[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

100均の結露防止シートや「なんでもオキシ漬け」は絶対NG? 「やってはいけない掃除」18選

2023/10/14 18:00
伊藤まき(収納ライター)

【やってはいけない掃除】
6位:お風呂とキッチンを「トイレ用洗剤」で洗う

片付けのプロが教える「やってはいけない掃除」ベスト18! 100均の結露防止シートは絶対NG?の画像9
メーカーのHPにも注意喚起あり(C)maki_organize

 掃除系YouTuberが発信し、今ではSNS上でも掃除の技として頻繁に見る「トイレ用洗剤を目的外に使う方法」は、実は危険。その瞬間は簡単に落ちてキレイになっても、材質が傷みます。変色や劣化が早くなるため、数カ月後には逆に汚れやすくなる可能性も。洗剤は使用用途を守るほど安心です。

【やってはいけない掃除】
7位:どこにでも「メラミンスポンジ」を使う

片付けのプロが教える「やってはいけない掃除」ベスト18! 100均の結露防止シートは絶対NG?の画像10
似ているようで違う!(C)maki_organize

 水をたっぷり含ませてこするだけで汚れを落とせる「メラミンスポンジ」ですが、フローリング床材、コーティングされた浴槽(ツルツルの材質)、プラスチック素材など、使用NGの素材がいっぱい。確認してから使用しましょう。

【やってはいけない掃除】
8位:値段や機能を重視して洗剤を選ぶ

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汚れは「洗剤の値段」よりも「時間経過」が大事(C)maki_organize

 年末年始や引っ越しシーズンになると「新作の洗剤」の広告が増えますが、汚れを落とせるかどうかは洗剤の値段や機能よりも、スピードが重要。汚れが付いた瞬間なら、水だけで落ちます。汚れが深くなる前なら、お湯で薄めた中性洗剤(食器用洗剤やウタマロ)で十分。すぐ落とせば、安価な洗剤だけで済みます。

【やってはいけない掃除】
9位:石素材に「クエン酸」「重曹」「酸素系漂白剤」を使う

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写真は「ポリエステル系人造大理石」の洗面ボウル(C)maki_organize

 「クエン酸」「重曹」「酸素系漂白剤」は、石材の艶を奪います。基本的に「石材」には使用しないのが無難。石材には、天然大理石、人工大理石(樹脂系)や人造大理石(樹脂系と石材の混合)がありますが、見た目では区別できません。人造大理石の種類もポリエステル系とアクリル系とあり、扱い方も異なります。艶材(コーティング)の種類もさまざまです。石材のお手入れは「中性洗剤」が基本と思ってOK。汚れが強い場合はご自宅の「取扱説明書」で確認します。

楽してキレイが続くシンプル収納