝沢秀明氏のアーティスト会社「TOBE」に合流した元Kis-My-Ft2・北山宏光。「AERA」2023年11月27日号（朝日新聞出版）では、移籍後初めて雑誌の表紙を飾り、グループ卒業を決断した経緯や、現在の思いなどを語っている。

　北山は、今年8月31日付で16歳の時に入所し、21年間在籍した事務所を退所。38歳の誕生日となる9月17日にTOBE入りを表明すると、2カ月後の11月17日にデジタルシングル「乱心-RANSHIN-」でソロデビューを果たした。

　今回の「AERA」の取材は、10月下旬とのこと。新たな一歩を踏み出すまでの心境を問われると、北山は「グルーブでいることもいいんだけど、でもやっばり一人の人間として、『個人で挑戦してみたい』という思いを貫いとかないと、絶対に後悔するなと思ったんです」（原文ママ、以下同）と本音を吐露。あと2年で40代を迎えるにあたり、今後の自分自身の人生について考える中、“ソロ活動”という選択肢が出てきたのだろう。

　とはいえ、「他のメンバーに迷惑をかけられないし……。なによりファンのみなさんを驚かせてしまう申し訳なさもありました」と、葛藤もあったよう。しかし、「最終的には自分の人生だな」と結論を出し、“個人で挑戦する”という道を選んだそうだ。

　また、インタビュアーが今、「TOBEだからできること」をどう実感しているのか尋ねると、「それは多岐にわたってありますね」などと回答。例えば、新しいアイデアが生まれた際や、自分が「こうしたい」と感じた時のアプローチがスムーズなんだとか。

　さらに、「それだけで可能性って相当変わるんじゃないかな。大きな組織になればなるほど、ジャッジに時間がかかるじゃないですか。でも、TOBEは滝沢（秀明）社長と話してOKだったら、もうOK。楽曲も仕事を決めることも、すべてが驚くほどスピーディー。そこはTOBEならではの良さだと思います」とも語っている。

SMILE-UP.、新会社の詳細発表ナシのウラで「補償対応」は進行中

　一方、彼らの古巣である旧ジャニーズ事務所は、創業者・ジャニー喜多川氏（2019年に死去）による性加害を事実と認めた上で、新体制へと移行。10月17日付で、社名を「SMILE-UP.」に変更し、被害者への補償業務のみを行う会社となった（補償が終わり次第、廃業予定）。

　それに伴い、タレントと個別にエージェント契約を交わすための新会社の設立もすると宣言。事務所側が10月2日に開いた記者会見では、「1カ月以内」の設立を表明していたものの、社名をはじめ、経営陣の顔ぶれなどの詳細は現状、一切公表されていない（11月24日時点）。

　10月下旬～11月上旬にかけて、複数のスポーツ紙や週刊誌は、新会社の社長に就任するはずだった東山紀之が“辞退”を決めたと報道。新たな候補として名前が挙がったのは、女優・のん（能年玲奈）のエージェントを担当しているコンサルティング会社「株式会社スピーディ」の代表取締役社長・福田淳氏だった。

　こうして東山の進退、福田氏の社長就任がうわさされてから3週間以上が経過しているが、新会社に関する報告はないまま。ファンクラブ会員を対象に10月末まで募集していた社名についての進捗も明かされていない。

「ネット上を見ると、旧ジャニーズのファンの中には、創業者一族とは無関係の福田氏を歓迎していない人も大勢いる様子。同氏の社長就任は正式に発表されたわけではないものの、それを阻止するためか、福田氏の過去のSNS投稿に目を光らせているようです。盛り場のような場所で、福田氏が女性と密着しているプライベート写真などを発掘し、X（旧Twitter）上で『#フクダはイヤダ』『#福田淳の社長就任に反対』といったハッシュタグをつけながら拡散しています」（ジャニーズに詳しい記者）

　このほか、近頃はファンの間でも「いつ新会社について発表するんだろう。このまま12月に突入しちゃいそう」「タレントが安心して仕事ができる状況になってきてるのかどうか……」「ファンクラブを更新したいけど、新会社になって年会費が変わるとかがありそうな気がして、なかなかできない」「早く新会社やタレントの契約形態について発表してほしい」と不満の声が上がっている。

「ただ、SMILE-UP.社の補償対応は、徐々に進んでいるようです。同社は11月22日に『被害補償特設サイト』を更新し、『被害者救済委員会より本日、被害者救済委員会から性被害に関する事実確認等が終了した皆さまへ、補償内容のご連絡を開始した旨の連絡を受けましたので、お知らせします』『本日、被害者救済委員会より補償内容をご連絡する方は35名とのことです』とアナウンスしていました。また、被害者救済委員会によれば、同20日時点で受付窓口に連絡があった被害者は834名で、今は個別に聞き取り等が行われているそうです」（前出・ジャニーズに詳しい記者）

　元V6・三宅健、元King＆Prince・神宮寺勇太、岸優太、平野紫耀らが続々と移籍しているTOBEと、新体制に移行中のSMILE-UP.。いずれも、今後の動向から目が離せない。