サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」福原愛、“マスコミ代理戦争” コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第662回】 福原愛、元夫・江宏傑との子どもをめぐる“マスコミ代理戦争”――真っ二つの言い分 2023/08/08 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」8月17・24合併号(小学館)(写真:サイゾーウーマン) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 国連人権理事会の会見、また作曲家・服部良一氏次男の70年前の性被害告白など故・ジャニー喜多川氏の性加害問題の波紋は広がるばかり。マスコミも自身の反省などを口にしながら、この問題を取り上げざるを得ない状況になっている。が、しかし現在において人権侵害など多くの問題を指摘されている芸能事務所は、ジャニーズ事務所だけではない。ジャニーズ事務所以外の別の大手芸能事務所で性加害や人権問題、ハラスメント被害などがあったら、マスコミは今後きちんと報道できるのか。できないだろうね。抹殺だろうね。 第662回(8/3〜8/8発売号より) 1位「独占直撃 福原愛『子供は金儲けの道具』元夫への悲憤」(「女性セブン」8月17・24合併号) 参照「福原愛 高笑い!『強制執行は逃げ切れる』シンガポール移住へ!!」(「女性自身」8月22・29日合併号) 2位「宮根誠司 『還暦で人生リスタート』離婚」(「女性セブン」8月17・24合併号) 3位「木原誠二官房副長官の“疑惑”をワイドショーが報じないワケ」(「週刊女性」8月22・29日合併号) どうやらマスコミ代理戦争の様相を呈してきたのが福原愛と元夫・江宏傑との子どもたちを巡る問題。先週の本欄では福原に部が悪いと記したが、さまざまな情報が出てくるにつれ、そうは言い切れないほど混沌としてきた。これまで日本のマスコミは、福原に対し批判的なものが多かった。しかし、「女性セブン」を読むと、その評価はかなり変わってくる。これまで知られていなかった江サイドの“問題”が指摘されているからだ。 まず今回の騒動の発端である、“福原が長男を勝手に連れ出し江の元に返さない”という本質的問題について。記事によると、共同親権者であり平等に子供に接することができるはずの福原に、子どもたちを会わせようとしなかったのは江だったという。そこで福原は台湾の裁判所に訴えて、“面会をさせなさい”という勧告を得た。そして2022年7月に台湾空港まで子どもたちを迎えに行った福原。しかし、そこには江の両親だけでなく、なぜかマスコミの姿も。異様な雰囲気のなか駆け寄ってきた長男を車に載せ、次に長女に手をのばすと、子どもを引き渡すために来ていたはずの江は突然「誘拐だ!」と大声で怒鳴り、警察も駆けつける事態に。結局、江は長女を福原に渡さず現在に至る、というものだ。 「セブン」によると、江のこうした行動は福原を貶めるパフォーマンスであり、子どもたちは「パパタレ」として活動する江の生命線、“金儲けの道具”だと糾弾される。しかも、こうした“事実”を江は先の記者会見で明らかにしなかったとも指摘するのだ。 さらに記事では、江サイドが主張する“日本の裁判所による(長男を父親に返すようとの)保全命令”もあくまで仮のもので、会見でこれまでのいきさつを話した江の行動は台湾の法律に違反したものであり、福原の言い分や事情を無視した一方的なものだと批判している。 確かに、こんなことがあれば、その後の福原の行動もわからないではない。 次のページ 元夫・江宏傑サイドに立つ「女性自身」 12次のページ Yahoo 関連記事 キャンドル・ジュン氏、またも“非通知着信攻撃”か――金銭を巡る疑惑も浮上広末涼子の一人勝ち? 不倫騒動、離婚発表でも平然と芸能界復帰する予感のワケ滝沢秀明氏はジャニー氏の性加害問題から逃げた? 事務所の責任を無視し非難する「女性セブン」広末涼子、同事務所の“後輩女優”田中みな実をスルーのワケ! 「女性セブン」の興味深い考察市川猿之助“心中事件”とセクハラスクープの関係を否定しようとする「女性セブン」の珍説