メルカリやセカストで、おさがりのブランド服を売却! ママ友の“小遣い稼ぎ”は非常識?
そんなモヤモヤした気持ちを抱えている唯さんだが、雅美さんとの関係自体は良好だという。 ただ、雅美さんは、普段から唯さんの使っている育児用品を「貸してほしい」としきりに言ってくるようで、「断ることもできず、困惑した」そうだ。
「『親戚同士なんだし、 貸し借りし合うのは普通』というような言いぶりでした。私も早い段階で2人目は考えていなかったので、雅美さんが1人目を妊娠した時には、抱っこ紐やベビーバス を貸したのですが……結局、そのまま使わなくなったので、雅美さんに譲ったような形に なりました」
とはいえ、子どもが1人で、親しいママ友も少ないという唯さん。娘のサイズアウトした服は たまる一方だったため、雅美さんの娘へ譲ることにした。
「一人娘ということもあって、外出着などはブランドものを着せていました。洗濯は手洗いで、記名もしておらず、かなりきれいな状態だったため、サイズアウトしたものを捨てるに捨てられず……。 いちいちメルカリに出品するのも面倒だったので、まとめて引き取ってもらえる雅美さんに段ボールごと譲りました。ほかにも使わなくなったおもちゃをあげたりしていたんです 」
しかし、唯さんの善意は思いもよらぬ事態を引き起こしたという。
「ある時、雅美さんと共通のママ友から信じられない話を聞いたんです。『雅美さん、唯さんにもらった洋服とかおもちゃ、育児グッズを、いくつかセカンドストリートやメルカリで売ってるみたいだよ』って。まさか善意で譲ったものでお小遣い稼ぎしていたなんてとびっくりしました」
唯さんは、雅美さんに確認する前に、義母にそのことを報告した。すると、悪く受け取ることは一切なかったそうだ。
「『あげたものなのだから、どうしようと勝手でしょう』『お金になったのならよかったじゃない』と言われたんです。大事に使ってくれると思って譲ったのに……。私たちが買った物を売って、現金化するなんて非常識だと思うんです。なんだか裏切られたような気持ちになりました」
「別にお金が欲しかったわけではない」という唯さん。人からもらったものを売り払ってしまうことにモヤモヤしたそうだ。
「雅美さんは義妹だし、数少ないママ友でもあるので、今後も付き合いは続けていきます。でも、おさがりをあげるのはどうしようかと悩んでいます 」