コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき161

令和のヤクザはより悪い形に進化する? 「家出少女が売春の餌食にされる」と元極妻が予言

2023/07/02 17:00
待田芳子(作家)

 とはいえ「ヤクザは終わった」とか「絶滅する」とかは思いません。亡くなった宮崎学さんの受け売りなんですが、「より悪い形」に進化すると思います。昭和どころか平成のヤクザは、確かに「終わって」ますが、令和のヤクザは余裕のあるトップを除けば、「より悪い形」になるしかないです。

 今までもあった偽装脱退や半グレとのコラボが主流になり、違法薬物の密売やお年寄りを狙った詐欺や強盗も、ますます広まります。

 全然「ビジネス」じゃない「貧困ビジネス」も増えます。ホームレスや家出少年・少女たちが生活保護の不正受給や臓器売買、売春の餌食にされるとかですね。ホームレスを劣悪な環境のアパートを住まわせて作った住民票や預金口座を使えば、ヤクザをやめなくても合法ビジネスができますし、運転免許証やパスポートを取ったことのあるホームレスなら、再発行させて取り上げればいいのです。

 昭和のほうが過激といえば過激でしたが、なんか単純でしたよね。殺人事件は多くて、1954年の約3,000件から少しずつ減りながら2013年に初めて1,000件を切って以降は、だいたい1,000件前後で推移してます。ちなみに、ヤクザより家族間の殺人のほうが多い傾向が続いていましたが、これからはどうなるかわかりません。

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2023/07/02 17:00
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