ママ友の車で水族館へ、ランチ代を多めに払ったのに「駐車場代」を請求されて困惑
ママ友との車での外出でトラブルに発展しやすいのが、この「ガソリンや駐車場代」問題ではないだろうか。
よく車に乗せてもらった側が全額負担するという話を聞くが、今回の裕子さんのように、車を出す側が「ガソリン代はいらない」と言う場合もある。走行距離によって払う/払わないが変わってくることもあり、明確なルールはないといえる。ただ、車を出すほうは、仲の良いママ友ほど、面と向かってお金を請求しづらいことを考えると、車を出してもらう側が気を使わなければいけないのは間違いないだろう。
今回のケースは、薫さんに運転経験がないため、車で外出した際の支出がどれくらいかかるのかわからなかったのが、問題だったと感じた。確かに、ガソリン代と比べて駐車場代は、買い物などで無料になるケースもあるため、免許を持っていない人には気づきにくい出費かもしれないが、やはり車に乗せてもらったママのほうから、「今日の駐車場代はいくらだった?」と聞くのが、暗黙ルールなのではないか。
また薫さんはこれまで、裕子さんの子どもにお菓子を買ったり、ランチ代を多く支払うことを、「ガソリン代の代わり」と勝手に思い込んでいたが、裕子さんは「車を運転してくれたお礼」と認識していた可能性もある。その場合、裕子さんは、運転のお礼と駐車場代の実費は別と捉えており、今回はコインパーキング代が発生したため、薫さんに請求したとも考えられる。こうしたすれ違いを生まないためにも、薫さんは「何に対して食事代を多く払っているのか」を、しっかり伝えておいたほうがよかったのかもしれない。
お金が絡むと、ママ友付き合いはぎくしゃくしてしまう。ママ友に車を出してもらった際は、ガソリン代や駐車場代をいくら払えばいいのか、もしくは、ほかの方法でお礼をしたほうがいいのかを、自分の判断ではなく、まずは相手に聞いてみる。それもママ友のルールといえるだろう。