夏休みの早朝ラジオ体操に現れず! サボり癖のある校外委員のママ友にイライラ爆発
なにかとトラブルが多いPTA活動だが、今回、話題に上った校外委員と呼ばれる活動もまた、忙しいママたちの悩みの種になっているようだ。
ちなみにこの校外委員、ほかにもバザーや市民ホールでの映画の上映会といった行事の手伝いも含まれているという。ただでさえ負担となっているPTAの活動以外に、校外活動の手伝いも発生するとなると、ママたちから不満が噴出するのも仕方ない。
校外委員の活動は、地域の人との付き合いが薄いママの場合、子どもが参加しないことを理由に手伝わない人も出てくる。今回の晴香さんもよそから転居してきただけに、まさにこのケースに当てはまるだろう。その尻拭いを、昔からこの地域に住んでいる人=薫さんがするはめになったという構図のように見えた。
では、薫さんは晴香さんに対し、どうやって「校外委員の業務をきちんとやってほしい」と伝えたらよいのだろう。
そもそも校外委員は、子どもの学年がバラバラということも多く、それまで交流が乏しかったママ友と一緒に活動しなければいけないケースが目立つ。そんな関係性の相手に対し、いきなりストレートに「きちんとやってほしい」と伝えるのは確かに角が立ちやすいだろう。
できれば、委員をやっているもう一人のママも含めて、「その業務がいかに重要か」「委員が一人でも欠けると、大変であるという事実」を、会議の体で伝えるのがよいと思う。ママ友は、子どもを介した付き合いのため、価値観や立場も違うと思って間違いない。なるべくママ同士、関わり合いになりたくないと考えている人もいるだけに、「あくまでこれは仕事」というスタンスで話をしてみてはどうか。
サボるようなママは、ママ同士の付き合い自体が希薄で、ほかのママがどのようにして活動を行っているのかを知らない可能性もある。薫さんが正社員で、有休を使って活動をしているという事情を話せば、晴香さんにもその大変さがわかってもらえるような気もする。
一番よくないのが、何も言わずに、晴香さんの代わりに業務をしてしまうこと。「自分がいなくても事が進む」とわかると、晴香さんはますます活動に参加しなくなってしまうだろう。
任期が決まっていると、サボりがちな人のしわ寄せがきても、我慢してしまうというママもいる。しかし、周りと協力し、お互いの状況を理解し合い、一人ひとりの負担が減るようになるのが、やはり望ましいと思う。