田中みな実の「おすすめスキンケア」計10点、美容のプロが成分解析! 資生堂つや玉ミストはB評価
「夏は焼けちゃう気がして敬遠していたけど秋冬はオイルを使いたくなる。メイクの過程でオイルを入れると、私の場合はどうしても崩れが気になるから、洗顔後ダブルトリートメントオイルで保湿兼ツヤ出しをして、ほんのりツヤ出しするのにハマっています」(インスタグラムの投稿より)
成分:スクワラン、グリセリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジメチコン、オリーブ果実油、プロパンジオール、香料、水、エタノール、BG、プセウドジマツクバエンシス/(オリーブ油/グリセリン/ダイズタンパク)発酵物、ホホバ種子油、ブドウ種子油、カニナバラ果実油、アボカド油、マカデミアナッツ油、PG、アカヤジオウ根エキス、キハダ樹皮エキス、ユズ果皮エキス、ローヤルゼリーエキス、アルガニアスピノサ核油、オレンジ果実エキス、セージ葉エキス、ブクリョウタケエキス、カンゾウ根エキス、シソ葉エキス、フェノキシエタノール
評価:B
肌への刺激が少ない「スクワラン」をベースにしたブースターオイルです。すっと肌に馴染むというより、オイルでしっかり肌を包み込んでくれる美容液のため、乾燥が気になる人向けの商品です。エイジング効果の高い「アルガニアスピノサ核油」など8種類の美容オイルが配合されており、ごわついた肌を柔らかくし、スキンケアの浸透を高める効果が期待できます。植物オイルやエキスで構成された美容オイルですが、撥水作用のある「ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(シリコン油)」や「ジメチコン」が使われており、オイルの美容効果を半減させている可能性があります。そのため、洗顔後一番に使うアイテムとしては避けたほうが良いでしょう。
【化粧水】「資生堂 エリクシール つや玉ミスト」1,980円(税込み)
「(日中乾燥を感じたときにどうしているかとの質問に対して)ミストをシュシュとして、その後、ファンデーションを重ねています。乳液とか+すると絶対ヨレるからあんまりしたくないんです」(インスタライブより)
成分:水、エタノール、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ジメチコン、グリセリン、PEG-8、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、PEG-6、PEG-32、エリスリトール、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、イノシトール、水溶性コラーゲン、塩化Na、サッカロミセス培養溶解質液、オランダガラシ葉/茎エキス、BG、EDTA-2Na、クエン酸Na、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、クエン酸、フェノキシエタノール、香料、黄4
評価:B
膜感のある成分が多く使われているので、肌表面がツヤっとして見え、化粧ノリがよくなります。艶玉ミストに配合されている資生堂が開発した美容成分「イノシトール」には、エイジングケア効果がありますが、ミストなので配合量は期待できず、それ以外の保湿成分は高分子の「水溶性コラーゲン」や「グリセリン」だけなので、毎日の化粧水として使うには不向きです。しかし、肌にベールをまとうことができるため、素早く化粧直ししたい時や、しぼんだ夕方の肌をツヤっと見せたい時に役立ちます。
【日やけ止め・化粧下地】「ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ」30ml 3,740円(税込み)
「のびが良くて、高いSPFなのに日焼け止め特有のゴワつき感がない。しかも保湿力もあるからスキンケア感覚で思わず手が伸びる。首やデコルテまで薄くしっかり伸ばして使うといいですね」「テカリではなくツヤを出して気になる部分を光で飛ばすことができる」(「美的」小学館、2020年4月号より)
成分:水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、酸化チタン、スクワラン、グリセリン、ドロメトリゾールトリシロキサン、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、PG、変性アルコール、TEA、DPG、マイカ、ステアリン酸、セチルリン酸K、トコフェロール、ナイロン-12、(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、水酸化Al、BHT、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、BG、シアバター油粕エキス、カプリリルグリコール、カルボマー、セタノール、硫酸Ba、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、EDTA-2Na、エチルヘキシルトリアゾン、ステアリン酸グリセリル、イソヘキサデカン、ミリスチン酸、ボタンエキス、パルミチン酸、ステアリン酸PEG-100、フェノキシエタノール、ポリソルベート80、ソルビン酸K、塩化Na、ココイルサルコシンNa、オレイン酸ソルビタン、サーマスサーモフィルス培養物、トロメタミン、キサンタンガム
評価:A
紫外線散乱剤と紫外線散乱剤の両方が使われていますが、肌負担を考慮した成分のみでつくられているUV乳液です。SPA50・PA++++という高い日焼け止め効果に加え、PM2.5や肌の奥まで届き、シワやシミの原因となるロングUVAなど、空気中のあらゆる物質から守ってくれるので、肌が敏感な人でも安心して使えます。化粧下地として肌のトーンアップ効果もあるので、機能性と安全性を考えると、コスパの良いUV乳液といえます。シリコンで覆われた膜ではなく、「スクワラン」などの油溶性成分が多く使われているため、クリームを塗っている感覚で、これだけで肌にツヤやしっとり感を与えてくれます。テカりやすい肌よりも、乾燥が気になる肌向けです。
話題のパック法「乳液仮面返し」の注意点は?
なお、コスメ以外にも、田中みな実がハマっている美容法として「乳液仮面返し」という以下のパックの方法も、「肌がモチモチになる」と世の女性たちの間で話題を呼んでいる様子。
[手順]
1.化粧水を塗った後、美容液入りのシートマスクを普段通り10分顔にのせる
2.10分経過したら、シートマスクの肌に密着していないほうの面に乳液を塗ぬりたくる
3.ひっくり返して乳液を塗った方を顔にのせて10分待つ
4.シートマスクをとって顔の乳液を馴染ませる
シートマスクと乳液の相性によっては、かえって肌荒れの原因になってしまうなどのリスクはないのだろうか? 安藤氏に注意点をうかがった。
「シートマスクと乳液の相性よりも、『乳液と肌の相性』と『乳液の使用量』を気にしたほうがいいと思います。普段から使っている乳液であれば、肌荒れのリスクは少ないでしょう。また、乳液の使用量が少ないとシートマスクが吸収してしまうので、シートマスクがひたひたになるくらいたっぷり使うことがポイントです。体温によって温まったシートマスクであれば手で乳液をつけるよりも美容成分の浸透は期待できます」(安藤)