サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)ジャニーズツッコミ道場目黒蓮の宇宙Six時代を振り返る 男性アイドル [ジャニーズツッコミ道場] Snow Man・目黒蓮はなぜ大ブレークしたのか? 背景にある「宇宙Six」時代を振り返る 2023/07/26 16:20 太田サトル(ライター、アイドルウォッチャー) Snow Man宇宙Six目黒蓮 かつてJr.マンションで、最上階の端っこにいた目黒蓮(写真:サイゾーウーマン) 宇宙Six――今なおじわじわくる、素敵なユニット名だなぁと思う。 かつてSnow Man・目黒蓮が所属していたジャニーズJr.ユニット、宇宙Six。近年、目黒のファンになった人の中には、「実際の活動は知らないけれど、その存在自体は知っている」という人も少なくないと思う。 そんな宇宙Sixでの活動をリアルタイムで追っていたジャニーズファンは、目黒が昨今、ジャニーズのトップアイドルへと駆け上がっていくさまをどう見ているのだろう。昨年出演した連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)で脚光を浴び、現在放送中の主演ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)の評判も良いという状況に、驚愕しつつも感慨深くなっているように思う。 今回は宇宙Six時代の目黒を振り返るとともに、なぜ彼がブレークしたのかについて考えてみたい。 まずは、宇宙Sixをざっくりおさらい。宇宙Sixは、目黒を含む6人組ユニット。結成は2016年。They武道(これもまた気になるネーミングだが、それはまた別の機会に)の山本亮太、江田剛、林翔太に、目黒、松本幸大、原嘉孝らを加え、新たに結成されたユニットである。なお、目黒は宇宙Sixの最年少メンバーだった。 ジャニーズJr.の舞台に“宇宙的”なテーマが採用されたり、デビュー組の楽曲の世界観が宇宙規模のスケール感だったり、MVが唐突に宇宙設定だったり……ジャニー(喜多川)さんにとって「宇宙」は重要というか、ワクワク度が高まる大好物なモチーフの一つなのだろう。そんな中、どストレートに「宇宙」と名付けられた宇宙Six。それだけジャニーさんに期待をかけられていたのか、それとも、グループ結成時、ちょうどジャニーさんの宇宙熱がより一層高まっていたタイミングだったのか、名づけの背景は、今となってはわからない。 ただ宇宙Sixは、嵐のバックダンサーとして活躍する実力派として知られていた一方、いわゆるCDデビュー候補のユニット扱いではなかった。 宇宙Sixにおける目黒も、そのルックスやパフォーマンスに魅了されるファンの数がじわじわと増えてはいた。とはいえ、やはりジャニーズJr.の最前線で活躍するような顔ぶれに比べると、まだまだ控えめな存在だった。 にもかかわらず、突如Snow Manの新メンバーとして抜てきされたとあって、ジャニーズファンからは「なぜ目黒!?」という声も少なくなかったと記憶している。同時期にSnow Manに加入したラウールも、少年忍者時代、同じような存在だったのかもしれない。滝沢秀明氏(現TOBE代表)は、スポットライトの当たっていないJr.に伸びしろを見いだし、ピックアップする目を持っていたのだろうか。 その後、目黒は宇宙SixとSnow Manの兼任という形に。しかしJr.の活動はなかなか忙しく、舞台出演にデビュー組のツアーのバックと、兼任は相当ハードだったと思われる。結局、Snow ManのCDデビューに伴い、目黒は宇宙Sixを卒業。同メンバー・山本の契約解除を経て、ユニットは解散してしまう。 次のページ 目黒蓮の武器は、ジャニーズ的美少年とはまた違った端正なルックス 12次のページ 関連記事 元光GENJI・内海光司&佐藤アツヒロ、平家派――おじさんジャニーズが活気づく現象に思うこと平野紫耀の身体能力、神宮寺勇太の空手……元キンプリ「海外進出」の武器になりそうなものなにわ男子は全員泣き崩れ……ジャニーズのデビュー発表に「サプライズとドラマ」を期待するファン心『ドキュメンタル』シーズン12、“永遠の悪ガキ”近藤真彦の居場所はここにあった!Sexy Zoneの歴史とは、苦難の歴史である――「意地でも連続1位死守」への困惑