2023年夏ドラマ“脱落率”ランキング! 『この素晴らしき世界』は4割減、『VIVANT』は唯一アップ
3位は、Snow Man・目黒蓮主演『トリリオンゲーム』(TBS系)で、下落率は28%。初回こそ世帯平均7.4%と悪くはなかったが、第2話以降は5%台が続き、11日放送の第5話は5.3%だった。
同名人気コミックを原作とした同ドラマは、日本人で21世紀初の世界長者番付トップ10に名を連ねた“ハル”こと天王寺陽(てんのうじ・はる)と“ガク”こと平学(たいら・まなぶ)が、その道のりを回想していく物語。
最近では、原作モノであるにもかかわらず、設定もストーリーも“別物”というドラマも目立っているが、『トリリオンゲーム』はその再現度の高さが話題に。
ただ、漫画で登場した主人公のセリフ「局アナ抱いて」は、さすがにアイドルである目黒に言わせられなかったのか、「局アナと付き合って」に変わっていた。
なお、同作も『CODE-願いの代償-』同様に、TVerのお気に入り数が90万人超えと好調。放送中には、X(旧・Twitter)で関連投稿が相次ぎ、盛り上がりを見せているようだ。
また、逆に夏ドラマで唯一視聴率が上がっているのは『VIVANT』(上昇率23%)。同作は、初回放送までストーリー設定やキャストの役どころなどを伏せる宣伝方法が大きな話題に。
しかし、出だしが初回11.5%と、同枠前クール『ラストマン-全盲の捜査官-』の初回14.7%を大きく下回ったことを考えると、通常通り宣伝していたほうが、ロケットスタートを切れていた可能性は高い。
最終回へ向けて、さらなる盛り上がりを見せそうな夏ドラマ。この先『VIVANT』以外にも、初回より視聴率が上昇するドラマは出てくるだろうか。
2023年7月期ドラマ脱落者率ランキング(民放4局、午後8~10時台)
1位『この素晴らしき世界』(フジテレビ系、木曜午後10時) 43%ダウン
2位『CODE-願いの代償-』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 33%ダウン
3位『トリリオンゲーム』(TBS系、金曜午後10時) 28%ダウン
4位『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系、月曜午後9時) 25%ダウン
5位『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系、水曜午後10時) 20%ダウン
同率5位『ばらかもん』(フジテレビ系、水曜午後10時) 20%ダウン
同率5位『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系、火曜午後9時) 20%ダウン
同率5位『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 20%ダウン
9位『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系、土曜午後10時) 5%ダウン
10位『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系、火曜午後10時) 3%ダウン
11位『転職の魔王様』(フジテレビ系、月曜午後10時) 変動なし
12位『VIVANT』(TBS系、日曜午後9時) 23%アップ
※比較は第1話と8月13日放送分までの最新話。小数点以下は四捨五入。