サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」怒らないアンミカに思うこと コラム 仁科友里「女のための有名人深読み週報」 3時間遅刻のフワちゃんに「ありがとう」――絶対に怒らないアンミカに思うこと 2023/10/26 21:00 仁科友里(ライター) コラム フワちゃんの遅刻を、ポジティブかつスピリチュアル的に解釈するアンミカ そんなアンミカはいろいろな番組で、極貧家庭に育ったことを明らかにしている。「家族7人で四畳半の部屋に暮らし、朝4時に起きて青果市場に行き、売り物にならないからという理由で捨てられている果物を拾いにいくことを“遠足”と呼んでいた」「病院に行くとお金がかかるから、お母さんは院内に入らず、医者を外に呼び出して、“立ち話”のスタイルで治療のアドバイスをしてもらっていた」など、なかなかなエピソードを持っている。しかし、両親は愛情を惜しみなく注いでくれたため、その環境を恨んだことはないそうだ。 確かにアンミカが親を恨んでいる様子はないし、どの番組に出ても人の悪口は言わない、口角も常に上がっている……けれど、それでもなぜか彼女がポジティブだと私には思えないのだ。 そんなことを頭に浮かべながら、10月24日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)を見ていた。 この日のテーマは「アンミカ軍団VS仲良し女子軍団が大集合」。アンミカ軍団は、フワちゃん、3時のヒロイン・福田麻貴、モデル・すみれ、Crystal Kayと年齢も職業もさまざま。ほかにも、吉田沙保里軍団(元バドミントン日本代表・潮田玲子、元バレーボール日本代表・狩野舞子)らが出演していたが、アンミカは吉田とも親しいそうだ。 番組内では、アンミカが51歳にして、日本のディズニーランドに初めて行った話が明かされていた。この時はフワちゃんや福田といった軍団メンバーに加え、青山テルマや滝沢カレンも一緒だったそうだから、アンミカの人脈は相当広い。今の時代、年長者だからといって先輩風を吹かせば、後輩に煙たがられてしまうだけに、若い人が集まってくるのは、彼女の人望が厚い証拠ともいえるだろう。 そんなアンミカだが、フワちゃんに関しては思うところがあるという。それは“遅刻癖”。 フワちゃんと一緒にスピリチュアル好きの聖地・伊勢神宮に行くことになったアンミカは、前日に「神様のところに行くんだから、ちゃんとした格好で靴下も履いて」と指示し、朝は電話で起こしてあげることにしたそう。ところが、フワちゃんは起きることができず、電車に乗り遅れ、「焦りすぎて、便所のスリッパ履いてきた」というのだ。しかし、フワちゃんは靴下を買うなどして服装を改め、「本当にごめんなさい、二度とやりません」と上手に謝るため、アンミカは許してあげたくなると話していた。 一方、フワちゃんは、反省しているように見える嘘泣きのコツがあると言っていたが、そんなことは知らないアンミカは、彼女が3時間遅刻しても絶対に怒ることはないそう。「大丈夫や。フワちゃんがいま遅れたってのは、神様が逆に遅らせてくれたんや。フワちゃん、遅刻してくれてありがとう。ほら、見てみ。フワちゃんが遅刻してくれたおかげで、時計、10時10分。ちょうどきれいに見える時間や」とフォローしてくれたと、フワちゃんが明かしていた。 フワちゃんを置いて先に行ってもよかったはずなのに、そうしなかった理由について、アンミカは「道を案内する神様のところに行くのに遅れるってことは、意味があるんじゃないかなと思って、怒って行くのもなんだし」「天気が悪かったのが待っている間に良くなってきたから、これも待てってお導きかな」「起こる出来事を信頼するというか」と説明。ポジティブかつスピリチュアル的に解釈をしたようだ。 日本のスピリチュアル界の首領・江原啓之センセイはかつて『オーラの泉』(テレビ朝日系)で、「すべては必然」とよく話していた。偶然に起こったように思う出来事も、守護霊からの“メッセージ”なのだと解説していたが 、アンミカの「起こる出来事を信頼する」発言はおそらく同じ意味だろう。なので、アンミカの考え方はスピリチュアル的にはアリなのだと思う。 次のページ アンミカは、悪い感情を持つこと自体を禁止しているように見える 前のページ123次のページ 関連記事 アンミカの“ポジティブ思考”に見る暗さ――「人生はブーメラン」発言が危険なワケベッキーはいつ許されるのか? 過去の不倫イジリに笑顔で応じる彼女に思うことベッキーが今、「周りを幸せにしたい」と言ってはいけない2つの理由――“いい子発言”が気になるワケ不倫を経て“キャラ変更”したベッキーは、今の時代に合っている? 「毒舌」を吐く彼女に思う、「いい子ぶりっ子」のやめ時ベッキーにとって、引退したプロ野球選手が“理想の恋人”である深いワケ