コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

コムドット・やまとの“自画自賛”ぶりに見る、彼らに欠けているモノとは?

2023/08/10 21:00
仁科友里(ライター)

 やまと、ゆうたは7月22~23日に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)内で100キロマラソンに挑戦した。やまとは「100キロ走ったら俺、ぶっちゃけ全回収だと思っています。『やっぱコムドットすごいわ』になると思っています」と強気な発言をしており、走り切る自信を匂わせたが、実際は40キロ(ゆうた)、43キロ(やまと)という結果だった。

 日ごろから運動しているわけでもなく、マラソンも未経験な彼らが酷暑の中よく40キロ以上走ったとは思うが、“結果”だけを重視するエンタメの世界の論理でいえば、100キロ走るという企画の趣旨は全うできていないわけだ。

 やまとはインスタライブで「俺とゆうたは番組側の人の予想で、『やまとくん5キロ、ゆうたくん10キロ走れたらいいほうですね』って言われてて。練習量から見てね。ほかの人めちゃめちゃ練習してるから。俺ら練習の時間が取れなくて、当日もぶっつけ本番になっちゃいますみたいな話だったから」と、裏事情を説明し、自画自賛していたが、どんな事情があろうと走りきれなかったのは事実である。

 誤解なきよう申し添えると、「死んでも100キロ走るべきだった」と言いたいのではない。走れなかったのなら、悔しがるなどのリアクションが必要だったのではないか。やまとのビッグマウス的な発言は若者の心をつかんできたのだろうが、きちんとした結果が伴わないと、単なる口ばっかりの人、言い訳だらけの人とみなされてしまう気がする。

 悔しさとか屈辱というのは、ポテンシャルの高い感情といえるのではないか。100キロマラソンの例でいえば、悔しさをバネに「今度こそ、100キロ走ってみせる」と練習に励めば、世間の注目を集めることになる。そして、達成できた暁には、「コムドットは変わった、口ばかりではない」と印象付けることもできるはず。

 つまり、悔しさを吐露し、一時的に負けを認めることは、人々の注目を集めるし、さらには現状が変わるきっかけにもなり得るということだ。悔しさはイメージチェンジのために打ってつけの感情といえるだろう。

 フジテレビに強烈に推されている印象を受けるコムドットだが、テレビ局は数字が取れないと判断するとバッサリ切り捨てるものだ。どうか心無いオトナに踊らされて、自分を見失わないでほしいと願ってやまない。



仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2023/08/10 21:00
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