KinKi Kids・堂本剛、ラジオで涙のワケ――「感情的になってしまって申し訳ございません」と謝罪
KinKi Kids・堂本剛がパーソナリティを務めるラジオ番組『堂本 剛 とFashion & Music Book』(bayfm)。10月7日放送回にて、自身のソロプロジェクト「.ENDRECHERI.」のライブについて振り返る中、涙で声を詰まらせる一幕があった。
今夏、「.ENDRECHERI.」として、東京・大阪でイベント『Erother_meeting Do more the E_FUNK』(7月5~6日、8月7~8日)を開催した堂本。9月1~3日には、京都の神社・平安神宮で野外ライブ『堂本剛 平安神宮 奉納演奏 2023』、同6~29日までコンサートツアー『ENDRECHERI. LIVE 2023 END RE ME』を行い、10月10日からは全8公演のバラードライブ『.ENDRECHERI. Ballad of FUNK』(同27日まで開催)もスタートするなど、精力的に活動している。
7日のラジオで、堂本は9月上旬の兵庫県・神戸でのライブに参加したというリスナーからのお便りを紹介。「『僕の人生に時間を使ってくれてありがとう』って言ってくれましたが、こちらこそです」「周りからも『ありがとう』っていう声援、いっぱい聞こえました。剛くんには聞こえていましたか?」といったメッセージを読み上げた。
堂本いわく、新型コロナウイルスが流行して以降は「これだけ大変な状況の中でも自分に会いに来てくれる人がいるんだな」と、特にファンのありがたさを感じているという。
「それがね、スゴくうれしいとともに、胸が締め付けられるっていうか。だから本当にちょっと一瞬でも気を緩めると危なかったりとかもして。その気持ちがある中で、ずっと変な歌も含めて歌ってますから(笑)」「ヘタしたら変な歌を歌ってる時に泣いてしまう可能性すらあるっていう危険性を伴いながら、ライブをいつもやっていて」と、本番での胸中を正直に打ち明けた。
続けて、「だって僕のこのステージから見る景色っていうのが……」と切り出すと、しばし黙り込んでしまった堂本。何かを叩く音とBGMのみが流れており、どうやら本人は涙をこらえていたようだ。鼻をすする音が聞こえた後、どうにか持ち直すと、「うん……。っていうのがね……やっぱりこう、スゴい平和なんですよ。めちゃくちゃ」と発言。
7~8月の『Erother_meeting Do more the E_FUNK』にも、さまざまな年代のファンが来場していたそうで、「こんなにいろんな人たちが、この『.ENDRECHERI.』のファンク(ミュージックを)聞きに来てんのんかって思ったら、むしろホント、平和っていうか」と、しみじみ語った。
KinKi Kids・堂本剛、「いろんな感情抱えながら生きております」
また、ライブの空間は「『もっとこうしてほしい、ああしてほしい』『なんでこうじゃないんだ』みたいなこと(声)が飛んでこないんですよ、客席から。『剛くーん』だけ」なんだとか。その声援に対し、「『みんなー!』 と思ってる」といい、「ありがとう」と言ってもらえること自体が「もう苦しいぐらい」にうれしいそう。
「『いや、こっちがありがとうやから』って、ずっと思ってるから。だから、これが結果、優しい時間になってるんだなと思って」「『ありがとう』って僕が思ってます」と、リスナーからの質問に回答した。
なお、堂本と観客の間ではこうした「ありがとう」と、心を交わすやりとりが続いているといい、それは「愛の循環」だと表現。「こういう優しい時間が自分の人生の中で現実としてあってね、それをまた通して人の優しさっていうもの、ぬくもりっていうものをまた学べる。本当に貴重な大切な時間だなと思ってるんですよね」と、ファンとのコミュニケーションの重要性を痛感した様子。
そしてエンディングでは、前述の感極まった部分を指しているのか、「ちょっと感情的になってしまって申し訳ございませんでしたけれどもね。僕も生きてる人間ですので、いろんな感情抱えながら生きておりますけれども」と、コメント。あらためて、ファンへ感謝の言葉を述べた。
ネット上では、この放送を聞いたリスナーから、「剛くんの涙、とても胸が締め付けられた。剛くんにはずっと平和な場所にいてほしい」「こちらこそ、本当にありがとう」「剛くんの涙と言葉で胸がいっぱい。『感情的になってしまった』と謝っていたけど、ありのままの剛くんと向き合えているラジオはとても優しい空間だね」と、感激の声が上がっていた。
直接言及こそしなかったが、現在ジャニーズ事務所は、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害を事実と認めた上で、生まれ変わろうとしている真っ最中。くれぐれも体調には気をつけながら、KinKi Kidsや「.ENDRECHERI.」の活動に取り組んでいってほしいものだ。