山下達郎は「芸能界の情報収集に熱心」? ジャニー氏の性加害「知らなかった」発言に疑問
音楽プロデューサー・松尾潔氏のスマイルカンパニーとの業務委託契約打ち切り問題について、渦中の人である同事務所所属のシンガーソングライター・山下達郎が、7月9日放送の自身のラジオ番組『山下達郎サンデー・ソングブック』(TOKYO FM)で言及。
ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所への批判が鳴り止まない中、山下は自身に降りかかった“火の粉”を払いたかったとみられるが、「残念ながら、火に油を注ぐ結果になった」(レコード会社関係者)ようだ。
番組中、山下は一人語りで松尾氏の契約打ち切りの経緯から、ジャニーズ事務所と自身の関係性やスタンスを説明。松尾氏に関しては、ジャニー氏への批判的な言動が「契約終了の一因」であることを認めつつ、さまざまな臆測が飛び交う状況について「今の世の中はなまじ黙っていると言ったもの勝ちで、どんどんウソの情報が拡散しますので」と前置きし、ジャニーズに対する忖度は一切ないこと、ジャニー氏や所属アイドルたちの才能や努力をリスペクトしていることを表明。
一方で性加害問題については「今回の一連の報道が始まるまでは、漠然としたうわさでしかなくて、私自身は1999年の裁判のことすら聞かされておりませんでした」「音楽業界の片隅にいる私にジャニーズ事務所の内部事情など、まったくあずかり知らぬことですし、まして性加害の事実について私が知る術はまったくありません」と断言した。
「しかしネット上では、ジャニーズへの忖度の有無はもはやあまり関係なく、性加害について『知らなかった』と断言したことについての批判が圧倒的に多い。ジャニーズ事務所現社長・藤島ジュリー景子氏もまた、同じく『知らない』というスタンスを表明したことで大炎上しましたが、その二の舞いとなってしまっています」(芸能ライター)
山下達郎は誰よりもネットやSNSを気にするタイプ?
しかし、山下の「知らなかった」発言は、一部業界関係者から疑問視されているという。
「山下は職人かつオタク気質な人物で、ネットやSNSを、実は誰よりも気にするタイプ。ネットニュースもマメにチェックし、週刊誌も業者に頼んで発売前日に入手しているようだという話もあり、芸能界の情報収集にかけてはヘタな記者より熱心で丁寧かもしれません。それだけに、『知らなかった』発言に関しては、近い関係者からも『あれは失言だった』という声が聞こえてきます」(前出・レコード会社関係者)
それでも、ごく少数ではあるものの、山下をフォローする関係者はいるという。
「あの発言は『知らなかった』ではなく、『ジャニー氏本人に聞いたわけでもないし、被害者たちと面識もない』ということなのでしょう。当事者ではないため、性加害が『あった』と断言できないのは、ほぼすべての芸能関係者、ジャニーズ関係者も同様ですから、山下のみが批判されるのは本来おかしな話。しかしこのご時世、それでも『知らなかった』と発言すればバッシングされることを、山下本人は理解していたのかどうか……」(芸能プロ関係者)
いずれにせよ、諸問題について山下がその他大勢の関係者と同じく「見て見ぬ振り」だったことは間違いない。いま山下は、世間からの猛批判をどのように受け止めているのだろうか。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント