ジャニー氏の性加害問題がKinKi Kidsの“絆”物語に……女性週刊誌の変わらない御用体質
今回の「週女」のジャニーズ特集には多くの問題が内包されていると思う。スポンサー企業に対してジャニーズとの付き合い方を問うているが、では「週女」自身はどうなのか。今回の問題はマスコミの癒着、忖度問題でもある。にもかかわらず、今後「週女」はジャニーズとの付き合い方を変えるのか否かについて、何の表明もしていない。人様のことを取りざたする前に、自分たちの落とし前をつけるべきではないのか。
でも、そんな気はさらさらないらしい。なにしろ今週の「週女」表紙はSexy Zone。巻頭カラーグラビアにもSexy Zoneの写真とニューシングルや3大ドームツアーのPR対談が掲載されている。さらに巻末カラーグラビアはSnowMan・渡辺翔太とSixTONES・森本慎太郎の舞台PRだ。このPR三昧、一体、何を考えているのだろう。
さらに言えば、「週女」はジャニーズ事務所から理不尽な圧力を受けた当事者でもある。今から22年前の2001年、「週女」を発行する主婦と生活社のアイドルインタビュー雑誌「JUNON」にジャニーズ事務所が目の敵にしていたDA PUMPの広告が掲載された。同号にはSMAPの香取慎吾が登場する目玉企画特集もあったことで激怒したジャニーズは、「JUNON」そして同社発行の「週女」を出入り禁止にした。そのため「週女」はアンチ・ジャニーズに大きく舵を切っていく。
その後両者の関係はSMAP独立騒動を前後し修復されたと言われるが、そんなジャニーズ圧力の当事者である「週女」だからこそ、ジャニーズタブーに性加害、そしてマスコミ忖度を考える上でも今、その実態を明らかにするべきではないのか。現在の誌面を見ると、そんな気はさらさらないみたいだが。
羽生結弦の結婚相手を断定する「週刊女性」のビッグスクープ
そんな「週刊女性」だが、ビッグスクープも。これまで謎のベールに包まれていた羽生結弦の電撃結婚のお相手を、8歳年上の元バイオリニストだと断定したのだ。さらに女性の母親を直撃し、“確定”とも取れるコメントもゲット。こちらはホンマ物のスクープのようだ。