ジャニーズの会見“NGリスト”発覚は「何か不自然」――KAT-TUN・中丸雄一の発言が物議醸す
8日放送の『シューイチ』で中丸は、会見はすべて視聴したと明かし、「概ね、ジャニーズ事務所的にも言いたいことは伝えられたのかなと思う」「Q&Aの時間も概ねスムーズにいっていたと思うので、だいぶ生産性の高い時間だったのかなと思います」と評価。「ただ最後、その後に紙1枚、発覚したことでちょっと印象が変わってしまったというような会見だったのかなと思います」と、NGリストに触れた。
続けて、事前の打ち合わせで井ノ原がNGリストに否定的だったことを説明しながら、「最終的には(リストが表に)出てしまったので。内容はどうであれ、(事務所の)印象は下がってしまったのは事実かなというふうには思っていますね」と率直な感想を吐露。
番組MCの中山秀征が「本来、伝えなければいけないところではないところに話題がいってしまったっていうのは残念ですね」と語ると、中丸は「めちゃくちゃ本音で話してもいいですか?」と前置きした上で、例のリストが発覚するに至った経緯に疑問を呈したのだ。
「記者さんがもうスタンバイをしていて、カメラももう前方向いてるはずじゃないですか。かつ、その1枚の書類が、“これが見られた場合に、その後、世の中がどうなってしまうのか?”っていうのは誰しもわかると思うんです」「その紙をわざわざファイルの一番上に置いて、わざわざ下手から上手に歩くっていうのは、何か不自然なものだなと思いますね」と訝しんだ。
さらに、「まったく何か裏がないとしても、ちょっとその行動はプロフェッショナルではないと、少なくとも言えると思いますね」と、運営会社側を糾弾すると、中山も「ですね」と同調。
なお中丸は、「この会見って第一の目標っていうのは『被害に遭われた方がこの後、どうなっていくのかっていうのを社会で見守っていきましょう』ということだと思うんですよ」と私見を展開。「その点に関しては『11月の上旬に会社を設立します』と。この事実はめちゃくちゃ前向きな話なはずなのに、この紙切れ1枚のせいで、そちらの報道はほぼない」と憤りつつ、「これはさすがに旧ジャニーズ事務所も正直言うと、悔しいというような気持ちになんじゃないかなというのは、ちょっと想像していますね」とも語っていた。
KAT-TUN・中丸雄一の『シューイチ』での発言に賛否
SNS上のジャニーズファンの反応を見ると、「中丸くん、NGリストについて『何か不自然』って、確かに!」「中丸くん、よく言った! 本来は前向きな会見だったのに、違うことで騒がれてしまって……」「紙切れ1枚の扱いについて首がもげるほど同意。ダメと言われた紙を持って、記者の前を横切るなんておかしい」「モヤモヤしていたことをハッキリ言ってくれた」と、中丸の意見に賛同している人も多い。
しかし、ネット上ではほかの視聴者から「中丸さん、身内に甘いね」「事前にNGリストの存在を把握しながら、当日の不自然な流れを修正しなかったのはジャニーズの不誠実さの表れでは?」「紙切れが映らなかったらOKということ? 映る、映らないじゃなくてNGリストが用意してあることが問題」と、手厳しい声が上がっている。
被害者への補償・救済はどのように進むのか、タレントとの契約問題など、まだまだジャニーズサイドの課題は山積みだ。少しでも被害者やタレントが報われる形となるよう、運営陣の誠意ある対応に期待したい。