月9『真夏のシンデレラ』最終回目前! 「昭和のドラマみたい」と視聴者が衝撃を受けたワケ
9月18日にいよいよ最終回を迎える月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)。11日に放送された第10話では、ラストシーンが多くの視聴者に衝撃を与えた。
森七菜と間宮祥太朗がダブル主演を務める同ドラマは、神奈川県・湘南海岸を舞台に、海辺で一緒に生まれ育った女友達3人組と、一流大学を卒業した男友達が海で運命的に出会い、短くも甘く切ない夏に胸を焦がす物語。2022年度「第34回ヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した市東さやか氏が脚本を手掛けるオリジナル作品だ。
※以下、『真夏のシンデレラ』第10話のネタバレを含みます。
第10話では、水島健人(間宮)が蒼井夏海(森)に一輪のヒマワリを手渡し、「俺と付き合ってください。これからも夏海と一緒にいたい」と交際を申し込み、互いの気持ちを確認し合う。
その後、健人は夏海のことを両親に紹介するが、水島建設社長である父・創一(小市慢太郎)から「今後会社を背負う立場の人間として、付き合う相手は選びなさい」と叱責され、交際を反対されてしまう。
一方、健人の同期社員・安藤皐月(山崎紘菜)は、「夏海ちゃんの存在が、健人の足を引っ張ってるんじゃないかな」と夏海に忠告。翌日、ショックを受けながらも明るく振る舞う夏海だが、幼なじみ・牧野匠(神尾楓珠)は彼女の異変に気付くのだった――。
『真夏のシンデレラ』は、主人公が「生きてるのか否かすら」わからない状態
「第10話の終盤では、夏海の実家に飾ってあったヒマワリ入りの花瓶が割れ、続いて横断歩道で信号待ちをする夏海と匠のシーンへ。その後、夏海が青信号で横断歩道を半分ほど渡ると、そこへ突然、乗用車が突っ込んでくる……という急展開でした。この直後に流れた最終回の予告は、過去のシーンをつなぎあわせた映像であったため、最終回では、夏海が生きているのか否かすら、視聴者はわからない状態なんです」(テレビ誌記者)
予告映像では「最強で最高の夏が終わる」との力強いテロップも確認できるが、“最終回目前の交通事故”という展開について、ネット上では「急に韓流ドラマみたいになって、笑いが止まらない」「過去一のベタ展開! 昭和の恋愛ドラマみたいで面白い!」とある種の盛り上がりを見せている様子。
さらに、「記憶喪失になった主人公が健人のことを忘れて、匠のことが好きだった頃の記憶に戻るとか?」「助けようとした匠が車いす生活になって、夏海が一緒に生きていく……みたいなラストかな?」と、最終回の内容を予想する人も目立つ。
『真夏のシンデレラ』、最終回で11.8%取らないと「月9史上最低」
「衝撃的な交通事故のシーンにより、最終回に対する視聴者の期待値はかなり高まっている印象。もし、地味な展開に終始した場合、視聴者からブーイングが起こりそうです」(同)
民放公式動画配信サービス「TVer」では、お気に入り数が116万人以上にのぼり、今期のドラマでは上位につけている同作。
一方、世帯平均視聴率は、このところ4~5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が続いており、このままだと全話平均で“月9史上最低”という不名誉な記録を残しそうだが……。
「月9枠史上最低記録は、2018年1月期の芳根京子主演『海月姫』で、全話平均6.1%。『真夏のシンデレラ』は、最終回で世帯平均11.8%以上を記録しない限り、『海月姫』の全話平均を下回ってしまいます」(同)
胸キュン要素が視聴者にウケているだけでなく、“トンチキドラマ”としても注目されている『真夏のシンデレラ』。最終回は童話『シンデレラ』のようなハッピーエンドとなるだろうか。