[ジャニーズアイドル誌レビュー]「POTATO」2023年9月号

『鉄腕DASH』岸優太の後釜狙い? Jr.の大胆発言に見るジャニーズという競争社会【POTATO9月号レビュー】

2023/08/16 10:30
相原かもめ(ジャニーズライター)

キンプリ元同僚・岸優太&高橋海人の“絡み”、きしかい担の叫び声が聞こえる

 次は、ジャニーズアイドルのコラム連載が集まる読み物ページ「ポテトパイ」をチェックしていきましょう。中でも気になったのは、「イラストタイトル展覧会」です。これはジャニーズアイドルが描いたイラストのタイトルを、別のアイドルたちが当てるという企画で、今回の“画伯”は岸優太。馬の胴体部分をアップにした絵を披露していました。

 SixTONES・高地優吾と田中がそのまま「馬」、Snow Man・佐久間大介がかわいらしく「馬のおなか」と答え、Travis Japan・中村海人が「いや、顔人間だったんかい!」と一本の取れない大喜利を行う中、元同僚のキンプリ・高橋海人は「岸くんの考えてることなんて全部お見通しだよ(笑)」と自信満々に「馬の胴体」と解答。なんとこれが大正解だったんです!  解答者10人中、正解者は高橋のみ。岸は「だれが当ててくれるか、楽しみ!」とコメントしていましたが、どこからともなく、きしかい担の「岸ーーーー! 海人海人!!」という叫び声が聞こえてきた次第です。

 5月22日をもってキンプリから脱退した岸は、8月25日に主演映画『Gメン』の公開を控えており、9月末に退所。その4カ月間、彼はソロのジャニーズアイドルという扱いになり、高橋と永瀬廉とはもう絡むこともないだろう、というかお互い、気まずいのでは……と踏んでいたのですが、杞憂でしたね。

 むしろ高橋は、同誌先月号でも、岸について「シンプルに、隣にいてくれるだけで安心できる人だから。昔も今もずっと変わらず精神安定剤的な存在なんだよね」とラブコールを送っていました。

 とはいえ、おそらく退所後は、岸の名前をそう簡単には出せなくなるでしょうし、このきしかい、しっかりかみ締めさせていただきます……と思いきや、ですよ! 先ごろ、滝沢秀明氏の新会社・TOBEへの合流を発表した元キンプリ・平野紫耀が8月14日、インスタグラムでライブ配信をしていたところ、それを視聴していたというSixTONES・森本慎太郎らしき人物から電話がかかってきて、数十万人が見守る中、会話するという事態が発生。


 平野は慌てふためき、相手の名前こそ出さなかったものの、「親友」「僕と似た体形のゴリラっぽい方」「顔がちょっとモアイっぽい」などとヒントを出していたことから、相手は森本とみて間違いないでしょう。

 そういえば森本は、先月放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)でも、堂々と平野の名前を出していたのでした。

 現役と辞めジャニがこんなふうに絡むのもアリな時代なんですね。ジャニーズ事務所は旧態依然としているとはよく言われますが、むしろファンの感覚のほうが遅れているのかも。岸が退所後も、変わらない“きしかい”に期待しております。