サイゾーウーマン芸能テレビドラマ初回満足度と視聴率を比較 芸能 視聴率から満足度はわからない! 2023年秋ドラマ「初回満足度ランキング」、『パリピ孔明』『いち花』視聴率からは見えない高評価 2023/11/03 16:00 サイゾーウーマン編集部 芸能ウラ情報視聴率 写真ACより 国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」が10月27日、サービス内のデータに基づいた2023年地上波放送の10月期・秋ドラマの「初回満足度ランキング」を発表した。 同ランキングは、2023年秋(2023年9月1日から11月30日までの間)に放送開始される地上波ドラマを対象に、初回放送日から3日後までの「Filmarks」での平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計。★スコアが高い作品から順に「2023年 地上波放送の秋ドラマ Filmarks期待度ランキング」として算出したもの。 トップ10にランクインしたドラマの中には、世帯視聴率で苦戦している作品もあり、“数字”と視聴者の評価は別物であることがうかがい知れる。 1位は『きのう何食べた?』新シリーズ、4位までGP帯のドラマナシ! 第1位の『きのう何食べた? season2』(テレビ東京系)は、毎週金曜深夜0時12分から放送中の深夜ドラマ。西島秀俊演じる弁護士・筧史朗と、内野聖陽演じる美容師・矢吹賢ニの中年ゲイカップルの日常を、“食卓”から見つめる人気作の第2弾で、これまで劇場版も制作・公開されている。 2位は、TOKYO MXで毎週水曜日午後5時59分から放送中(放送時間はネット局によって異なる)の市原隼人主演のローカルドラマ『おいしい給食 season3』。1980年代の中学校を舞台に、「給食絶対主義者」の男性教師と「給食マニア」の男子生徒によるバトルが描かれる学園食育エンターテインメントで、こちらも劇場版が2作公開されている人気シリーズだ。 両作品ともゴールデンプライム(GP)帯のドラマに比べ、世間の注目度は低い枠でオンエアされているが、作品の質の高さが、視聴者の満足度につながっているのだろう。 3位はNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』(本編放送、毎週月〜金曜日午前8時~ほか)。実力派女優・趣里が、戦後の大スター・笠置シヅ子さん(1985年に死去)をモデルとしたヒロイン・鈴子を演じている。昨年度前期の『ちむどんどん』(黒島結菜主演)に顕著だが、朝ドラは作品のクオリティが低いと、朝ドラファンから猛烈なバッシングが起こりがち。しかし『ブギウギ』は今のところ、通の視聴者を満足させているようだ。なお、視聴率は15~16%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を推移している。今年度前期の『らんまん』(神木隆之介主演)は全話平均視聴率が16.6%だったが、『ブギウギ』はこの記録を超えられるのか。 4位はこれまた深夜ドラマの『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系、毎週火曜日午後11時~)。吉岡里帆と永山瑛太というGP帯連ドラの主演級俳優が2人そろうなんとも贅沢な作品で、令和の時代を生きるアートディレクター(吉岡)と未来からやって来たタイムパトロール隊員(永山)の禁断の恋が描かれる。吉岡は18年7月期の同局GP帯連続ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』で主演を務めるも、全話平均視聴率は5.8%で、当時、“大コケ”と言われていたが、視聴率の推移が着目されにくい深夜ドラマで、のびのび演技ができているのかもしれない。 5位にやっとGP帯のドラマがランクイン。昨今、民放連続ドラマ枠で、最も視聴率を稼いでいるTBS「日曜劇場」(毎週日曜午後9時~)の新作『下剋上球児』だ。同作は、大学まで野球一筋だったもののケガで引退し、スポーツトレーナーを経て高校教師になった主人公・南雲脩司(鈴木亮平)が、廃部寸前の弱小野球部で“下剋上”を目指すというストーリー。第1~2話の視聴率は10%を超えたものの、3話で1ケタ台に転落。これまでの「日曜劇場」作品と比べると、勢いに欠けるところはあるが、初回満足度では民放GP帯トップと、TBS看板ドラマ枠作品としての格の違いを見せつけた。 『パリピ孔明』視聴率は「大爆死」も……Tverで健闘&満足度は高い! 6位は、毎週火曜日午後9時からの放送中の『家政夫のミタゾノ 第6シリーズ』(テレビ朝日系)。TOKIO・松岡昌宏が最強の家政夫“ミタゾノさん”を演じる人気シリーズで、前作までは深夜枠だったが、今作で初のGP帯に進出。初回視聴率は9.1%と上々の滑り出しで、それに見合う満足度を獲得したようだ。 7位は、向井理が主演を務めるコメディドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系、毎週水曜午後10時~)。中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明(向井)が、転生先の現代日本・渋谷で出会った“駆け出しのシンガーソングライター”月見英子(上白石萌歌)を成功に導く様子を描く。視聴率は初回6.1%でスタート後、第5話で3.8%まで低迷しており、一昔前だったら、「大爆死」「打ち切り危機」といわれただろうが、動画配信サービス・TVerのお気に入り数は73万超え(11月2日時点、以下同)と大健闘。森山未來、菅原小春、森崎ウィン、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE・ELLYら芸達者なキャスト陣が若者を中心に大ウケしており、初回満足度でもトップ10入り。視聴率からは見えてこない好調ぶりを見せつけている。 8位には、22年を代表する大ヒット作となった『silent』(フジテレビ系)のスタッフが再集結したドラマ『いちばんすきな花』(同、毎週木曜午後10時~)がランクイン。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務め、「男女の友情は、成立するのか?」という永遠のテーマを問う内容となっている。同作も視聴率は第3話で4.5%まで下落しているが、Tverでは秋ドラマ唯一のお気に入り数100万超えを達成(11月2日時点で120万)。視聴者の満足度も高く、質の高い作品であることは間違いない。 9位は、木南晴夏のGP帯連続ドラマ初主演作『セクシー田中さん』(日本テレビ系、毎週日曜午後10時半~)。木南は、セクシーなベリーダンサーという裏の顔を持つ地味なアラフォーOL・田中京子を好演。初回視聴率は7.2%、第2話では5%台まで下落したものの、同ランキングでトップ10入りしていることからもわかるように、視聴者の評判は上々。一見コメディドラマに見えるが、現代の女性が抱える生きづらさを的確に捉えつつ、そこから解放される姿を描く骨太な作品だとネット上で評価されている。 10位は、高橋文哉と志尊淳のダブル主演作『フェルマーの料理』(TBS系、毎週金曜午後10時~)。数学者になる夢を挫折した高校生(高橋)が、若き天才シェフ(志尊)との出会いを機に料理の道へと進み、数学的思考でさまざまな料理を作り出す物語だ。初回視聴率の5.5%は、今期民放GP帯連ドラの最下位だが、視聴者の満足度は高かった様子。“今旬”俳優・高橋がこのドラマでさらなる飛躍を遂げるのか、注目したい。 次のページ 2023年 地上波放送の秋ドラマ Filmarks期待度ランキング 12次のページ 関連記事 【最新】2023年10月期・秋ドラマ13作品の視聴率&情報まとめー下剋上球児、いちばんすきな花など『いちばんすきな花』視聴率4%台も……秋ドラマ唯一のTVerお気に入り数100万超!『ONE DAY』初回は2020年代ワースト2位、フジ月9ドラマ視聴率ランキング【2023年10月最新】 【ジャニーズ情報専用】Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン! 『何食べ』見るために1週間頑張ってるもんな