ヘンリー王子、自伝でドラッグ告白! メーガン妃の迷走際立つお騒がせ夫妻の近況(前編)
――社会活動に熱心だったころの話を聞くたびに、ただのスキャンダルメイカーになってしまった現在との隔世の感がありますね。
堀江 本当に彼らは「芸風」について考え直したほうがよいですよね。昨年、ヘンリー王子が出版して不評を買った自伝『SPARE』は、優秀なゴーストライターとして知られるJ・R・モーリンガーという人物に依頼して書かせた(らしい)本なのですけれど、メーガン妃がエリザベス女王に対面した際、膝を深く折って「カーテシー」と宮廷で呼ばれる古風なお辞儀をきれいにできたので、その場にいた人々から褒められた……などとあるんですよね。
――Netflix社で制作された『ヘンリー&メーガン』という番組において、女王に対するカーテシーや、それを作法通り行う人たちのことを「中世みたい!」と小馬鹿にして、大炎上したメーガン妃なのに? と思う方も多いでしょうが、あれには彼女なりの計算があったのでしょうね。
堀江 メーガン妃の計算では、あの場面では旧弊な王室を攻撃し、若い世代からの共感を呼ぶつもりだったのでしょうが、世界中から叩かれまくったので「やっぱり、私もちゃんとできていたという風に訂正させよう」と変心したのかもしれません。「あまり好んで読書しない」と公言しているヘンリー王子ですし、あの『SPARE』という本のプロデューサーも、メーガンであると見たほうがいいでしょうから、彼女に都合よいようにいろいろと変更されたのだと考えられます。
――しかし、同書において、ヘンリー王子はなぜかドラッグ愛好者だった過去まで堂々と公言、違法薬物に厳しいアメリカでの生活ができなくなるのではないか? という報道もありました。
堀江 ドラッグの使用という過去のあやまちを告白して、王族とて一人の弱い人間だと訴えたかったのでしょうか。しかも、かつて非常に人気があったドラマ『フレンズ』に出演していた女優コートニー・コックスの邸宅にヘンリー王子が宿泊して、そこで怪しいキノコ入りのチョコをパクついて、自分の顔が歪んで見えるほどのドラッグ体験をした……とか、あれだけ自分のプライバシーにうるさいのに、他人のプライバシーには無頓着なところには失笑してしまいます。
このようなスタンスの『SPARE』は英語圏内において、発売1日で40万部も売り上げるなど好成績だったようですが、ヘンリー王子の好感度はさらに下がってしまいました。これもおそらくメーガン妃のミスプロデュースだったように思いますが、そのメーガン妃がヘンリー王子と距離を置き始めたという報道が、6月になってから出始めているんですね。非常に興味深い話なので、深掘りしようと思います。
次回に続きます。